紙の本
上巻以上に
2015/11/11 19:09
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投稿者:ほし☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻以上にドラマチックな内容になっています。主人公の身体的な「ある変化」には驚かされました。主人公以上に大変な人生を歩んできた姉の性格の変化には、本当に良かったと思いました。
紙の本
又吉さんきっかけ
2015/10/01 17:53
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投稿者:びん - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビで又吉さんが『サラバ』をおすすめしていて、気になって購入しました。奥深い描写に、どんどん引き込まれていきました。しばらく読書とは離れていたため、上下巻読み切るか、恐る恐るではありましたが、あっというまに上巻が読み終わり、すぐに下巻にいきました。読めば読むほど西さんワールドに引き寄せられます。この本がきっかけで西加奈子さんのいろんな本を読んでいる最中です。
紙の本
壮絶でした
2022/10/12 19:59
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に一気読みでした。
若い作者がこんな作品が書けるなんて、作者は天才ですね。
多くの人を救える力がある作者ですね。
すばらしいです。
益々のご活躍を祈念致します。
紙の本
たった一度の人生
2015/11/21 12:53
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投稿者:のり - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んでよかったと思った。これは、出来がいい弟の話ではなく、人の目を気にしすぎて時を無駄にした愚かな人間の話だ。自分のことを人に決めさせてはいけない、自分に言われているようだった。若い時に読みたかったが、まだ遅くない。残りの人生を自分で決めたいと思った。
紙の本
また読みたい
2015/11/13 22:27
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投稿者:ちゃらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に読んでしまった。感情がぐるぐるするのだけれど、でも最後はすかっとした。海外いきたいし、趣味の合う刺激し合える友だちほしいし、毎日わくわく生きたい。歩の人生のように、波はあるのかもしれないけれど、やっぱり自分を認めれたら生きやすくなるんだろうな。また読み返したい本。
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西さん本気出しすぎだわ。やばい小説書きすぎ、集大成みたいになってるもん。やばいやばいって連呼したくなるほどやばいわ。こんな本気出して今後大丈夫か心配になるくらい燃え尽きた感半端ない。久しぶりにいい本読んだな、熱いし、魂むんむんだし。
ご神木の姉の変化も、美少年だった歩のとくに頭髪の変化も、彼ら一帯の圷家の変化が凄まじい。最後はちょっと泣いてしまった。幹となるものを見つけたい、誰かと、何かを比較し続けるのではなく、わたしの中の幹を、芯となるものを見つけ歩みたいな、と強く思った。
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下巻を読みはじめて数日後、直木賞受賞が決まったこの作品。西さん曰く、100%虚構ですと。
なんというか、映画化されそう。
きっと面白いと思う。
矢田のおばちゃんの存在が、歩や貴子にとっても、私にとっても、大きかった!!
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ぼけっと歩いてたのに気がついたら早足になってて、終いにダッシュしてる。
そんな言いたいこと、てんこ盛り、最後の最後にガツンと一発かましてくれるし。
ほんまえらいこっちゃ。
こんな本読まされたらあとどないするん。
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読んでいると色んな意味で行ったことのない世界の情景がひとつひとつ難なくぱっと浮かんだ。なんというか西さんの底力を感じた。
いびつにもほどがあるほどにいびつな登場人物たちが、時々少しむかつくくらい自由で(自由が幸せとは限らないけれど)、煩わしいほどに魅力的で、とてもよかった。
個人的には、今年入って初めて西さんの本を読んで、それから一生読み続けたい作家のひとりになった。西さんに出会えてよかった!
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何をどう言葉にしていいのかわからない。
西加奈子は暴力だ。圧倒的な暴力だ。
この長い物語を読んでいる私は、打ちのめされ、引きずられ、傷付いた。それでも彼を見失わないように必死で目を凝らす。どこまでもつながるこの痛みを自分の中に取り込もうと目を凝らす。
生きていることが苦しくて、いっそ逃げてしまいたい、そう思うことがある。
何もかも周りのせいにして、自分の中に逃げ込みたくなる。そこはきっと居心地が良くて、多分傷付くことなく生きていける。目を閉じ耳をふさぎ見えない何かを感じる、そこにいればもう傷付かなくてすむ。
でも、そこから外に出て、自分の人生を歩き出すために、どれだけのチカラを必要とするか。きっと一人じゃダメなんだろう。自分のそばにいて、ただそばにいて、ひたすらじっとそばにいてくれる。そんなだれかが必要なんだろう。
生きること。生きていること。生きていくこと。その圧倒的な苦しみになかでもがいているたくさんの人に、この物語は一つの福音になるのだろう。芯を見失い軸を失い漂うたくさんの人へ、この物語を届ける、それが私の信じるべき何かなのかも。
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私が、本を読み続けている目的。
それがこの物語で明らかになりました。
私は、確実に自分の『サラバ!』を探しているんだと。
私の本を読むきっかけは
資格試験のうっかりミスをなくす為だったのですが…。
その資格試験も、読書しようと思ったことも
少しずつでも読書を続けてきたことも
この本『サラバ!』に繋がっていたんですね。
ここは通過点ではなく、
何かが意識的に変わるであろう分岐点です。
貴子や歩をみていれば、容易に手に入るものではないのはわかってます。
私はまだまだ信じきることができていません。
胸にストンとおちて、急にピントがあったように
はっきりとわかる日まで、
自分の思うがまま、選ぶがまま、
これからも読書を続けたいと思います。
ああ、こんな読書体験もあるのですね。
自分の後ろには自分が読んだ本たちがつながっている。
本だけではなく、今までのありとあらゆるものが
うねるように流れている。
私が私を連れていく次の場所。
横道だろうが、遠回りだろうが躊躇せず
自分に任せて直感で選んでみようと思わせる一冊です。
こうありたいと願うものが、ここにありました。
西加奈子さん、私も私だけの『サラバ!』を探しはじめます。
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伏線はあった。信じるものは生まれた時、最初に出会っている。
生きている瞬間を無意識に信じている。いつからか、気がつかないうちに揺らぐ、そう、生きることは決して楽なことではない。楽しいことだけでは、本当に楽しいか分からなくなる。全ての根っこはつながっている。帰りつくのは、気づくところはいつも同じところ。いつかはこの世にサラバする。生まれたときには信じてないことも、いつか信じられる自分を見つけられる。だから今できることを信じていこうと、密かに思っている。
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父の出家。母の再婚。サトラコヲモンサマ解体後、世間の耳目を集めてしまった姉の問題行動。大人になった歩にも、異変は起こり続けた。甘え、嫉妬、狡猾さと自己愛の檻に囚われていた彼は、心のなかで叫んだ。お前は、いったい、誰なんだ。一家離散。親友の意外な行動。恋人の裏切り。自我の完全崩壊。
ひとりの男の人生は、やがて誰も見たことのない急カーブを描いて、地に堕ちていく。
絶望のただ中で、宙吊りにされた男は、衝き動かされるように彼の地へ飛んだ。
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うーん、はじめは良かったんだけどなぁ。
最後もちゃんとしめてくれたけど、後半の話が「なんだかなぁ。」という感じでした。
そういうところを抜いて1冊にしてくれたら良かったのに!
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(2015/3/13読了)
僕は僕を信じている…ここに至るまでの絶望、傷つかないための生き方にとらわれてしまう歩。
終盤は頁をめくるほどに胸が高まり、涙をこらえることが出来ませんでした。
久しぶりにいい作品に出会えました。星5つでは足りない!
(内容)
父の出家。母の再婚。サトラコヲモンサマ解体後、世間の耳目を集めてしまった姉の問題行動。大人になった歩にも、異変は起こり続けた。甘え、嫉妬、狡猾さと自己愛の檻に囚われていた彼は、心のなかで叫んだ。お前は、いったい、誰なんだ。
(目次)
第四章 圷家の、あるいは今橋家の完全なる崩壊
第五章 残酷な未来
第六章 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」