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上巻からの続き。
主人公の町田の成長も感じ取れる内容ですが、それよりも町田の周辺の人物の物語が中心です。終わりは意外にあっけなかったです。
町田の圧倒的な頭脳を利用した大逆転劇なんていうのを期待しながら読みましたがそうではありませんでした。
でも十分読みごたえがあり面白い作品です。
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内容(「BOOK」データベースより)
身元引受人となった前原悦子の製作所を手伝いながら、大学に通いはじめた町田は、同じ大学の学生たちの会社「STN」設立を手伝うことになる。周囲は賑やかになり、町田の感情も穏やかになりはじめているように見えた。しかし、すべての始まりだった殺人事件と、その関係者たちは、町田を放っておいてはくれなかった…。
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面白かった!後半でちゃんとまとまるのかこの話って心配になったけど、いいラストだった。組織の存在がかなりあっさり縮小されてて拍子抜けしたけども、まあいいよ、面白かったから。内藤が探偵になったってのも突っ込みどころうまく潰されたなって感じ。一気に楽しんで読めた。
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あちこちでムロイの影がつきまとうが、ムロイやその組織が何をしたかったのか、今ひとつわからなくて肩透かし。もっともっと貪欲に悪党に徹してくれた方が面白かったのに。
個人的にはもっと無戸籍問題の悲惨さ不便さを深堀していくものと思っていたので、「なぁんだ結局、無戸籍でも何とかなるじゃ〜ん」という気持ちが芽生えてしまった。
あんなにロボットのような冷たい町田が仲間と接していくうちに、心が宿って、血が通って・・・と少しずつ人間っぽくなっていく。温かい気持ちになるものの、下巻はあまり町田のIQの高さが生かされていないようで残念。
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一気に読んでしまった。
面白かったし、考えさせられたし、読後感も悪くない結末だったから良かった…。
すこしずつだけども、町田の変わって行く様、見られてよかった。
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上巻の続きです。
http://booklog.jp/users/oda1979/archives/1/4334929575
上巻ほど暴力的な表現は多くないし知的な戦略勝負な感じが自分好みでした。
途中、主体がころころ変わっていくのも面白ったです。読み進むについれてページ足りない雰囲気だったので、ちゃんとまとまるの?って思ってしまったのですが、納得できる終わり方でした。
今年読んだ小説の中では、一番印象に残りました。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4844865.html
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第3章は前原楓と内藤信一の行動が主体になっていて、町田の動きは背後に隠れているので、ラストの鮮やかな逆転劇はすっきりとするが、黒幕・室井の展開は盛り上がりに少し欠けた気がした。また、「神の子」というタイトルはミスマッチングの感が強い。
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【要旨】身元引受人となった前原悦子の製作所を手伝いながら、大学に通いはじめた町田は、同じ大学の学生たちの会社「STN」設立を手伝うことになる。周囲は賑やかになり、町田の感情も穏やかになりはじめているように見えた。しかし、すべての始まりだった殺人事件と、その関係者たちは、町田を放っておいてはくれなかった…。
面白かった!!!
ハードカバーのかなり厚い上下巻なのに一気読み。
最後かなり意外だった。
そういう終わり方になるのか・・・
「神の子」と言うタイトルだから町田を特別な人間だという先入観で読んでいたらしい。
特殊な環境で育った天才的頭脳の持ち主、と言うだけで、町田も普通の人間なんだよね。
当たり前のことだけど。
最後は、良かったね、と温かい気持ちになれた。
これは映像化されそうだなぁ~・・・
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物語の設定が面白く、上巻読了時は傑作かとも思ったが、下巻になっての展開は急ぎすぎで消化不良の感。前半で風呂敷を広げすぎた分、作者も処理に困ったのか結末に向けて一直線。前半と後半では別の小説だ。惜しい。
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正直、主人公が少しかっこ良くかかれすぎかな?という懸念はありますが、私はこの平和な終わり方に満足でした。
とても面白かった。
ドラマにしてもきっと面白いだろうと思います。
でも、ドラマになんかして欲しくないなぁ、というのが正直な気持ちです。
脇役の男の子たちも、心に傷を負っただけの根は優しいいい子ばかりなのだから、やっぱり文字で味わってほしいと思います。
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10月-7。4.5点。
起業が成功した町田たち。知的障害のふりをして
少年院に入った雨宮など、まわりに不穏な空気が。
ムロイの魔の手が、町田のまわりに。
ラスト、ベタな感じだけど面白かった。
この作者は、だいたい面白い。
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この人の書く世界を上下巻で長々読むのは結構酷だ。ほんと町田が気の毒でならなかったけど、町田にとっていいラストで良かった。しかし、どうやって締めるんだろうと思ったけど、ちょっと拍子抜けだった。室井が病気にならなかったら、どうなっていたんだろう。室井はどういう世界を作ろうとしていたのか。町田をどうしようとしていたのか。しかし、こういう組織ができるくらい、日本には不幸な境遇の子どもたちが多いってことか。戸籍がないなんて、社会に見つかっていないってことなんだから、今もいないとは限らない。町田に人間らしさを、と諦めなかった周りの人たちは本当に素晴らしい。磯貝もキーマンだったな。小杉はどうなったのか。雨宮が一番損をしたというか、貧乏くじだったな。
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気になる作家の一人薬丸岳さん。どの作品も重いテーマを抱えて辛くなる作品が多かっただけに、今作品は無国籍の子供と言う重いテーマながらも、希望のある結末にこれまでとは違った心地よさがありました。
親の身勝手さから出生届も出されず学校も行けず、愛情と言うものを全く知らずに育った青年。しかしながら飛び抜けた頭の良さに犯罪に手を染めて行く。そして彼に関わる様々な人物像を交えて複雑に物語が進む。その予想外の展開に引き込まれていきました。
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読んでる間はオモロい。
層を織りなす人間関係、程よいスピード感と緊張感、謎解き部分もサイコな部分もちりばめられ、ページを繰る手が止まらない…こりゃすげーわ!
と思ったんだけど、下巻あたりから「ン?」な違和感、後半になるにつれザツさが目立つように思われてきて、「きっとこれも仕掛け、これも何らかのトリックや」と妙な期待を抱いて読み進めていくと…
裏で糸引いてた人物の正体はそのまんまやわ、ヒロイン1名は使い方の悪いかませ犬やわ…、張った伏線を回収しようとしているのはいいけど、きっちり巻いて回収しないからもつれてしもてるねんなぁ。
登場人物や架空の団体の設定も玉石混交で、せっかくの魅力的な設定のキャラがテケトーな設定のもんと関わって勿体ないことになっていたりする。
例えば、裏組織の個性、最後の最後まで輪郭ボヤけすぎ。もっときっちり色つけた方がリズム良かったと思う。不気味さを演出したかったのだろうけど、あれじゃ不気味さすらボヤけてしまってる。
色んな設定をもっと細かくしておいてから、綿密な筆運びで収束を急がなかったら、とんでもない小説に化けたやろうに。このままでも十分オモロいとはいえ、ちょっと残念。
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てっきり宗教の話かと思いきや、1人の少年をめぐる犯罪組織との物語でした。
ラストはちょっと尻すぼみ感がありましたが、概ねハッピーエンドなので良かった。
今回は少年犯罪に対する贖罪、は薄かったかな。