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この文庫が初星新一である。親戚の集まりの時に姉と同い年の従姉がこれを貸してくれたのだ。そしてその頃出ていた星新一を買い集めたはず。ここから作家買いが始まったような気がする。
ショートショートとかそもそも短編集的なものを読んだことがなかったので新鮮だったし、短いがどれも面白くて次々に読んだ。今読んでも面白い。でも、一番な作品が別の文庫に収録されているのでこれは★4つで。
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星新一のショートショート!
どの話も斬新で鋭くて、はっとさせられる。
思いもよらないオチが絶対待ってるから、安心して読み進められる。
こういう人って普段何考えて生きてるんだろう!
「ブランコのむこうで」の時も思ったけど、世の中をしっかり見てる。世の中のことが好きなんだろうな。
エンデとか筒井(は微妙だけど)とか。
儀式、商品、服を着たゾウとかすき。
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友人からもらってから著者:星 新一の独特の世界観にハマってしまいました。
非常に読み易くて分かり易い、そして不思議な空間にでもいるような感覚になります。
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なんか爆笑するでもなく、めちゃくちゃにおもしろいとかいうわけでもないが、なんかはまってしまう。独特のいい感じ
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最初の「特賞の男」から表題作の「マイ国家」まで、世間を見る鋭さや童話のような愉快さ、作者のセンスがにじみ出てる。読んだ後ハッと考えさせられたり、いつも星新一の物語は濃いものがある。
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『特賞の男』
『うるさい相手』
『儀式』
『死にたがる男』
『いいわけ幸兵衛』
『語らい』
『調整』
『夜の嵐』
『刑事と称する男』
『安全な味』
『ちがい』
『応接室』
『特殊な症状』
『ねむりウサギ』
『趣味』
『子分たち』
『秘宝の産物』
『商品』
『女と金と美』
『国家機密』
『友情の杯』
『逃げる男』
『雪の女』
『首輪』
『宿命』
『思わぬ効果』
『ひそかなたのしみ』
『ガラスの花』
『新鮮さの薬』
『服を着たゾウ』
『マイ国家』
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SFショートショート。でも、ただの夢物語ではありません。使い勝手の良い、万能の未来の技術を神の上で駆使して、その中から見えてくる人間のあざとさなんかもあります。でも、それを醜いとか悪いとか、書いていないのです。そういうところにこだわらないから、ショートショートという短い形式なのもありますが、さらっと読めてしまって、後腐れがないのが不思議な点の一つ。とにかく、ひけらかしのない知的エンタテイメント。知的エンタテイナーが星新一さんです。
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ショートショート集☆
好きな話ばかりで面白かった('◇')ゞ
マイ国家が笑えた。
友達に使おう(+_+)
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星新一作品を久しぶりに読んで思ったのは、SF的な設定が面白いだけじゃなくて、どの作品も人間くささを感じられることと、その人間くささを簡潔に平易な言葉で浮かびあがらせる文章力と場面の設定力がすごさ。
印象に残ったのは、「特賞の男」「死にたがる男」「調整」「ねむりウサギ」の結末の意外さ、「友情の杯」「雪の女」の後引く切なさ、「安全な味」「特殊な症状」のユニークな発想、「服を着たゾウ」「マイ国家」のちょっと考えさせられる話などなど。
これを機に文庫本コンプリートを目指したい。
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ショートショートの生みの親
同じような構造をもったショートショートがいつくか並ぶ。
その多くが同じ形式のどんでん返しを使っていて、途中で不意に
全く異なるタイプのショートショートが出てくる。
その時におぉとなるのだ。
一遍で完結するすっきり感も良いが、読者に何かを考えさせる
ような、後を引くやつも良いのだ。
宇宙人の話が滑稽で、おじいじゃんのお酒のやつが良かったのだ
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初めて読んだ星新一さん作品です。
短編集なので読みやすいかな?と思ったのですが、個人的に似たような話が多く、途中で少し間が空いてしまいました…。(結構似た話が多い)
ですが中でもこれは!と言う一作が人によってあると思います。
やはり表題作の「マイ国家」は秀逸でした。
他の作品も読んで見たいです。
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●内容
・自宅を「独立国」にした男が、たまたま迷い込んだ営業マンに自説を披露する
・昭和43年(1968年)発行。当時は高度成長期で、大卒初任給が29,000円。まだまだ発展途上で勢いのあった時代。
●感想
・役人目線で読んだが、主役のキチガイ独立国男の主張がだいたい合ってる。
(引用)
政府とは、ていさいのいい一種の義賊なんだな。
しかも、おっそろしく能率の悪い義賊さ。
大掛かりに国民から金を巻き上げる。
その親分がまずごっそり取り、残りを、かわいそうな連中に分け与えてやれと子分に命じて渡す。
上から下へと子分どもの手を経るうちに、みるみる少なくなる。
末端まで来る時には、雀の涙ほどになる。
それを恩に着せながら、貧民や病人や気の毒な人に恵んでやるという仕掛けだ。
現代ではみんながこの仕掛けに気づいてきたので、「親分」は「子分」=役人や、「貧民」=生活保護受給者へ批判が行くように仕向けている。とも読める(゚∀゚)
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通勤のお供の星新一。最近は、結末を予想したりもするが、大体裏切られる。宇宙モノもいいけど、日常モノもよかった一冊。あとがきも素晴らしかった。超爽やかな読後感だった。
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星さんならではの視点!!
サクッと読める短編ものなので歯切れよくどんどん読めてしまう。
恐らく読者の大半はこう感じるかもしれない?「私にも書けるんじゃないか?」と、しかし、どうだろうか。難しい言葉や複雑な伏線がなくシンプルに見えるこの文章は、短い文脈の中に、読者を引き込み、完全なイメージを浮かばせるための最適な言葉のみで書かれている。それ故簡単に書かれているようで素人では到底真似できない。
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これで4冊目。正直、一番インパクトがあったのは、解説の「星新一を愛読する、この少女を含めた若い女性は、なぜか知的で聡明で清潔な感じがする。」という一文だったかもしれない。一読者としては、何か本を読む度に批評家的な何かになるよりは、内容をじっくり楽しめばよいのだろうが、解説でそれを遣るのは正直どうなんだろうと思った。
特に印象に残ったのは、飽くことの無い欲望が怖い「安全な味」・友情とは?という問いに対するカッコイイ答えともとれる「友情の杯」・滑稽でありながら職人気質に惹かれる「趣味」など。
特に、「友情の杯」で答えを墓場に持っていく老人からは、「友情」という言葉のむずかしさを突き付けられたようで、最高。どう表現すれば良いか分からないが、筆舌に尽し難いって言葉がぴったりかと思う。