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単に糖質を制限するのではなく、精製された糖質をなるべく避けること。
糖質制限すると、大抵脂質過多に陥ること。また脂質も精製されたものが広く普及していること。
精製されたものは、分解に時間を要しないので血糖値が急激にあがり、膵臓がインシュリンを過剰分泌、糖尿病を引き起こす。
女性ホルモン、エストロゲンの材料はコレストロール(コレストロールは食物からの摂取2割とマジョリテイは肝臓で三大栄養素をもとに分泌)。コレストロールの過剰摂取は女性系の器官に付加をかけ、婦人科系の疾病を増やすこと。
結局はバランスの取れた食事が大事。健康を損なわないダイエットの為には、近道は特にないってこと。
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私はこの本に出合えて本当に良かったです。ご飯の量を半分にしただけで15キロ以上痩せた友人がいて、自分も飲み会後の「〆のラーメン」をやめて体重が減ってきた実績があったので、糖質制限食ダイエットは正しいものだと信じていました。
この本を読んで、ここ数年ブームとなっている、このダイエット法は、特に若い人・子供や、糖尿病などの病気でない人には危険が潜んでいることがわかりました。
糖質というものが、控えるべき「精製糖質(白砂糖、異性化糖等)」と、本来摂るべき「複合糖質(ごはん、そば、さつまいも等)」が区別されること無く悪者にされている点が、私にとっては目から鱗でした。同様なことが、脂質にも言えるようですね。
我が家にも若い娘が二人いて、私が夜にご飯(おコメ)を食べるのを控え始めてからも、美味しく食べていてくれていて、本当に良かったです。
この本を読んだ直後から、食生活を改めて、家では「おコメ」を食べるようにして、その代わりに、この本の筆者が喚起しているダイエット本に書いてあった「蒸留酒アルコール飲み放題」をやめる決心をしました。
間違った方法を取っていた私で大いに反省すべきなのは事実ですが、この本で触れられていた、スナック菓子・異性化糖の入ったジュースを避けてきたのは正しかったようです。最近、洋菓子よりも和菓子が好きになってきたのですが、それも良かったようです。
本を読んだ後に実践することは大事だと言われていますが、この本は、私の職に対する認識を変えて、実践を即座にした記念すべき本になりました。
更に衝撃的だったのは、日本で屠殺される、牛と豚の6割以上が病気持ち(p118)という内容でした。外国産はどの程度なのか考えただけでも、ゾッとしますね。
以下は気になったポイントです。
・大人なら無理なダイエットをして、リバウンドしても自己責任ですむが、心配するのは思春期の女の子たちへの影響である(p15)
・糖質を制限していることで、ある特定の人たちには短期的にはダイエット効果があるかもしれない、夜遅くに、ごはん・パスタを腹いっぱい食べる人、お酒を飲んだ上にラーメンを食べている人である(p17)
・ダイエット法や食事法のブームには、必ず流行り廃りがあること、忘れた頃にまた似たようなものが流行することを知っておくべき(p22)
・今回の糖質制限食のブームも、著者の多くが現役の医師というのが特徴、自身がダイエットにより糖尿病を改善し、あるいは短期間に体重が減った人が殆ど(p37)
・糖質をとることが肥満、糖尿病に直接結びつかないのは、戦前の日本人の食生活を見ても明らか、当時は熱量の大半を「ご飯」で補給していた(p57)
・糖質制限食ダイエットでやせた人は、酒飲みで夜遅くに締めのごはんを食べるのが好きな太った男性に多い、夜食を食べ過ぎて太った(p61)
・複合糖質である、ごはん・そば・さつまいもは、水分の割合が半分以上ある。精製糖質は殆どが糖質。白砂糖は、原料となる黒砂糖を、苛性ソーダなどの薬品を使って、精製するので純度があがる。複合糖質と精製糖質は、似て非なるものである(p63,64)
・精製糖質である、異性化糖の構造は、原料のとうもろこしの澱粉とは異なる。澱粉の鎖を工業的にカットして分解されているので、体内に入ったとたんに吸収される(p65)
・肉も魚も卵も、水分が60-70%入っている、人間の体の60%は水でできていることを考えると不思議ではない(p70)
・以前は油の抽出には「圧搾法」が行われていたが、いまでは、量が取れない・酸化しやすい、ということから、溶媒抽出法という製造方法になった(p74)
・肉や魚、ピーナッツの食べすぎで肥満になった人は多くない、脂質過剰になる前に満腹になる。ほとんどは精製脂質の摂りすぎが問題(p76)
・精製糖質、精製脂質がタッグを組んだ食品の典型的なものが、「カタカナ主食」である。パン、菓子パン、ハンバーガー、ホットドック、パスタ、ピザ、ワッフル、クレープ、パンケーキ、ドーナツ、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、も同類。これに、うまみ調味料が加わると癖になる。特にスナック菓子は癖になる(p80、82、87、88)
・バターならば、2・3日もすれば酸化して風味が落ち、カビが生えたり虫が寄り付くが、マーガリンは全く変化なし。マーガリンは酸化しない油を使った工業製品だから(p90)
・人骨のコラーゲンを分析することで、縄文人が何を食べていたか分かってきた。重要比では、6-7割が植物性食品(どんぐり、胡桃、トチの実など)、肉・魚の動物性食品は、1-2割。どんぐりの栄養成分は、米(玄米)と同様(p98)
・縄文人が30歳で寿命が終わるなら、糖尿病・血管系、リューマチ、癌にかかる人が少ないのは当然である。イヌイットが魚介類をたべるので脳血管の病気が少ないというものも、彼らの寿命が短いことを考慮すべき(p104,107)
・最近では、10代・20代にも糖尿病の患者が増えるという現象が起きているが、これは精製脂質・精製糖質が出現したから。1985年にお菓子の消費量が、おコメの消費量を超えた(p110)
・2011年のデータでは、1年間に屠殺した肉用牛のうち64%(117万のうち)、豚では61%(1651万のうち)に病気があった(p118)
・食肉加工品を食べることは、抗生物質を使って育てた肉に、食品添加物をどっさり加えたものを食べること(p121)
・味覚が教えてくれること、甘味:糖(炭水化物)の存在、塩味:ミネラルの存在、うまみ:たんぱく質の存在、酸味:未熟な果実や腐敗、苦味:有毒物質の存在(p139)
・糖質制限が続く女性、リバウンドしない女性は、アルコールが大好きな人だけだろう(p151)
・私達の体にあるコレステロールのうち8割は体内(肝臓)で合成されて、二割が食べ物から吸収される。合成されるさいの原料となるのが、脂質・糖質・たんぱく質である、なのでどんな食品でも食べ過ぎればコレステロールは増える(p158)
・糖質制限食は、もともと糖尿病の患者さんのための食事療法として提唱された(p164)
2014年10月5日作成
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幕内氏の言い分で面白いと思ったところは、これまでのダイエット法の流行サイクルと糖質に2タイプあると言う点です。
まずダイエット法は、7年周期くらいでブームがおこることを指摘しています。
糖質を複合糖質と精製糖質に分けて考えているのも参考になります。
複合糖質とは、じゃがいも、さつまいも、米などのように炭水化物以外に、タンパク、脂質、ビタミンなど別の栄養素が含まれているものです。
一方、精製糖質とは、砂糖やぶどう糖果糖液糖(果糖ぶどう糖液糖)など他の栄養素を含まない糖質のことです。
http://ameblo.jp/nancli/page-4.html
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いろんな意見に触れてみたいと思い、反対派のものを読んでみました。
なるほど、どちらも一理あるなあと。
ただ、「女性はほとんどがスイーツ好き」「タバコもやらず、アルコールも進んで飲むわけでない全体の八割の女性は」などの記述を見ると、筆者の意見は偏見が多いのかも、と思わずにいられない。
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糖質制限食ダイエットが危ない! ごはんを食べなければ、好きなものをどれだけ食べても痩せる、といいますが、メタボ男性、糖尿病患者が短期的に行う上では体重減少効果が期待できますが、食生活そのものを根本から変え、必須栄養素が不足する危険が高い方法で、女性が長期に行うと、極端に痩せ、各種婦人病になる危険性が高まるリスクがあると、病院等で乳がん患者などの食事指導に従事してきた著者は警鐘する
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興味深い内容だった。
僕は、どうも米や芋はダメだっていうのに疑問を
感じていたのでそれの回答を得られた気がする
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和田式食事法が国内で最初の糖質制限ダイエット。
その後、世にも美しいダイエット。
ダイエット法7年周期説。
2020年ごろには9割がた絶版になっているだろう。2型糖尿病の一部に対する食事療法として一定期間なら有効。
業界がブームをもり立てる。
ホリエモンの体重減少=禁酒、麦飯、ローカーボではない。
複合炭水化物と異性化糖の違い。果糖ぶどう糖液糖、白砂糖など精製糖はダメ。
油も精製脂質はダメ。食用油。圧搾法ではなく溶媒抽出法で作られた油。
粉食は吸収スピードが早い。
オーク=樫の木やナラなどの総称=どんぐりを落とす。
原始人はどんぐりを潰して食べていた。肉はまれ。
無理なダイエットは続かない。3年間続けられるものを。
糖質制限はカネがかかる。
女性に成功者が少ない=スイーツを我慢するのが難しい。
米食低能論=頭脳という本。
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短期的なダイエットと長期的な健康管理は違うし、個人の体験が全員に当てはまるわけでもなく、成功した人が少なくてもその人たちの声が取り上げられればそういうもんかとなる。
自然の食品と工業生成品は全く違うし、総カロリー量ではなく、血糖値の上がり方が問題。
糖質を摂らなければアルコールも肉もどれだけとっても大丈夫というが、むしろ、アルコールと肉が好きで続けられる人なら大丈夫。
何れにしろ、長期間続けて健康にどれだけ影響が出るか、検証もされていない。
ダイエット本なんてみんなそんなもんだろうな。
普通の食事をして、少し運動を意識するのが一番。
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一見、穀類やイモ類の扱いで真っ向から対立しているように見えるが、要は「ジャンクフードと清涼飲料とマーガリンを筆頭とする精製された工業製品を摂るのを止めよう」だから、根本はあまり違わない。
『世にも美しいダイエット』の著者が51歳で亡くなっていたとは知らなかったし、アトキンス博士が死亡時に100キロ以上あったのも知らなかった。
アルコールでなくスイーツを好む女性の方が、拠り所を失うために糖質制限は挫折しやすい…はごもっとも。
締めのラーメンを止めて痩せるのは、糖質制限ではなく夜食制限だ…もごもっとも(笑)