紙の本
まじめにウンチの話をしている
2017/06/18 13:30
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近巷では『うんこ漢字ドリル』が流行っているようだ。「うんこ」という言葉には小学生を魅了する何かがあるのであろう。本書はうんこブームの前に書かれたものであるが、うんちという響きに小学生は反応するであろうか。
便は健康のパロメータであり、健康的であるかどうか自分でチェックできるものだ。本来ビリルビンによって黄色に近い色をしているものらしい。色が黒いと消化器に何か異常があるのではないかと疑えるし、白ければ胆石、肝炎や膵臓癌、肝臓癌、胆嚢癌などを疑うことができる。ドロっとしたタール便も危険のサインであり、形はバナナ型がよい。においがきついのも何かのサインの可能性がある。便潜血があれば大腸癌のおそれがある。排便時には、気をつけて見るべきだろう。
腸内フローラを良くし、善玉菌が優勢なお腹を作っていきたいものである。動物性たんぱく質を摂取する量が増えた現代人にはなかなか難しいものであるが、食物繊維豊富な食材を食べるとよいであろう。
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うんちの読み物。80%は水分,残り20%のうち1/3ずつが未消化の食べ物,腸壁の新陳代謝の産物,腸内細菌の死骸だそうだ。うんちを評価する国際的な基準,ブリストル・スケール。
こういうスケールをつくる課題は面白いかも。
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ウンチの約80%が水分。残り20%の1/3ずつが食べ物の滓、消化管の上皮、腸内細菌。断食をしてもウンチが出てくるのは消化管上皮と腸内細菌の死骸があるから。便意を催す横行結腸の蠕動運動は1日に1~2回。トイレに行くまでは大脳皮質からの指令により肛門括約筋を収縮させるが、そのまま我慢してしまうと便意は遠のいてしまう。おならは我慢すると時間の経過とともに大腸の粘膜から血液中に吸収される。血液中に入ったおならは全身を巡りおしっことして、また口や鼻から排出される。ウンチの色、形、粘り気、香り、それぞれに意味があり、からだの変調を知らせてくれる。ウンチ様に合掌。
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2014.12.29読了
食べすぎるこの季節に読んでみました。
小学校高学年・中学生から読めるくらいの内容。
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便や排泄について一般向けに詳しく書かれた本は少ないので参考になりました。また、短く読み切りやすくまとめられていてとても読みやすかったです。
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消化器と腸内細菌叢(フローラ)とウンチの関係が分かり易い。改めて教えてもらったことは;(1)宿便はない。なぜなら小腸の上皮細胞は1日強で絨毛から脱落死滅する。(2)理想の便は水分80%であり、腸のせん動が少ないと硬い便になる。(3)腸内には1000種で100兆の細菌が棲み、これらはテリトリーを作って腸内フローラとして群生する。その性質は未解明の部分が多い。(4)腸は1億個の神経細胞を持つ第二の脳であり、ストレスを受けると交感神経が働き、腸のせん動運動をとめるので、便が水分不足になる。(5)おならのもとは食事で飲み込む空気と、腸内細菌で食物が発行したガスなど。おなかには約200ミリリットルのおならがたまるが、腸内発行ガスの90%は血液に吸収され呼吸時に排出し、おならからでるのは残り10%。(6)オリーブ油も刺激性下剤の一種でせん動運動を高めるが、習慣性もある?(7)抗生物質の中には、腸の水分吸収を抑制して下痢を起こしたり、腸内細菌のバランスを崩すものがある。勝手に下痢止めを飲むと抗生物質の働きを妨げることがある。など、有益でした。
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腸内に1.5キロの細菌が住んでるなんて不思議!
しかも食べたものを消化してくれてるなんて。腸内環境を意識して生活していかなきゃ
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「うんち」の話と言えば、藤田紘一郎先生や辨野先生が本を書いている
藤田先生は、免疫学者でお医者さん、辨野先生は生物学者で、左巻先生は教育学者である
それぞれ専門分野が違うが、それでも皆 腸内環境は大事であることは共通して言っている