サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

惡の華 11 (週刊少年マガジンKC) みんなのレビュー

コミック

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー38件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (17件)
  • 星 4 (12件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
34 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

アジフライがおいしそう、佐和の視点から物語の読み直しが求められる。

2023/09/15 17:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:天使のくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は中学校でスタートする。主人公の春日高男は、ボードレールの詩集「悪の華」を愛読する中学生だ。クラスメイトの佐伯奈々子のことが気になっている。ある日、誰もいない教室で彼女が置き忘れた体操着を見つけ、これを盗む。モラルに対して自分の欲望を正当化する「悪」の行為を、だが、同じクラスの仲村佐和に見つかってしまう。
 仲村さんはクラスの中でも浮いた存在。勉強する気もなく、教室を、学校を、自分の住む町を軽蔑している。教師のことを「くそむし」と思っている。
 その仲村佐和は、春日高男の姿を見て、自分と同類の人間を発見したと感じる。そこから、彼女は、体操着の窃盗をねたにして春日高男に変態的な行為を要求する。同時に、仲村佐和は群馬県の桐生市とおぼしき町を心底嫌っている。父親との二人暮らしだが、父親への愛情はない。早く町を出て行きたいと思っており、そのために春日高男を連れて行こうとする。殺風景な部屋に住む仲村佐和は、ネガティブな綾波レイといった感じすらする。
 1巻から7巻まで続く中学校編は、佐伯奈々子を巻き込み、破滅に向かって突き進んでいく。春日高男は、地獄に道連れしてくれる仲村佐和から離れることができない。最後、町を出ようとしてもどこにも行けないこと悟った仲村佐和は、祭りの舞台で春日高男とともに焼身自殺を試み、失敗する。火をつける直前に、仲村佐和は春日高男を押し倒し、自分一人で死のうとするが、それを父親に防がれる。この事件を契機に、それぞれが町を離れていく。
 埼玉県のどこかとおぼしき町で、高校編がスタートする。春日高男は事件以来、すっかりぬけがらのようになっている。それでも、「悪の華」が好きな文学青年であることは変わっていない。物語は、文学少女で小説をこっそりと執筆している常盤文と出会い、再び動き出す。
 こうした中、春日高男は町で佐伯奈々子を見かけ、彼女が普通の女子高生としてどうにか自分を取り戻していることを知る。そして、祖父の葬儀で故郷に帰ったとき、佐伯奈々子の友人だった木下亜衣から仲村佐和の居場所を知る。千葉県で母親が営業する食堂を手伝っているという。
 一方、常盤文は小説を書き上げる。最初の読者は春日高男になるはずだった。だが、春日高男は読めないという。春日高男にとって、仲村佐和との関係は決着がついていなかった。春日高男は常盤文に全てを話す。祭りでの焼身自殺未遂で、なぜ彼女が自分だけを生かそうとしたのか。その答えを求めて、常盤文とともに千葉県に向かう。
 春日高男と常盤文は仲村佐和がいるとおぼしき食堂に入り、アジフライ定食を注文する。最初に出てきた仲村佐和の母親は、「彼女をそっとしておいて欲しい」という。けれども、料理を運んできた仲村佐和に対し、自分であることを打ち明ける。定食に手をつけようとしない二人に対し、仲村佐和は「おいしいよ」と、食べるようにうながす。母親との平穏な生活の中で、彼女はそう言えるだけの余裕を取り戻していた。
このあと、三人は浜辺で会うことになるが、このときの、もう眼鏡をかけていない仲村佐和の表情は、心を打つ。
 欲望によって抱えてしまった心の闇・黒歴史を、結局はずっと抱えて生きて行かなきゃいけない。その闇は、遠くで生きている仲村佐和としか共有できないものだけれども。そして、仲村佐和の抱える闇を、春日高男は抱えきることができない、変態ではなく「ふつうにんげん」でしかないとも悟る。けれども、物語は、仲村佐和の視点から読みなおすことを強要する。仲村佐和にも幸せになって欲しいと願わずにはいられない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

難しい

2023/05/31 14:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物全員少しずつ壊れていく
ていうか最初から壊れてるのかもしれないけど
分からない部分が多くて理解したさに何回も読んでしまうかな

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2014/06/15 12:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/09 20:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/09 22:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/12 02:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/18 14:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/14 16:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/15 11:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/14 20:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/16 11:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/17 10:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/07/09 11:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/18 14:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/22 19:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

34 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。