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前半は著者オススメの食や観光の情報、後半は著者と台南の関わり、人との出会いなど。台南旅行を計画しているのでガイド本のつもりで読んだのだけど、思いがけずそれ以上に楽しめる本だった。
著者はてっきり一青窈だと思って読んでいたら、途中で一青窈のお姉さんであることが判明。改めて著者名を見たら「一青妙」だった。血を見るのが好きで医学部を受験したが落ちたので歯科医になったとか、神様への捧げ物である牛の生首の頭の毛をむしる行事に嬉々として参加する様子など、妙さんも妹さんに負けず劣らずエキセントリックな一面をお持ちのようで、読んでいて楽しかった。
都会になってしまった台北と違って、古き良き土臭さが残る台南を知ることができる良本だと思う。
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学生時代の留学で台南に行ったことがある。小さい街にぎゅっと賑やかさが詰まった楽しい街だったのを覚えている。台湾で生まれ育った一青妙さんが探る現代の台南は、台湾のオリジンを擁して発展し、若きアーティストも古くからの伝統も受け入れて成立していて、台北とはまた違った個性が見えてくるようだ。今度の旅行で台南に1泊するが、その時に短い時間でも精一杯楽しんでこよう、この本を片手に。
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ただのエッセイではなく、台南ガイドブックではなく。
良い意味でどっちつかずのふわふわした感じが、揺れるアイデンティティーを表しているようでした。
パラパラと流し読みすれば美味しい料理のガイドブックとして、丁寧に読めば日本と台湾に自身のルーツを持つ筆者の言葉を通して懐かしくて新しい台湾の姿を見ることができます。
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少なくとも30回以上台南に訪れている旅人だからこそ書ける台南紹介本です。でも、旅人としての視点はぶれていないから、これから旅するわたしのような者にとってはたいへん参考になる。前作「私の箱子」でも思ったが、文章が詩的だ。妹の一青窈に続く詩人の家系の才能かもしれない。
年末年始の旅では、台南に二泊することに決めた。とは言っても予定はガチガチに決めかけてはいるのだが、その間隙を縫って、ここで紹介された「牛肉湯」「虱目魚(サバヒー)粥」、アン・リー監督の愛した「小巻米粉」、「阿松割包」、国華街の「俗俗買木瓜牛乳」の木瓜牛乳(パパイヤミルク)、「無名豆花」、孔子廟の向かいにある会員制の古本屋「草祭ニ手書店」等々行きたい処がいっぱいになった。荷物になるものはもって行きたくはないのだが、この本は持って行きたいと思っている。
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台北のガイドブックはあるけど、台南なんてなかなか探してもない。そうなの。台湾は、街ごとにまだまだ知られてないことが多くて、沢山見るところがある国。
こうやって紹介をしてもらいたい。
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台南のカフェとかレストランの紹介ばかりかと思っていたら、
後半は台湾に住む人たちの人生とかそういった切り口もあって、
思っていたよりも深い内容だった。
普通のガイドブックでは見ることのできない台南の一面を
垣間見ることができて、非常に勉強になった。
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一青妙さんの台南の方たちとの温かい交流。
美味しそうな食べ物いっぱい。
台南のおもしろいお祭りや文化。
あー、もう台南行きたすぎる!!