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ひいー!もう上巻を読み終えてしまった…
やっぱり10月に全て文庫化するまで待つべきだったんだよ…
感想・評価は最終巻にて。
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一人の男子中学生が亡くなった。というシンプルな事件だけなんだが、その周りの人達の掘り下げ方がとても丁寧。登場人物は多いが読んでて混乱しないし、飽きない。結構な分量もあるが読むペースは増すばかり。
落としどころは全くわからないがとりあえず続きを早く読みたい。
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私怨や人間関係のよじれが大きな問題に発展することもある。日常の些細な一コマが、ほんの些細な一言・行動が、社会全体を巻き込む大きなうねりを生む。そんな大きなうねりのなかで、孤軍奮闘する青少年たちの話。大人でもない、でも分別のわからない子どもでもない、微妙な世代の子どもたちが一生懸命考え、行動していく様は、なんかいいなって思った。
これからの展開に期待ー!
宮部みゆきはアラサーアラフォーのちょっとかっこいい男女を書くのが本当うまい。
ところで、こんな早く読み終わるんじゃなかった…10月発売分まで待てないぜよ。
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第1部とか知らずに読む。
登場人物の規模からして模倣犯的なボリュームと想定。
まだまだ序盤面白くなりそう。
宮部さんの作品久しぶり。
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すぐに引き込まれてしまった。
それぞれの事情を抱える中学2年生。
14歳、中学2年の男子生徒の転落死が引き起こす混乱。
切ない。哀しい。
そして事件はまだまだこれから。
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久しぶりの宮部みゆきさん。
一気に読みました。
この前に、私にとっては非常に読みにくい作家の本を読んで、しかも途中で挫折していたので、宮部さんの文章はとても読みやすかった!
これが一体どういう方向に進むんだろう。
長女が、来年中学になるので、やっぱり中学生って一番難しい年頃だよね…とこれを読んで不安がよぎります。
涼子の考えに、私は感情移入。
彼女ほど頭も顔も良くないし、人望だってないけど、心の動きには共感。
友達にイライラしても言えない、とか。
早く下巻を読もう。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201409/article_7.html
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事件(上)
大雪後のクリスマス、学校敷地内で発見された不登校児童・柏木卓也の死から始まる疑惑と悪意と正義の応酬劇。
刑事と司法書士の娘で優等生の藤野涼子と、冴えない幼なじみの倉田まり子
処世術の仮面を貼り付けた野田健一と、素朴で心優しい友人・向坂行夫
苛烈なニキビに悩む三宅樹理と、大柄でおおらかな浅井松子
金持ちの暴力親父に庇護される不良少年・大出俊次ととりまきの橋田・井口
病弱で繊細な息子として、寡黙で群れない不気味な児童として世を去った柏木卓也と、弟の本性に戦く兄・宏之
第1巻ははじまりのあらまし。
自殺と断定された児童の死が呼ぶ波紋。
三通の告発状。隣人の悪意と記者の正義。
涼子は図書館で痴漢にあい、俊次は強盗容疑で補導されるまで。
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第二部の文庫落ちが待ち遠しい。
教育現場での人権擁護と問題解決のジレンマ、報道モラル、死者を弔うときの乾いた感情や辟易する自己憐憫、暗黙のヒエラルキー、子供の目線、大人の目線、事件そのものの謎と男の子の素顔の謎。ボリューム満載
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第一部の上、まだ先は長い。登場人物ひとりひとり、事件の内容、をじっくり掘り下げている最中という感じ。
しかし、あっという間に読み終えた。今後にどう展開するのか期待。
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ひとりの少年の死を巡って、少年を巡る様々な関係者の思惑が飛び交う。
どうしても、それぞれの登場人物たちの嫌な面ばかりが協調されてしまう。復讐や嫉妬心、家族からの負担を感じるものなど。
人はどうしても、自分になくて他人にあるものに目が行ってしまう。手に入れたとしても更に上を求めてしまう。人を偏見なく見ないようにということは難しいけど、自分もついついやってしまう。
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大作にいよいよ着手。
決して少なくない登場人物たちと、それぞれが抱える負の感情の数々。
心地よいストーリーとはお世辞にも言えないけど、読ませる力はさすが宮部さんであり、その最高傑作と言われる所以やなと思いました。
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レベル7、魔術はささやく、龍は眠る…
以来20年ぶりの宮部作品。
ジャンルはミステリーですが、人物描写が丁寧で人間ドラマが豊かに表現されているのは相変わらず魅力的。
全6巻
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登場人物それぞれの心理描写にゾクゾクした。思い込みと負の感情がどんどん事態を複雑かつ混迷させていく。続きが気になる!
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1990年のクリスマス。校内で一人の男子中学生が転落死をしているのが発見される。自殺か、殺人か。彼はなぜ死んだのか。そして、事件から時間を置き関係者に、三人の生徒を名指しで告発する告発状が届く。
今作もさすがの筆力! さまざまな登場人物の一人称で物語は語られますが、それぞれの心理描写や鬱屈具合というものがとてもよく書き込まれています。
特にすごいな、と思ったのが外見にコンプレックスを抱える三宅樹里や自身の境遇から隣人の森内を恨む垣内美奈絵の心理描写でした。
三宅樹里の場合はこの年代の女子らしい、自分ではどうしようもない外見によるいじめに対する悔しさや苦しさ、そしてそこから生まれる呪詛の念、自身がコンプレックスを抱えるからこそ生まれる同族嫌悪というか、相手を見下してしまう心情というものが非常に伝わってきて、
垣内美奈絵の場合は一種の狂信的な印象も受ける恨みの念に、読んでいて思わずぞくぞくしてしまいました。
そして、そうした鬱屈を抱える彼女たちの人を見る目(今回の場合は、樹里の担任で、垣内の隣人の森内に対するそれぞれの見方)というものも非常に恐ろしく感じました。
そして、もう一つ印象的なのが、時々出てくる各子ども親のどうしようもなさ。転落死した柏木卓也の母親、事件の第一発見者の野田健一の父親、樹里の父親、そして不良グループの親たち。
そのどうしようもなさには、同情すべき理由もあったりはするのですが、それでも読んでいてモヤモヤが止まりません。
それはきっと彼らの子どもたちが、年齢や生活の理由、もしくは心情的なものから親と完全に距離を取ることができないためだと思います。
だから彼らの語りで語られる親たちのどうしようもなさというものの中に、それでもこの親と縁を切れないというような一種のあきらめのようなものも感じられて、モヤモヤしたのだと思います。
事件の経過ももちろんですが、それぞれの親子関係がどうなってしまうのか、という点も気になるところです
状況的にも、証拠的にも自殺で終息しつつあった事件に突如舞い込んだ告発状。それをめぐってさらに事件も人間関係もややこしくなりそうです。
2013年版このミステリーがすごい!2位
2013年本屋大賞7位