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うああー今すぐ続きが読みたい!!!!!!!
色んな人間の歪みと負の連鎖がこんなにも複雑に絡み合ってしまうなんて…
事件・決意・法廷…早く読みたい…
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とある人間の悪意ある思い込みや、正義大義の名の下に自分の意地を突き通す記者によって、事件は混迷の度合いを深め悲劇が重なる。
やるせない展開ながら、相変わらずページをめくる手が止められない。
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この連休で真相を解明したいと思って読み進めたわけだけれど、ページが残りわずかになっても、まだまだ真相はわからなそうなことに気づく。タイトルを改めて見ると、「第1部」とあった…。続きが気になります。
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続きを今すぐ読みたい。次巻は10月発売との事でまだ先が長い。読むタイミングをもっと後ろにずらして一気読みすればよかったと後悔するくらい、オモシロイ。
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ひとりの生徒の死を巡って、マスコミ、学校に翻弄される生徒たち。何が正しくて、何が正しくてないのか本当に分からなくなります。生徒の正義、先生にとっての正義、マスコミの正義、立場によって変わってしまう。正義とはなんて脆いと実感 。
また、学校という閉ざされた空間は本当に逃げ場がありません。でも、社会自体が人と繋がることが前提である以上、この世界には逃げ場なんていうものがないのかもしれません。残された方法は、最悪の場合を除いたら、立ち向かって行くことだけだと思う。
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裏表紙にいろいろ書きすぎではないでしょうか。
ちょっと先が見えすぎる気がする。
3人組の発言がほとんどないので、そこがこの後の注目点かな。意外と怪しい感じになってきた。でも中学性だけで裁判って、無理でしょう。普通は。現実離れしてないような展開をどう描くか。注目です。藤野家の人たちが出てくると、落ち着いて読んでいられる。
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事件終了。前振り終わり。ここからが本番。複雑な人間関係をここまで読みやすく書く著者に脱帽。最近のいじめ等の社会問題を凝縮したような内容。マスコミには嫌気がさした。中学生の彼らがどう動くのか。次巻の発売を待つ。
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HBSの報道番組に届いた告発状。それは様々な疑心暗鬼と悪意を生み、学校全体を混乱に陥れる。そして悲劇は連鎖していき…
告発状がテレビ局に届いてからの経過、というものの描き方が見事です! 学校側の判断が間違っていたとは言い難いのに、事態が悪い方、悪い方に転がっていくのが非常にリアルでした。
野田健一のエピソードもものすごく読みごたえがありました。これだけで一本の長編にできそうなのに、それを一個の作品内にまとめてしまうあたりも宮部さんのすごさを感じます。
それだけ濃いエピソードが挟まれるのに話の軸がぶれたように感じさせないのもさすがです!
これで第1部を読み終えたわけですが、読み終えて思い出したのは同じく宮部さんが書いた『模倣犯』です。
なぜかというと『模倣犯』は連続殺人から生まれた、『ソロモンの偽証』では自殺と告発状によって生まれた、人々の感情とうねり、そうしたものをそれぞれの事件の経過以上に濃密に描き切ろう、
そういう宮部さんの気概が読んでいて伝わってくるからです。
そして、もう一つこの二つの作品が似ているな、と感じたのは、事件の収束自体は早い段階でだいたいめどがついてしまうのに、
その事件の当事者たちにとっては、なにも終わっていない、ということを描いている点だと思います。
『模倣犯』の場合は一巻で犯人グループらしき二人の死でマスコミ的にも警察的にも事件は終わってしまい、
『ソロモンの偽証』の場合は第1部の下巻で学校の無理やり気味の記者会見と自殺という警察の見解で事件は対外的には収束します。
でも、そんな幕引きじゃ納得できないのが当事者たちです。結局自殺の理由も、告発状の真偽も、その後に起こった数々の事件の真相も、何も解決されないまま。
そしてこの事件の中心で関わることになってしまった藤野涼子はある決断をします。
第1部では上下巻合わせおよそ1000ページ費やされているのですが、涼子の決断の重さやその決断に至る過程というものを考えてみると、
第1部でこれだけのページを費やしたことは冗長なんかではなく、必要だったから、ということが分かります。
第3部の発売は確か10月末か11月の始めなんですよね。早く第2部を読みたいところですが、それだと2部を読み終えてから3部発売までが待ちきれなくなりそうで、
2部を今すぐ読んで3部を待つか、3部の発売直前まで待って2部・3部を一気に読むか、今究極の選択を強いられています(苦笑)
2013年版このミステリーがすごい!2位
2013年本屋大賞7位
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事件に関わってくる、マスコミ。
自殺か他殺か揺れる中学校をさらに記者がかきまわす。
ワイドショーでよく見る光景。
その最中で当事者である生徒達がどんな気持ちでいるのか。
宮部さんて、子供達を書かせると抜群です。
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稀代のストーリーテラー宮部みゆきさんの集大成的作品の文庫化2巻目。
マスコミの悪意が事件関係者をますます混乱する。告発状を発端にして、事態は連鎖的に負のスパイラルに陥れる。人間の持つ悪意の怖さを嫌というほど思い知らされた。
良心的存在である藤野涼子の決断は、果たして人々を救うきっかけになるのか。それとも次の不幸の導きになってしまうのか。次巻が待ち遠しい。
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野田健一が作った「計画」が人格を持っているかのように彼に執拗に計画実行を迫る部分は、宮部さんらしいダークファンタジー風ですごくハラハラしました。
そして津崎校長が松子の両親と話す場面はもう辛過ぎて、津崎校長と同じく私まで嗚咽しそうになったり。
次々に、たたみかけるように起こる出来事に読んでいるこちらも心が揺さぶられます。
大人に失望して変容していく子供たちの姿が痛々しい。
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うーん、すごい。
多重に畳み掛けてくる感じにしびれる。
とにかく先に進みたくてしょうがない。
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あの女は今、部屋にいるのかしら。息を潜めてテレビを観ていたのかしら。それとも、とっくにどこかへ逃げ出したかしら。
それにしても、何でテレビはあんなに弱腰なんだろう。未成年だろうが何だろうが、人殺しは人殺しだ。実名を出して、全国ネットでさらしものにしてやればいいのだ。教師たちだって同じだ。こんな事態を引き起こしておきながら、まだ責任をとらずに逃げようとしている連中に、プライバシーも人権もあるものか。
この番組を観ている多くの視聴者が、わたしの意見に賛同してくれるだろう。間違いを正すのに、躊躇ってはいけない。手段を選んでいては、機会を逸してしまう。怖がることはないのだ。メデイアを操ることなんて、こんなに簡単なんだから。(294p)
大長編ではあるが、ドラマの核心は「柏木卓也くんの死は自殺か、殺人か」という処にある。ところが、それを巡ってさまざまな「悪意」が炙り出てくる。
このように呟いている美奈子という女も、夫婦関係が上手く行っていない不満を、隣の美人教師を逆恨みすることで解消しようとするところから出てきた。どうしようもないのは、彼女が自分の悪意を自覚していないことだ。そうして、事件はメデイアを巻き込んで加熱し、不幸な事件(事故)がまた起きることになる。
様々な視点を同時に書き分ける類稀な才能、宮部みゆきの描こうとする全体像はまだ見えてこない。時は91年の夏にかかろうとしていた。
2014年9月28日読了
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2014年10月13日読了。
人間は誤魔化す。誤魔化したことを、真実にしてしまえる。
柏木君。あなたは何を考えていたのですか。
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一筋縄ではいかない。何かがちょっとずつ重なって、捻れて、とてつもない結末を生んでしまう。第一部、【事件】の章が終わったから、これが全ての事件の全容なのだろう。少年の自殺が全てと思っていたら、とんでもなかった。残りの章で、謎か全て解明されればいいのだけれど…