マニア以外のひとも楽しく読めます
2015/03/18 15:13
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は決して「国道マニア」ではありませんが、道路という身近な社会資本について、写真をふんだんに使ってわかりやすく書かれています。著者の情熱にいわば引っ張られるかたちで楽しく読むことができます。国道マニアの人には常識なのかもしれませんが、「え!これが国道?!」と驚くような道路が次々に紹介され、国道のイメージがガラッとかわります。まあ、このあたりの驚きが、著者の狙いなのでしょうね。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
車を持たず、周囲の人の「〇号線沿いの~」という道案内も
理解出来ないレベルなもので、全く知らないことばかりでした。実に面白かったです。
地元新潟県ネタもいろいろ出てきて勉強になりました。
何より呼び方が面白いですね。「焼きおにぎり」ツボでした・・・。
この本を読んでからまんまと標識ばかり見るようになりました。
投稿元:
レビューを見る
天下の公道についての雑学。極めて身近だけれど,注目されることの少ない「道路」の魅力が軽妙な文章で楽しめる。著者は本業の化学の本もいいけど,それとはまったく無関係のマイナー趣味についてもこんなに書けるなんて…。はしがきで語られる道路哲学から素晴らしく,ぐいぐい引き込まれる。ほとばしる道路愛。
それでいて読了して得られるものが,まるで無駄な知識だけかというとそうではない。道路にかすかに残された「何だこれww」的な遺物を通して,近代日本の成り立ちや,道路に関わる人々の思惑にまで思いをはせることができる。歴史や人間についての理解も深まること請け合いだ。
おにぎり,だんご,ヘキサ,階段国道,海上国道,エレベータ国道,国道グッズ,国道ソング,国道完走,非国道走行。興味深い豆知識や使ってみたくなる業界用語が満載だ。もっとマニアックな国道本もあるだろうけど,一冊目として特にふさわしい本と思う。
投稿元:
レビューを見る
国道含め道路好きな僕としては、お気に入りの1冊。酷道の数々だったり、階段国道…etc また番号の由来などなど、知識がたくさん知ることができた。
また、おススメの道路も書かれているので、行って見たいと思ったりする。
投稿元:
レビューを見る
週末に東京近郊を歩いていますが、車じゃなくてもやはり国道にはいろいろお世話になっています。自動車目線の内容がほとんどですが、興味深い標識などは歩いて見に行ってもいいかな、と思いました。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
第1章 国道の名所を行く
第2章 酷道趣味
第3章 国道の歴史
第4章 国道完走
第5章 レコード・ホルダーの国道たち
第6章 国道標識に魅せられて
第7章 都道府県道の謎
第8章 旧道を行く
第9章 深遠なるマニアの世界
<内容>
著者はサイエンスライターの第一人者らしい。が、この本はそことは似ても似つかぬ「コアなマニア」の本。そして、過去にあまり新書では出されていないテーマのためか分厚い!たぶん著者は国道に関することは(走りとしては)描き尽くしたのではないか?これ以上は、マニア同士でツィッターなどで語ってほしい。
とは言うものの、大変面白かった。「酷道」は知っていたし、動画も少しは見た。が、ある国道を始点から終点まで走る「一気完走」(第4章)や国道の様々なレコード(第5章)「非国民」(国道を通らずに目的地に行く。第9章))などは気がつかなかった(知らないのは当たり前なので…)。また国道(というか道)グッズの少なさを著者は嘆いているが、そのうち日の目を見るのではないか?銅像マニアがそう予想します(笑)
投稿元:
レビューを見る
面白い。読みやすい。為になる。
なによりも章立てが素晴らしい。
名所紹介でグッと掴み、酷道で未知(道)のせかいへ引き込む。
歴史で全貌を俯瞰し、国道完走で旅をした気分になる。
レコードホルダーで笑い、国道標識で近所に想いを巡らせる。
都道府県道でさらに驚き、旧道への想いに共感する。
最後に、非国民の存在でマニアの究極像に触れる。
本当に面白い本だ。
投稿元:
レビューを見る
国道なんて全然興味ないんですけど、この本は楽しく読めました。文章にユーモアがあっていちいち面白く、「酷道」「ねぎま」「三方開花」といったネーミングの妙にも唸ります。そして「よく調べたもんだ」と呆れる、いや感心するしかない情報量の多さに圧倒されます。つくづくマニアの「業」というものを感じさせる本。大好きです。
投稿元:
レビューを見る
良著。写真や地図も多く、引き寄せられる本。
アーケード国道やオメガカーブ、羽根尾の国道交差点も押さえながら、新潟市本町の複数の国道の起終点になっている交差点の紹介。
酷道や旧道の紹介など、本当に楽しく読めました。
続編を待ちたいです。
投稿元:
レビューを見る
マニアって楽しい
国道四号の始まりは日本橋から伸びてたのね
標識はおにぎりって呼ぶとか、国道かぶりとかしらなかったぜ
てか免許ないから新しいこと一杯だった
さすがサイエンスライター、文章の読みやすいことといったら!
道もいいなあーと思いました
投稿元:
レビューを見る
日本に走る国道・県道などを通るのが楽しくなる本だった。趣味でバイクツーリングをするが、あまり気にかけていなかったので、今まで損していたなと思う。
投稿元:
レビューを見る
ゆうまでもなくマニアックな本である。
でも、普段気にしていない国道の側面がわかる本。
ちょっとそこの国道を見に行ってみたくなる。かもしれない。
投稿元:
レビューを見る
内容紹介
空気のように、非常に身近でありながら、ほとんどその存在を意識されることのない「国道」。その国道を真っ正面から扱った記念碑的作品。
実は、国道には不可思議なことが数多く存在する。
・国道246号は存在するのに、なぜ国道60号や国道99号はないのか?
・圏央道やアクアラインは高速道路なのになぜ国道指定されているのか?
・車が通れない商店街や階段がなぜ国道指定されるのか?
・道路すら走っていないフェリー航路が国道扱いされるのはなぜなのか?
など、いちいち挙げれば、数限りない。
国道をこよなく「国道マニア」として知られる佐藤健太郎氏が、こうした国道にまつわる、様々な謎を読み解くとともに、国道をこよなく愛する「国道マニア」たちのマニアックな生態を解説する。悪路を好んで走る「酷道マニア」。旧道を好んで走る「旧道マニア」。国道のありがたさを実感するために非国道のみを頑なに走行する「非国道走向マニア」、道路元標に異常な執着を示す「道路元標マニア」など、彼らのこだわりは相当なまでにマニアックである。抱腹絶倒の一冊
投稿元:
レビューを見る
タモリ倶楽部3時間スペシャルが出来そうなボリュームとクオリティ。なるほど、こう書かれると国道は確かに楽しい。新書らしい、かっちりとした構成なのだが、サイエンスライターとして難しいことを楽しく読ませる著者の腕前でどんどん読める。
投稿元:
レビューを見る
2014/12/12読了。
「道」の奥深さは、「鉄道」の奥深さと似ている。違いは、前者の方がより歴史があり、日常に近いシステムという点か。今までは気にもしなかった看板や標識が、これからは少し違って見えてくるように思える。