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次々いろんな事件がおこりますね。動物って人間に振り回されているんだなぁと思わずにはいられません。
鴇先生と桃くんも気になりつつ動物園のドタバタ続いてほしいです。
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侵入者VSカピバラの緊張感の無さ。夜の闇に浮かぶ白いアルパカのぬぼっとした姿。前作を読んでから大分たったがなんなく楓ヶ丘動物園の世界に入れました。「斎藤さん」にからんだ謎の背景は重大な問題ですが、おなじみの面々の活躍がユーモラスに描かれていてさくっと読むことができます。
作品とは全く関係ない話の著者あとがきも思わずクスッと笑ってしまいます。あんまり楓ヶ丘で問題が続いても困るけど、ちょっぴり近づいた桃さんと鴇先生の仲や変態服部くんのプライベートとか気になるので続編希望。
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他のシリーズと同様、事件解決への最後の一捻りはキレがあって最後まで展開を楽しみながらさくっと読めます。
「迷いアルパカ」に秘められた謎は想像以上に切なくて、考えさせられるものがありました。命あるものを扱うビジネスで、いざという瞬間に倫理観を判断基準に持ち込めるか。
想像力を広げて決断できる人の生き様は、かっこいいと感じます。
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動物に芸、というのは見ている私達は楽しいし、飼育員さんとの絆を感じてたりもするんだけど、こういう事実もあるのだろうと心が痛くなりました。実際虐待されているような事件も報道されているし…。負けない気持ちがあって良かった。賢い人で良かった。今回は桃くんも活躍してたように思います。相変わらず痛そうだけど。そっか、鴇先生かー、と最後はにやにや。服部くんの素性をそろそろ知りたい。園長も情熱を内に秘めた人のようで、次作が楽しみです。
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2018年17冊目。パターン化は気になるけど、スタイルが確立されているとも言える。今回もノリの割りに重たい事件が勃発。本当にあり得そうなことなので、いろいろ考えさせられてしまう。
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動物シリーズ第三弾。今作は、アルパカが逃走し、七森の友達が行方不明になり、動物園の来園者が減少していることに頭を悩ませたり、他の動物園の来園者増加した工夫を基にどうすれば来園者が増加し、リピーターも増えるのかと模索する動物園職員の苦悩など、内容が重いものである。アルパカが逃走し、捕獲に奔走する職員、さらに追い打ちをかける来園者減少の問題もある中、職員、獣医師との連携が強くなっていくのが良かった。桃くんと鴇先生との関係も進展し、どうなるのか楽しみ。服部君の変態ぶりも益々高くなり、そっちも見ものである。
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動物園ミステリ。シリーズ3作目。
迷子のアルパカと、失踪人、動物園への侵入者、不審な人物たち。
これらが上手く繋がる結末はお見事。
鴇先生かわいいです。
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楓ヶ丘動物園シリーズの第3弾。
★以下、ネタバレです。★
今回は人が死なないミステリー(このシリーズでは死人が出ない事件の方が好きです)。
拾ったアルパカを「斎藤」と命名し、結局その名前で展示するのが、笑えました。
ミステリーなのですが、全体的に笑いを誘う要素がたくさん詰まっていて、面白かったです(桃本くんの一言感想や、事件関係者の怪しさなど)。
最後の最後で大変な思いをしたボコ(ダチョウ)だけど、事件を追求する決め手に!(大活躍?)
ただし、動物園の持続的な運営やアイドル動物については、考えさせられました。
小規模な動物園は集客を維持するのも大変ですよね。動物たちの他に、普段気にしていなかった飼育員さんをはじめとする職員さんの頑張りがあってこその動物園なんだなぁ、とつくづく思いました。
【おまけ】
服部君は何者なのでしょうか?
お財布には大金が入っており、運転手付きの車に乗り、住まいは大邸宅の様子。
服部君の私生活がとても気になります!
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ストーリーの本筋と関係ない第一印象(^ ^;
「え、そっちなん?」(^ ^;
アイドルじゃなくて!?(^ ^;
ストーリーの本筋は、前二作を踏襲して、
ゆるゆるな日常とシリアスな事件(^ ^
今回もまたかなりのピンチに陥って、
でも変態服部くんが大活躍(^ ^;
仕事を終えて帰ろうとしたら、
そこにアルパカがいた、という度肝抜く出だしから、
ぐいぐいと引き込まれて、やはり一気読み(^ ^;
いや〜、これは映像化したら楽しそうだな〜(^ ^
...私が知らんだけで、すでにされてるかもしれませんが...
でも、ものすごく予算かかりそうだな〜...(^ ^;
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なんかちょっと物足りない…
服部くんの変態ぶりも鴇先生の立ち回りも前作の方がぐいぐい来ててよかったなー
毎回、真相は重め。
短編で日常の謎系が読みたいなあ。
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どんな理由があろうとも、子供、動物、いや大人にだって、絶対虐待は反対!そんなお話でした。
話の流れが見えず、結局わたしが怪しいやつ…と、犯人では?と思っていた人は見事にはずれました。
最初は、動物の描写等が可愛くて微笑んでしまったけど、結構重い内容だったと思います。
アルパカの名前がミョーにツボでした(笑)
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シリーズ三作目。題名通り、迷いアルパカを保護するところからスタート。一方で七森さんの友人が失踪。もちろん事件は繋がっているわけで…。桃くん、七森さん、鴇先生、変態服部君がほぼ犯罪であろうことをしながら、七森さんの友人が関わってしまったと思われる事件を追う様子を、夢中で読みました。今回は動物園そのものが抱えているものがテーマ。動物蘊蓄や細かな笑い所に気をとられますが、テーマは重く本当に悲しくなりました。愛しい彼らを今後も追いかけるのが楽しみです。ただお弁当の中のピンクの塩辛い漬物の正体は早めにお願いします。
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シリーズ第3弾。
動物園の外に見知らぬアルパカがいた。どこからきたアルパカなのかその謎を探るお話。
動物園の存在意義とは?飼育員は何をすべきか?客は動物園の何を見るべきか?一見、細かく複雑に組み合わされた若者向けのミステリーと思わせておきながらも根底には深いテーマが見え隠れしている。
シリーズを読み終えるたびになにやらズンと胸が痛む。
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楓ケ丘動物園の飼育員さんたちが活躍するミステリー第三弾。
シリーズ読み終わった後に表紙絵見た感想は、「今回も服部君の位置取りが最高」でした。
序盤のアルパカ対アンゴラウサギのほっこり感から、緊迫した失踪事件を経て「動物業界」の暗部に触れていく。つらい。アルパカかわいいねキャッキャという気持ちから、「汚い大人って、自分たち人間の都合で、動物に対しての倫理観が、でも求めている大衆がいるのも事実で」、などとぐるぐる考えさせられる。経営難の末に閉演している動物園や水族館は数知れずだと思うし、まさに対岸の火事どころの話じゃない、実に切羽詰まった問題なんだろうなと、この業界で勤めていなくても説得感があってつらい。
ワニで「動物園の役割」について七森さんに話したこと、ダチョウで「動物園では見世物はやらない」と刑事さんに話したこと、そして今回のアルパカで「魔法はないんだ」ということ。最後の園長からの言葉で、ひたむきに、まじめに頑張っている人の努力が真っ当に評価されたと思えて、救われた気がする。この辺ブレない芯をもっている桃くんすごい好感度高い。人たらしだけど。
飼育員さんありがとうの気持ちを込めて動物園に行きたくなった、よい休日読書ライフでした。
桃くん鴇先生ともっと仲良くなって。
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動物園シリーズ第三弾。今回はアルパカを拾うところから事件が始まる。一作目も二作目もただの動物園ミステリではなかったが今作はそれに昨今の動物園事情も加わって事件を複雑なものにしていた。今回は鴇先生だけでなくいつものメンバーがそれぞれ活躍していて面白かった。あとがきも相変わらずの調子で書かれているので何か妙に安心する。