紙の本
国会を楽しく見るために
2015/08/12 18:15
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投稿者:てけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在国会が会期延長になっており、本件も話題のさなかですが、憲法素人でも集団的自衛権や個別的自衛権の何かがやさしくわかります。たしか何人かの自民党議員の方々も読んでいる、バイブルは言い過ぎかもですが、そのくらい読んでいるようですよ。時期的に夏休みには、うってつけです。
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集団的自衛権について憲法解釈や、「集団的自衛権」という概念が著されている国連憲章などについて分かり易く説明されている良書です。日頃の生活に縁のない抽象的なものについては人は恐怖を覚えるといいます。集団的自衛権に対して「怖い考え」と思っている人に読んでもらいたい一冊です。
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集団的自衛権の問題を憲法の観点から扱っていることに強い疑問を覚えたこと、自分自身が昔勉強したことを思い出すことを目的に読んだ本。
集団的自衛権は憲章§51で認められた自明の権利であり、日米安保条約や国会答弁からそのことを政府が認めていること、抑止力を持つことで熱戦に至らなかった例が多々あり、そこに注目すべきだということなど、筆者なりの見解が主張され、多くの点で納得できた。
ほかにも、安全保障問題を論じる上で必要最少限度のことが述べられており、この問題を考える上では、一読すると有益であると思う。
しかし、現に問題となっている憲法解釈については、集団的自衛権の保持は「自明」との主張からわかる通り、触れられていない。国際法と国内法の関係については、別のところで勉強すべきことである。
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集団的自衛権限定的行使容認閣議決定の立役者の一人である佐瀬昌盛氏による、一般向けの集団的自衛権解説。
例え話等による解説で知識ゼロの人でも読める。
今は事態対処法も改正されて、もし使うとしたら…ということにばかり頭が向きがちだが、この本質は抑止力の向上であるというのには、ハッとさせられた。もちろん適用されるときのことを考えるのは当然なのだが、すでにあるものの抑止力という側面は忘れがちなのだな、と。