紙の本
特殊清掃のエピソード
2021/08/21 10:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特殊清掃をしていらっしゃる特掃隊長さんの本です。親族がなくなられ、八件までに時間がかかり、遺体の状況が悪くなると、その場所の状態も悪くなります。そういった場所の清掃をしている際の親族とのやりとりが描かれています。
紙の本
生・死と言うエッジ鋭き「境目」から著者氏が「至る所で自分自身を見る」本
2020/10/16 02:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どっから読み始めても良い本。一つひとつの話は短いが、内容が濃い上に、ギュギュッと詰まったタイトで簡素な文体が、何か「散文」的で、時としてポエムですらある。
それだけに、かなりの豪速球で、読む者に届く。 だから決して「軽く」はない。 それだけに「こころして読むが良い」。ーーーーもしかすると読者も、読めば「至る所で自分自身を見る」を、やるかも。
投稿元:
レビューを見る
タイトル通り、特殊な清掃の話が数多く掲載されている。特殊な清掃とは、主に死の後処理だ。ただ、それだけなのだが、非日常として考えてしまいがちな「死」を見つめなおす事が出来、それにより生を見直すきっかけとなる本だと思った。
投稿元:
レビューを見る
屍となった我々がどうなるのか?
まさしく生ものであって、腐り、溶け・・・その悲惨な様態は細かく描写される。イメージがパッとできてしまう程に。
大往生、夭逝、自殺、急な事故死、病死、思いもよらない事故・・・様々あるのだと改めて認識させられる。 必ずしも家族に惜しまれ看取られて・・だけではない!ということを身近に感じられた。
僕にも寿命がある。どうなるのかな?
コツコツ精一杯全うできるかな?
第六章:老いの先 印象に残りました。
投稿元:
レビューを見る
強烈とか壮絶という言葉では表現しきれないような、筆者の体験談の数々。養老さんの解説にもあったが、読んでみればわかる。いろいろな価値観を見直すいい機会になりそう。
投稿元:
レビューを見る
「特殊清掃/死体と向き合った男の20年の記録」読了。増え続ける自殺や孤独死。一人で死んだらそれで終わりではない。それを片付ける人間がいる。「特殊」清掃を20年続けてきた男の独白。人の最期には、苦悩も、不条理もあれば、救いも、赦しもある。生きている以上、綺麗には死ねない。普段は目をそむけている事を思い起こさせてくれる良書。
投稿元:
レビューを見る
2015.5.16読了
書店で気になり、何度か立ち読みし、その都度感動して、結局購入した。
文章がいい。
自分も何度か凄惨な現場に立ち会った経験はあるが、その際に感じたなんとも言えない哀しみ・切なさ・怒り・やり場のない思い等、文字通り言葉にならない様々な感情を、わかりやすく言葉にしてくれているように感じた。
人生における深淵に到達しているように思われるのに、お説教じみた押し付けがましさを感じさせないところに、著者の徳の高さを感じさせる。
再読に耐えうる、いや是非読み直したいと思える本。
投稿元:
レビューを見る
うーん、心に残るエピソードたち。ひとりで死を迎える可能性、私にもありますよね‥‥。考えさせられました。
投稿元:
レビューを見る
短い文章で簡潔に現場の状況を伝えてくれています…正直、門外漢の自分なぞがその現場を見たら卒倒しかねない…それくらいに作者の文章は読み手に現場の画みたいなものを想像させますねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
元々、ブログの記事を集めた文章なだけあってか、一編一編すぐ読了できますねぇ…作者の観念というのか、哲学めいた考え方にはあんまし共感できなかったけれども(!)、まあ、世の中にはこういう仕事もあるよ、みたいな感じで軽く知るのにはイイ本じゃないでしょうか…。
解説の養老先生もイイ味出していました! まさか養老先生の解説にこんなにも心打たれるとは…確かに現代社会は死というものをどんどん遠ざけているな…と思いました! 死に対するアレルギー…これはどんどん深まっていきそうで怖いですけれども、しかし! 人は必ず死んでしまう…死体は生まれ続けるのであってアレですね、現代人はスマホとかで利便性を享受するのもいいですけれども、死体に対する免疫をつけた方がいいかもしれませんねぇ…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
投稿元:
レビューを見る
死体処理、遺品整理、ゴミ屋敷の撤去等、凡そ人が忌避するものを生業としている人のブログをまとめた本。人は死んだら溶けるといったことを知らないから人は自宅でポックリ死にたいとかいうのだ。おれはどう死にたいのだろうか。これを読む限り、家のなかでは死にたくない。山のなかで自然に帰るのが一番キレイだ。溶ける前に、死体を獣に食われたい。循環の中に入れるようにしたいものだ。
解説の養老孟司が凄くいい。
投稿元:
レビューを見る
カバーがキレイ。
依頼主から感謝され、隊長が涙を堪えるところでぐっときた。隊長が聖人君子ではなく、私達と変わらず悩みながら生きている点に救われた。
投稿元:
レビューを見る
やはり日々、人の死と相対して生きておられる方だけにとても優しい言葉で綴られていているんですけど、一文にものすごく含蓄があるというか、考えさせられてしまいました。
誰にでもやってくる死という事象に対して、漠然とイメージしているのは自分が死ぬ瞬間ではなかろうか、なかなか、死んだ後どうなるって所まで考えたりしてないかもしれない。事故や病気や寿命など死に方はいろいろあるけどいつ死ぬかは分からないですもん。本書に登場された仏様たちのようにドロドロになって…みたいな自分なんて考えられないなぁ~
何故この仕事にたどり着いたのか、
何故ずっと続けているのか、
隊長に聞いてみたいことは山盛りあります。
そりゃ、精神を病みそうになったりしても不思議じゃないですよ。僕には絶対できないです。過酷過ぎですよ、この仕事…
もちろん興味がわいたので読んでみたんですが、何か大事なことに気づかされたような気がします。
いつかこんな事態がやって来るのかもしれない。でもそれに対して準備や心づもりをするキッカケをもらいました。今もどこかで悪戦苦闘されているであろう特掃隊長を応援したい気持ちでいっぱいです。
投稿元:
レビューを見る
孤独死、自殺等と向き合う著者の一冊。
人は生きている限りは生きなければならない。という一文が印象的。
人の生死に関する様々な考え方、哲学を教えてくれる。
投稿元:
レビューを見る
知らない世界・知らない仕事内容。興味深く読ませていただきました。孤独死が増えているが、
人は死んで放置されたままだとどうなるのか?
「腐乱する」。このことは、誰でも頭ではわかっているとおもうが、改めてこの本を読むことで実態がわかり私にとってインパクトのある本となりました。
「孤独死は、悲しいことではない」という意見に共感していたが、あとに残された周りの人が死体を対処する必要があることをこの本を読むまで具体的に、考えていませんでした。メメントモリ。
投稿元:
レビューを見る
読み終わった後、感動し過ぎて友人達に進めたが誰一人読んでくれない
温度差が鬱陶しかったのか、、、
それくらい素晴らしい内容。