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『しゃばけ』シリーズ13巻。
何しろ歳を取らない妖たちが活躍するこのシリーズ、一部には“サザエさん化”することを懸念する声も聞かれましたが、主人公の一太郎はれっきとした(?)人間なので、やっぱり成長していくんですね。
幼なじみの栄吉にも、そして今回は一太郎自身にも縁談が降ってきます。
普通の人間の女性と結婚してしまったら、今までのように妖たちと共に暮らすことはできなくなる、さて……、というお話。
先日『えどさがし』で、一太郎亡き後、明治の時代にも一太郎を待ち続ける妖たちの話を読んでしまったので、今回の話はちょっとせつないものでした。
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シリーズの中では、割と好みの部類。ひねくっていなくて、ストレートな日常短編集なので、安心して読んだ。どれも好きな話だなあ。
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若だんなの成長と共にしのび寄る別れの時。人間とあやかしの時間の流れが互いをひき離していく。正しい答えじゃない今したい事をする。そうだね。今を生きているのだから。
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「しゃばけシリーズ」第13弾。
今回は三春屋の栄吉と若だんな、二人の見合い話が出てきます。二人とも成長して、もうそんな年頃なんですね。(でも若だんなは、ちょっと恋愛とは違うような…?)
妖達と人間との時間の流れが違う事、改めて切なく感じました。
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今回は泣ける話しのオンパレードだった。
兄や2人の千年とか、栄吉が奥さんをもらうかも? 改めて、離れの暮らしを愛おしく思う気持ちとか。。。
すごく好きな一冊になった。
内容紹介
な、なんと、病弱若だんなが遂に嫁取りだってぇ!? お相手は、いったい誰なの~? 上方で大活躍した若だんなの評判を聞きつけ、仲人たちが長崎屋に押しかけてきちゃった! けれど結婚したら、仁吉や佐助、妖たちとはお別れかもしれない。幼なじみの栄吉にも何かあったみたいだし……。いつまでも、皆で過ごすこの日々が続くと思っていたのにな――ハラハラな新展開にドキドキのシリーズ第13弾!
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シリーズもいよいよ13弾
栄吉の来年…栄吉に持ち上がった縁談話と栄吉の恋。
寛朝の明日…小田原へ妖退治に寛朝を呼んだ黒羽天狗の狙い。
おたえの、としこし…大阪に行った藤兵衛の不在中に長崎屋に難癖をつけに来た赤酢屋。
仁吉と佐助の千年…一太郎に縁談が舞い込み、将来を考えさせられる仁吉と佐助。
妖達の来月…一太郎の長屋に移り住むことになった妖たち。
シリーズも13弾となると登場人物も成長するわけで、あんなに病弱で何もできなかった一太郎は、病弱ながらも今回は小田原に行ったり大阪に行ったりと大活躍。
未来のお嫁さん候補もなんとなく見えてきたり、妖たちが一太郎の離れを出たりと動きが多かった今回。
そのうちシリーズも終わる時が来るのかな?とちょっと寂しくもなった。
ずっと続いてほしいなぁ。
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しゃばけ最新刊。
今回はとうとう、若旦那が婚約。だんだん大人になってきて、直面しなければならないことが増えている様子がひしひしと出てきました。
終わり方を考え始めてるのかな。
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なんとなく若旦那のまわりで、変化が起こっている気がする第12弾。このままでいて欲しい、と思いつつ、栄吉さんや若旦那にお見合い話が持ち上がったりして、若旦那の離れにも変化が訪れる。なんとなくいい感じで収まったけれど、もう本当に於りんちゃんと結婚すればいいのに、と思ってしまった。
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そろそろ、妖達の話も飽きてきたな~と思っていたら、なんだか動きがありましたね。
兄や達の一太郎に対する深~~~い愛を感じて、じーんとしました。
次作もまた読みたいです。
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しゃばけシリーズ最新作。最近もうこれそんなに面白くないかも?って思ってたんだけど、この作品はよかった。ほのぼのしつつも、時の流れの無情さとか人の成長とかを感じさせてくれるとこがよい。
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『栄吉の来年』
栄吉に持ち上がった縁談。何故か一太郎に話したがらない栄吉。栄吉の縁談相手おせつにちらつく他の男。おせつの妹のお千夜と栄吉の喧嘩。おせつの恋人の借金。
『寛朝の明日』
箱根山の黒羽天狗から小田原の寺で僧を二人食った妖の封印を依頼された寛朝。獏久と猫又を連れて小田原へ。誰も僧を食う妖の存在を知らない。寺で何者かに殴られた三人。寛朝をおびき寄せた天狗の狙い。
『おたえの、としこし』
大阪に向かった藤兵衛が行方不明に。藤兵衛から証文を受け取り長崎屋を受け渡せと迫る赤酢屋。大阪に向かう一太郎。大黒様と金次の相場対決。赤酢屋とおたえの勝負。
『仁吉と佐助の千年』
一太郎に舞い込む縁談。大事なときにお銀の庭に呼び出される仁吉。同時に佐助も弘法大師ゆかりの寺へ。二人のいないなかでの一太郎と縁談。一太郎と仁吉、佐助との将来。
『妖達の来月』
一太郎の長屋に住むことになった金次、場久、おしろ。引っ越しの準備で忙しいなか消えた一太郎から贈られた火鉢。その他の日用品も消えていく。
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しゃばけシリーズ、最近はマンネリ感があったけれど、今回の話は好みだった。
子供から大人に向かう時期、今が楽しければ楽しいほど、変わらずこのまま過ごせればいいのにと切なくなる気持ち。
どんなに望んでも人の成長は止められないし、それに伴う環境の変化も受け入れざるを得ない。
淋しいけれど、その先に進まないとならない時期が来つつある、若旦那達。
いつか振り返った時に、この時期はずっときらきらした思い出になるんだろうなぁ。
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今回はちょっと趣向が違うのか、タイトルの『すえずえ』とは行く末、さきざき、将来という意味で、登場人物たちのこれからが語られます。
栄吉の見合い話、なんと若だんなのお嫁さんが決まったし、、珍しく母親のお妙がメインだったりです。ヒヤリとしたのは仁吉と佐吉の今後でしたが、うまくまとめてますね。そうですよ、兄やたちはこうでなくちゃ。
今後の展開も楽しみです。
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しゃばけシリーズ13作目。若だんなにお見合いの話が。結婚したら妖達とはもう一緒にいられなくなってしまう。
いつかは来る人間と妖との別れだけれど、生まれ変わりを待つって言葉にじーんときてしまった。
しかし貧乏神の金次を怒らせたら怖いな。。
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しゃばけシリーズ13作目。
ずっと妖たちと若だんなのどたばたで愉快な日常が続くのかなと思ってたけど、時間は着実に進んでいるんですね。栄吉さんも結婚し、若旦那にもついに婚約、長崎屋の離れに住む妖たちは一軒家にお引越し…と、それぞれがそれぞれの生き方を見つけて歩き出したようで、少し寂しくもあります。
「仁吉と佐助の千年」がよかった。妖と人間では生きる長さが違うため、いつかは一太郎と別れなくてはいけない時は来るけど、千年待つと言った仁吉の台詞に泣かされた。妖たちが一太郎を慕う気持ちはシリーズ当初からずっと変わらないんだな。今回はなんだかシリーズ初期のような、笑いあり涙ありな面白さが戻ってきてよかった。