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ヘンゼルとグレーテル、人魚姫をモチーフに、ストーリーをそっち方面に大胆に全身整形しちゃったお話2作。最初の作品は、『銅のアンクレット、そんなもん取っておくなや!』と言いたい。ジーク様、せっかく助けたのに悪漢と同じ様な事をしてはイケマセン。まさに“但し美形に限る”ってこの事なのね(笑)。2作目、ストーリーは良いとして、イルカ可愛いけど、可愛いけど、やっぱ萌えないかも…。
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大好きな犬飼のの先生が書く、人魚姫BL。基本的には悲恋な人魚姫の物語ベースなので、設定がちょこちょこ変えられていても、いつバッドエンドになるか…とヒヤヒヤしてしまう。魔女がただの人魚族の敵ではなく、ある意味お互い持ちつ持たれつ利用しあっている面があるのが、なかなかおもしろかった。
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犬飼のの先生の文章が大好きです。
そして、笠井あゆみ先生のイラストが大好きです。
絵画のような表紙が美しく、細部まで描き込まれているので、ついつい表紙をピンチしてズームアップしたくなりますが、もちろん紙媒体なのでできません。残念。
表題作のほかに、ヘンゼルとグレーテルをモチーフにした連作短編が3つおさまっていて、どっぷりとファンタジーの世界に浸かれるのが楽しいです。
輪シリーズの方の攻が、青髭公みたいな大男で、彼が登場する一枚目の挿絵が、毛むくじゃらの脚が大盤振る舞いされていて大変興奮しました。笠井先生の耽美なイラストで見る「モサモサ攻」はインパクトがすごくて、一気にフェルナンのことが好きになってしまいます。
フェルナンとユリウスは、お互いを思いやってる切なく健気で可愛らしいカップルですが、3作目の腕輪に出てくるユリウスの弟のお話が一番好きでした。あの時点でテオは一体何歳だったのか…。テオとジークが再会してからのお話も読みたいです。
人魚姫の方は、中編といった長さだったので、展開がスピーディーで、でもなにかを端折った印象をまったく与えないのが犬飼先生のすごいところです。おとぎ話をベースにしているからか、台詞回しが文学調で、それも大変素敵でした。
最後の最後、人魚姿の受と足のある人魚姿の攻との肌色シーンがあって、尾ひれついてるのにどうやってするんだろう?とか大きなお世話なことを思ったりしてたんですが、読みながら、人魚の体ってそんな風になってたんですねー!と納得してしまいました。
そして今気づきましたが、表紙のイラストが裏表紙にもつながっていて、カバーを外して広げると、それはそれは美しいリトとグレンの姿が拝めます。美しい。
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しっかりとしたモチーフがあるせいか、展開もよく、読み応えもあって、最終的にちゃんとハッピーだったのが好み!
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童話のパロBLの短編集。切ない系を求めて読んでみたけど、攻めの周り(母親とか婚約者)が障害になるパターンの話だった。攻めはずっと受が好きだから安心して読める。切ないというよりは最後の方の怒涛の展開に読みながら振り回されて面白かった。死んだり生き返ったりがすごい。
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童話モチーフでBL小説というとても素敵な設定
ヘンゼルとグレーテル、美女と野獣が題材のユリアスのお話は、辛い過去をフェルナンが癒し、暗い世界に穏やかな色をつけるようで良かったです。テオの幼い恋の続きが欲しいです!
人魚姫の弟 は真実の愛が正義なお話ですが、そこに到達するまでが波乱万丈で、え?どうまとまるの?と最後まで気が抜けない面白さがありました。幸せになって愛でたしなので良かったです。
笠井あゆみ 先生の描く人魚の美しさ!素晴らしいです。