紙の本
わかりやすい内容
2016/08/22 14:22
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投稿者:sacchibi - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと母が生協など、添加物が少ない食品を選ぶ主義だったこと、身内の病気を機に有機野菜、無添加の食品、調味料の厳選等は意識しています。
本に出てくる子供、中高生のように一時期は、「お母さんのお弁当は地味」「冷凍食品の方が綺麗で食べやすい」と言っては喧嘩したことがあります。
「こんなに気を付けて食べさせてたのに、自分で選ぶものは体に悪いものばかり」と母が嘆いたこともありました。
今にして思うとバカな子供時代だったと思います。
著者は、食品添加物を調合し、いろんな風味、食感等を実現させていたのですが、娘さんが添加物まみれの自分が関わっている肉団子を「おいしい」と口にする姿に愕然とし、仕事をやめられたそうです。
デパートのお惣菜など、「中食」は私もたまに利用するのですが、一つの惣菜が出来上がるのに何十種類もの添加物が加えられていると知るとあまり食べたくなくなりました。
おばあちゃんの時代からあったもの(漬物など)ですら、裏の表示ラベルを見たら、カタカナ(添加物)のオンパレードということが多々あります。
私は、この10年近く、「わかる材料」しか載っていない食べ物を選ぶようになりました。
結果、買えるものが限られ、有機野菜等を使用しても家計的に問題ないことが実感できました。
少しの手間暇を惜しむことが食の豊かさを失うことにつながるということに気づかせてくれる本です。
とはいえ、お気に入りのお店もあります。
(たいてい、厳選食材で、添加物はそこまで使用されていないお店…と信じています)
メリハリをつけて、美味しいものを残さず食べる生活を送りたいと思います。
しょうわそうすを心がけよ!
少…小食
和…和食
祖…粗食
薄…薄味
ひふみの法則
ひ…非伝統的なものは食べない
ふ…不自然なものは食べない
み…未経験のものは食べない
だそうです。
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「食品添加物の神様」とまで呼ばれた著者が、添加物まみれの肉団子を美味しいと食べていた娘を見て、一転、逆の立場に立つことになった。タイトル通り、じゃ何を食べればいいのかと思うくらい、いまや身近になった中食やドリンクへの警鐘を鳴らしてくれる。添加物なしの生活への実践編も示してくれるが、なかなかそれがむずかしい。
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本書の著者プロフィールより
1951年福岡県生まれ、農家の次男として育つ。
山口大学文理学部化学科卒。
総合商社食品課に勤務。退職後は海外での食品の開発輸入や無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。
NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員。経産省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、祝品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。
…………
著者はこの本の前に『食品の裏側』と言う本を出しており、その反響のすごさゆえに、食品を選ぶ方法として、じっくり考えていこうという思いから今回、出版したという。
まず、最初の方に書かれていたこと。
自分が添加物と食品の専門商社で働き、添加物を中心に商売を10年間していた。100種類ぐらいの加工食品の開発に携わっていた。
そして、自分の娘が三歳の誕生日のとき、奥さんが用意した食卓の料理に自分が開発した肉団子が並んでいてショックを受けたことが発端だった。
娘が大好物の、その肉団子は低級のくず肉で、本来ならペットフードにしかならないものを添加物によって美味しく作り上げたことを著者は知っているからだ。
その翌日、著者は会社に辞表を出した。
……
たぶん、食品メーカーはどこも同じだと思える。
著者が我に返ったことによって、私たちは食品の裏側を知ることができた。
しかし、よくよく読んでいくと、私たち消費者の生活スタイルが変わり、「安くて、美味しくて、きれいで、便利」なものを求めていることも確かだ。
普通に考えてみても「安くて安心」なんてないはずなのに。
現代人は怠けるようになった。自分で料理を作らず、簡単で便利なものに身をゆだねるようになってしまったつけが添加物が増えて行ったのだと思う。
とにかく、まずは買おうとする食品の裏ラベルと見ること、と著者はいう。「安くて、簡単、便利で美しくて、オイシイ」食品には五行以上にわたって添加物が書かれている、と。確かに、コンビニ弁当やおにぎり、惣菜の裏には多くの見知らぬ名称が書かれている。
添加物は味覚をマヒさせるので、慣れてしまうと味が濃くないと美味しく感じなくなるそうだ。
福島第一原発の事故以来、放射能汚染だけは心配している日本人だが、添加物を気にしないのはおかしい。毒性を発するものをあるのだから。
この本以外にも最近、食品添加物や外食の裏側などを読んでみたが、ますます、自分で作れるものは作って行きたいと思った。
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これって2009年に出してた本だったのですね。
相変わらず、読んだ後は、食品表示に敏感になってしまいます。
今回は「中食」。いわゆるスーパーのお惣菜やお弁当屋さんの裏側が出てました。
買ってすぐ食べるものだから、コンビニよりかはさほど添加物が入ってないだろうと思って利用していたけど、大変なことに。
ごはんもごはん専門でやってるところもあり、古米をいかにして新米に見せかけるなどとか。
今回、訴えていたのは、添加物が悪い訳ではない。
消費者が日持ちして、安くて、色も味もいいものを望んだから、業者側は添加物をいれることになったのだ。
嫌なら自分でイチから作ればいいという話でした。
なるべく手作りが一番と言うことですね。
マクロで習うことと重なってることもいくつかありました。
一番、ショッキングなのは、イマドキの学生は母親の手作り弁当を持って行くと、コンビニの弁当が買えない貧乏人とみられること。
私も母の手作りの弁当が汁が出るのが嫌で、持って行きたくなかったときもありました。
今思うと、添加物がないからこそです。
お弁当を毎日作ることさえ大変なのに、嫌がるのは失礼なことだったなと思いました。
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【本の内容】
では、どうやって食べ物を選べばいいのですか?
ベストセラー『食品の裏側』の著者のもとに最も多く寄せられる質問です。
みなさんのそんな悩みに応えるため、この本は書かれました。
手軽で「おいし」くて長持ち。
三拍子そろった商品はなぜ危険なのか。
スーパーやお店では、どんな基準で買えばいいのか。
添加物そして食の安全の専門家が、あなたに、やさしく丁寧に伝えます―。
[ 目次 ]
序章 なにかがおかしい日本の食
第1章 子どもの大好物の「裏側」
第2章 子どもが壊れていく
第3章 見えなくなっている添加物
第4章 添加物まみれにした犯人はだれ?
第5章 じゃあ、なにを食べればいいの?
終章 添加物から見えてくること
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ヒステリックに「これはだめ!」という本ではなく、添加物が果たしてきた役割、それによって何がもたらされ、なぜ使われてきたのかを含めた上で、食品の安全について論じている。
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添加物との付き合い方が凄ーく分かりやすく書いてある。
添加物が悪いから辞めろと言うような単純な考え方ではなく、添加物のメリットとデメリットを考えた上で自分なりに落としどころを見つけて選択していきましょうよという指南本。
かなり良かったです。
。
「添加物のメリット」
・価格を下げる
・簡単に料理したっぽく出来る
・すぐ食べられる
・ピカピカに見える
「さかきばらしょうこ」
・サプリメント
・加工助剤
・キャリーオーバー
・ばら(バラ売り)
・しょう(包装が小さいもの)
・こ(小分け)
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著者は総合商社の食品課に勤めてた添加物のプロ。
自分のお子さんが自分が開発した食品を嬉しそうに食べる姿に良心を痛め、これはいかんと会場を辞めて講演や本を書くようになったとのこと。
日常食べるものに安全なものはあるのか、このままで日本は大丈夫なのか、不安になる。でも社会に騙されないためにこういう知識は必要だと思う。選び方を変えるだけでも良い方向に向かえばいいな。
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食品添加物を販売する側であった著者。
そんな著者が添加物の怖さを教えてくれる。
どんな食品にどのような添加物が入っているかということが記載されているのだが、それを知ることによって逆に「じゃー、なにを食べたらいいんだろう?」と思ってしまう。
というのは、市販の加工食品の多くに添加物が入っているからだ。
いくら国で認められた基準値内とはいえ、詳細を知ると恐ろしくなる。
他国では認められていないものも日本国内では認められていたり、そもそもその基準自体も信用に値するものなのか怪しい。
安全で添加物を極力避けたいのであれば、やはり自分で作るしかないのだろう。
安くて便利(な食品)の裏側には、それ相応の理由があるのだ。
手間を惜しまず安心な食か、手間を掛けずに便利な食か、選ぶのは個人の自由だが、私は前者を選択したい。
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さらに、何を食べようか迷う〜 けど知識があることは良い。知ることは大事。あとは自分が何を優先するか。