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サブプライム危機の深刻さにも関わらず、政府の対応は1930年代のそれと比べると、失望するほど範囲は限定的であり、問題の広がりを考えると内容は全く不適切だった。
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住宅ローンの証券化はレモン問題の解決に役立つ。しかし過大評価されバブルが崩壊した。
住宅価格は、テーブルに放置された金、だった。株価とは違う。停滞を示した時が売りどき。
ボーモルの法則=技術的な進歩のある財・サービス価格は、その余地のない財・サービスに比べると、時とともに下落する傾向にある。教育費用、人件費は相対的に高くなる。
金融の民主化によって解決できる。
エージェンシー理論によってモラルハザードを防いだファイナンス制度を構築できる。
行動経済学。
1,金融アドバイスとその費用の税額控除
2,新しい金融監視人
3,デフォルトオプション型金融プラン=デフォルトで破綻を回避するオプションを選択してあるプラン=デフォルトの選択を変更しないケースが多い
4,金融情報の公開
5,個人と全企業に対するデータベースの公開
6,経済価値用測定単位の新方式=インフレ率を見れば住宅価格は上昇していなかった=インフレの影響を排した価格の公表があれば、住宅に群がることはなかったかも
ケース&シラー住宅価格指数とオプションの利用促進
デリバティブによって、ボラティリティは低下し流動性は上昇する
GDP連動債=国全体の動きをヘッジする
適宜返済型住宅ローン
住宅価値保険(住宅価格指数に基づいたもの)
生計保険
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「投機バブルは『情報の滝』により引き起こされる」とは確かにそのとおりで、かつてはマスコミが、今はSNSとかネット社会も滝の形成に加担するのだろう。
結局のところ、バブルは形を変えて何度も起こっている。皆忘れるし、若い人は実体験としてバブルを知らない。人間は懲りないし、学ばないものだ。学んだとしても、次は違う形でやってくる。防ぎようがないと考えるのは私だけだろうか。
金融緩和で高止まりする、今の株式市場がまさにそれ。暴落したらバブルと言われるのだろう。
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具体的なバブルの防ぎ方なのようなことも書かれていたけれどいまいちピンとくるものではなかった。
タイトルは『正しいバブルの防ぎ方』だけど、原題はそもそも“The Subprime Solution”なんで、バブルの防ぎ方というのとは少し違うし、当時アメリカにいないとわからないニュアンスのようなものもあると思う。