投稿元:
レビューを見る
二つの物語、それに繋がる伏線がどこで融和し、昇華する姿を想像させる遠大な筆致に期待は高鳴る。ロケット・宇宙という学問研究が産業という名の鎧を纏うとき、越境無くして金の亡者亡国が政治という御旗の下に跋扈する。巨大利権は蜜の味。スパイがスパイを呼び検察公安を引き込みクライマックスへ。秋霜烈日の下に、大物政治家の逮捕収束となるのだが・・・尻切れトンボの感はどうしても否めない、風呂敷が大きすぎたのか荷が重たすぎたのか?それでも最後のアカマ自動車の登場は次作への期待を抱かせる。
投稿元:
レビューを見る
かなり大きなテーマを扱っている。私がこの作者の作品を読んだのは初めてだ。終戦後の日本。米国と日本との関係の中で、日本の将来を、自動車産業や家電製品等がある中で、宇宙開発に託そうとした話だが、なかなか面白かった。もう少し、展開をゆっくり、詳細に出来たら、良かったと思うだのだ…。一冊で終わるのではなく。
でも、政治家やその他のアメリカのスパイや売国奴がいるのだろうか?この辺がフィクションなのか、現実の世界なのか?わからない。今の自民党を見ると、更に分からない。
投稿元:
レビューを見る
「巨悪を追う」ストーリーは面白いのだが、ラストが不完全燃焼気味。複雑な仕掛けが理解できなかっただけかもしれないが。
アマゾンの内容紹介から
ーーーーーーーーーー
今回の主人公は、気鋭の検察官・冨永真一と、宇宙開発に挑む若き女性研究者・八反田遙。物語は二人の視点から描かれる。?
遙は幼い頃から宇宙を夢見、日本の宇宙開発を担う研究者になるべく日々奮闘中。航空宇宙科学研究センター(宇宙セン)の指導教官・寺島に導かれ、我が国の宇宙開発の現状と問題点を目の当たりにする。それは宇宙開発の世界が生き馬の目を抜く世界であり、同盟国・アメリカとの関係の複雑さに触れることでもあった。?
一方の冨永は、形勢不利だった殺人事件の裁判を検察勝利に導いた功績を認められ、特捜部に配属される。粘り強く次々に成果を出す冨永だったが、大学時代の親友の失踪を機に、奇妙な疑獄事件に巻き込まれてしまう。そしてその陰謀には、戦後の日本復興を支えた大物政治家の影があった……。?
ーーーーーーーーーー
冨永が、遺体が遺棄された場所を特定する部分、押収された手帳の暗号を追う部分、幼馴染みの左門から託された告発を解いていく部分には引き込まれた。
投稿元:
レビューを見る
デュトランプレー
修道士、ルイ13世の宰相リシュリューの側近 修道士網を駆使して諜報活動を行い、当時の政治を操るほどの権力を握った
投稿元:
レビューを見る
シリーズ1作目と言うから,ここから先があるんだろう.一冊丸ごと序章の様な気がしてきた!久しぶりにエンタメ作品としてワクワクしながら読めた.
しかし,エンタメゆえに利権と政治,アメリカとの絡みと言った,もっと掘り下げればもっと深く面白くなる部分がなんとなく「ちょっと目立つエッセンス」位の扱いになってしまっているのがちょっと残念.ドキュメントじゃないから仕方ないんだけど.
でも,次作の「標的」が楽しみになるには十分な面白さだった!
投稿元:
レビューを見る
日本の良いところも、問題点も、きちんとした検証が行われていないことを感じる。宇宙開発について、たしかにきちんとした歴史や評価を学ぶことは無かった。「下町ロケット」のようなおとぎ話とは異なって。
投稿元:
レビューを見る
多くの場面が交錯しどのように収束するだろとワクワクしながら読み進めた
成る程と思ったが、売国の意味がわかった時点であっという間にエンディングになってしまった
何故、誰がという疑問が残った