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紙の本
銀座の恋の物語(お針子と王子)
2021/07/23 05:07
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
タイトル通りテーラーを舞台にした話です。
テーラーがBLとの親和性が高いのは、
スーツが男を引き立てるものだからでしょうかね。
(女性のスーツの戦闘服的なイメージだけでなく)
テーラーの話好きです。
(スーツとか縫製とかの話が好き)
銀座のテーラーの四代目とビルのオーナーの話
すでに出来ているカップルが出来上がるというお話です。
(っていうか・・・イタリアまで追っかけてくる男の執着が
怖過ぎる・・・それでもこうこじれるってどうよとも思う。
身体だけの関係で、イタリアまでおっかけてこないよなーって
外から見ると思うのだが・・・)
11歳の紡をっていう展開はちょっと地雷気味。
数歩下がってしまいましたが。
(綿貫父は後からでも殴ってよしです)
ストーリー的には目新しさはないのですが
紡と伊織の二人の現実の話と
亡き紡の母の残した絵本の話が絶妙に絡んだ作品で
読み応えがあります。
わたし的には母の残した絵本が怖い。
愛の残酷さと酷薄さ、
死んでいかねばならない女性の切なさと執着。
これがすごく作品に織り込まれていて、
独特の色合いを醸し出しています。
そして、この話で秀逸な登場人物はやっぱり綿貫父でしょうか。
この後の覚との関係が気になって仕方ありません
(紡と伊織は出来上がってしまっているので)
覚は性質としていい男だしね。
ああ、これだけ良い男だから、綿貫母は
一緒に死んで欲しいとまで思ったのか・・・。
銀座の街をスーツ姿で歩く男たち・・・
目の保養だわって感じです。
☆3.5評価
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