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今回収録されている短編は、全て角川以外から出ている本に収録されていたもので、角川さんの男気を感じます。
どの短編も楽しく読みましたが、人が作る社会の中で生きるには、色々な事に覚悟していないといけない。理不尽な事は、急に訪れるものだといことに、気づかせてくれた村上春樹さんの「沈黙」が、一番印象に残っています。
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短編もおもしろい。
村上春樹の沈黙が特に心に残った。
自分もこういうことは考えたことがあるし、そういう解決の仕方をした。
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10代じゃないけど読んで見ました。けれどこれを10代にすすめるのか、と思うと、私には10代がわからないな…と言う印象。
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色々な作家の短編集。
スクール編では、あさのあつこ、恩田陸、加納朋子、北村薫、豊島ミホ、はやみねかおる、村上春樹の作品が読めます。
お気に入りの作家を見つけるのに、いい短編集だと思いますよ。
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こういう短編集は好きだ。物語は日々のなにげない日常の中にある、そして新鮮な発見はいくつになっても感じ取れるものなんだと思う。「スクール編」でしかも「十代のための」とあるが、大人の自分でも充分楽しめた。
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学生を終えた今読むと少し寂しく感じてしまった。学生らしい気持ちをしっかりと湛えた話ばかりで良い刺激になったかと思う。
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たんぽぽ~は、周りから見て可愛い自分とそうでない友達との付き合い方。最後は友情が戻り、お話はいい話なのですが、途中の子が学生のときにこういう下卑た笑い方しながら人より下と見えればとことん馬鹿にする人っていたなぁと、読みながら思い出して気分が悪くなってしまいました。
引き出しの話は読んだことがありましたが、やっぱり何でもしまえる力って素晴らしいですね。いろいろ不都合はあるけれど、なりたいものに基本なれそうですし。
心霊写真と空飛ぶ馬はどちらも飛びぬけた推理力をもったひとがでてきて疑問を解決し、いい話だったんですが、インパクトに少しかけるように感じました。
三月の兎は話より最後の花束に惹かれました。今度そういう花束を誰かにあげたい。
このグラウンドではこの3人が人数が揃っている野球部に行ったらと考えずにはいられないお話。
沈黙がこの中では一番短いけれどしっかりしたお話に感じました。確かにこういう簡単にいうと世渡り上手ってがっこうだけではなく大人になってもいますね。最後は犯人が出てきたらよかったのにと思いつつでも出ないからこその現実感があります。現実はそんな都合がいい事にはならないですね。
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7話の短編アンソロジー。『檸檬のころ』タンポポのわたげみたいだね 豊島ミホ/『少年名探偵 虹北恭助の冒険』心霊写真 はやみねかおる/『ガラスの麒麟』三月の兎 加納朋子/『晩夏のプレイボール』このグラウンドで あさのあつこ/『光の帝国 常野物語』大きな引き出し 恩田陸/『空飛ぶ馬』空飛ぶ馬 北村薫/『村上春樹全作品 1979〜1989 [5] 』沈黙(全作品版) 村上春樹
タンポポは、思春期の少女たちの友情を描いた物語。
心霊写真は、小学6年生のコンビが事件を解決する推理モノ。恭助の能力はチートすぎます^^
三月の兎は、女子高の担任教師の奮闘記。同僚や友人、生徒との交流も見どころ。ラストの花束がウルッときた。
このグラウンドでは、あさのあつこさんらしい作品だった。野球少年たちの青春の物語。
大きな引き出しは、すべてを記憶する一族の物語。どっかのと〇るシリーズみたいだった^^
空飛ぶ馬は、大学生の主人公の身の回りで起こる事件を、親交のある落語家さんの推理で解決する物語。事件の真相がひとの優しさに起因する話なので、あったかい気持ちになる^^
比喩もきれいで好きだなぁって思った。
沈黙は、やさしそうな人が過去に暴力をふるったことがある、という話。かな?面白くなかった。
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昼休みとか、ちょっとした時間に読める小説を。と書店を探していた時に見つけました。はやみねかおる先生、懐かしいですね。掲載作品も、私が小学生くらいの頃に読んでいた物語だったりするので、『こんな話あったな〜』なんて思いながら読んでました。作家さんに関しては偏食なわたしでも、好きな作家さんの開拓に一役買ってくれたので、とても実りのある読書体験が出来ました。
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実家に帰って本棚を漁ってたら見つけた。というか昔自分で買ったくせに読んでないやつ。
個人的にサクッと読める短編集が好きで、これ以外にも何冊か読んだことがあるけれど、当然というかなんというか、作家ごとに文章の癖とか個性とか出るなーってことを強く感じたのはこれが最初だった気がする。
正確には、これまでの短編集はそんなこと考えもせずただ文字を追うだけで読んだ気になってたってことなんだろうな。もっと本を読もう
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(内容)
いまどきのフレッシュな名作だけを厳選した超豪華ラインアップ。あさのあつこ、恩田陸、加納朋子、北村薫、豊島ミホ、はやみねかおる、村上春樹の傑作短編を収録。
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いろんな作者の短編集。読みやすそうなのを手に取って
あさのあつこ氏の「このグラウンドで」という過疎地の野球部のエピソードが印象的。(やはりというか・・・)でも、あまり野球と関係ないかも。人数少なくて、試合できないというのはつらいとおもう。10代のころ多感だったんだろうけど、その記憶がない。。。。
村上氏の「沈黙」もメッセージとしてはえらい何かをはなっているんだけど、瑞々しさには欠ける気がする。。。
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ある目的のために読んで、その目的は達成できなかったものの、単純に読書として楽しめた。
村上春樹はさすがだねえ。なんだかぐっと読ませる。それ以外の作品も質が高い。
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短編集。
書きおろしではなく、書く作家の既存の本の1篇をそれぞれ集めたもの。
スクール編、主役は生徒とは限らない。
だけど1篇だけ、どのあたりがスクールなんだろうと思う作品が。
んー。主人公が女子大生だからOKってこと…?
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村上春樹の「沈黙」が抜群に良かったが、小学生だと、はやみねかおる「心霊写真」だろうか。
豊島ミホ「タンポポのわたげみたいだね」恩田陸「大きな引き出し」(常野物語より)も個人的には好み。加納朋子「三月の兎」も及第点。あさのあつこ「このグラウンドで」と北村薫「空飛ぶ馬」は抜き出し失敗というイメージを受けた。