紙の本
親バカ上等
2014/08/23 01:01
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投稿者:モジョおやぢ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中場利一氏の最新刊「この子オレの子」が届いて読み切った。中場氏のこの本は、中場初心者にはタダの親バカエッセイにしか見えないはず。しかし中場中級以上であれは大爆笑。だってあのチュンバが…だからこの本読む前に岸和田少年愚連隊シリーズ読もう。中場氏のこれまでの悪行三昧を考えながら読もう。そうしないとおもんない!むしろこの本とセットで岸和田少年愚連隊をつけて買うべきだ。
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愛されたり許されたりする、ワルというかヤンキーというか不良の方々っていうのは、どうしてこう判で押したように同じなんだろうか。極道してきたのが、わが子が誕生するや「パパでちゅよ~」とメロメロになり、「ヨメとコドモ命!」とか言ったりして、でもその愛情は結構独りよがり。チュンバよ、お前もか…。
この人の文章はほんと天才的。関西人以外の方がどう思うかは知らないが、一人でボケてツッコンで、テンポ良く笑わせてくれる。その可笑しさで、書かれていることのとんでもなさを忘れてしまう。まったく関西人が書くと、凄惨な暴力シーンにまでお笑いが入り込んでくるんだよなあ。
大体元不良の方たちは、おのれの人生哲学というか「生きざま」っていうヤツを語りたがるけれど、この作者にはそういう説教臭さがなくて、そこがいい所だと思う。もしかしたらヒトのことなんかに興味がないだけかもしれないが。うん、きっとそうだな。
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あのチュンバが、女の子の親になる
五十にもなるオッサンが17歳も年下の女と「できちゃった婚」し、生まれた女の子が世界一かわいいとのろけている本。
んなもの誰が読むか!というようなものだが、書いたのが中場利一となればハナシが別。中場利一、あの岸和田のチュンバである。
だから『この子オレの子!』なのである。他の誰がそんなタイトルの本をつけても見向きもされないが、「この子オレの子!チュンバの子!」といわれれば読まずにいられない連中がン万人はいる。