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敬愛するY医師が、2015年のベストとして紹介してくれた本でした。地球の温暖化、異常気象との関連から、また化石燃料依存による実質的な国家としての非独立性からの脱却の視点で、原子力発電については一時的には擁護したい、とする私の立場を強烈に批判されて、勧めてくれた本でした。
本日を持ち、これまでの自分の不明を恥じ入り、明確に自分の変節を認め、原発擁護の立場を完全に放棄します。原発及び、国内の米国駐留を撤廃を目標とした、研究を始めることといたします。Y医師に心からの感謝いたします。
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もし、アメリカに背いたら、忠誠を誓っている(アメリカに操られている)役人や政治家は命を奪われるのかな?もし現代でそんなことが起こるのなら、現実と物語との境のない社会を我々は生きていることになる。そうでないのなら、直ちに法治国家への戦いを始めるべきである。自民党とか民主党とかに分かれている場合ではない。祖国を思う心に双方で違いはないはずだからだ。今のところはそんな印象。
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先般話題となっている「憲法9条」や「集団的自衛権」の問題。マスコミや書籍で様々な議論があるが、ほとんどは極端な立場をとった意見であり、初心者にはわかりにくいと感じていた。本書は歴史的事実に基づいた中立的な考察がなされており、初心者にもスッと入ってくる内容となっている。この一冊を読んだ後から、メディアの情報が噛み砕かれ、スッと頭に入ってくるようになった。憲法9条問題を考える前にまず読みたい一冊である。
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「知らない平穏よりも知る悲しみのある人生の方が高級だ」
大きな謎を解くための旅に出るきっかけとなる一冊!
【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200183292&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200409642&type=CtlgBook
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うっすらと感じるけれど、見ないことにしよう、気づかないことにしよう、と思っていたことを、ちゃんと考えないといけないよ、と目の前に並べられた気がする。私は敗戦国に生きていて、経済的発展と引き換えに、失い、遠ざけられているものがたくさんあるのだ。
もっと知らなければ。
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図書館で予約、1年以上待って、ようやく手元に来ました。
(人気の本ですね。)
興味ナイ方には何の意味もない本かもしれませんが、この題名を見て興味を持った方には、是非オススメな本です。
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沖縄の基地問題、福島の原発問題、安保村の問題は、すべてアメリカとの約束がその根底にある。
沖縄の問題に関しては、以前読んだ「本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」」をより分かりやすく書いてあり、一読するべきである。
安保村の問題については、条文が多く出てきて少し難解だった。勉強してから再読したいと思う。
基地問題についてだけでも、暗澹たる気持ちになるのだが、原発問題でも驚かされた。
そこには「日米地位協定」同様、「日米原子力協定」という大きな壁が横たわっているのだ。
その「条文をくわしく分析した専門家に言わせると、アメリカ側の了承なしに日本側で決めていいのは電気料金だけだそう」。
あまりにもひどい話だが、今までの政府の対応を見ていると、うなずける。
また、国連において日本は、世界でただ一国だけの「敵国」という国際法上最下位の地位だという。
日本は、インテグリティを維持し、しっかりとそれを態度で示して、アメリカからの独立を目指してほしいと思う。
戦後の米軍駐留について、天皇陛下とその側近が自ら望んだと著者はいうが、その前提で著者はアメリカ軍の撤退をするための方策を提示している。
フィリピンやドイツを見習い、占領状態を脱してほしいと思う。
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憲法、沖縄など、
アメリカの従属国である日本
ただの言いなりなのか、それすら戦略なのか
戦後史の正体 と併せて読むと良さそう
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このタイトルのような疑問を持っているならば、ぜひ読むべき。本書は、多くの史料に基づいて止められない理由を説明し、さらに現状を打開するための代替案を示している。日本が米国に負けた「敗戦国」であることの意味をよく理解できるだろう。 (松村 教員)
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いや。凄くいい!基地・原発って切り口だけど、憲法の事がすごく良く解る!
護憲か改(悪)憲かの議論で、何故「今より良い憲法を作る」の選択肢がないのか?ほんとそれ!
私はとことん九条loveの護憲派なんだけども、とっても丁寧に問題点と改善の道筋が書かれてて、うっかり変節。
「うん!そうだ!みんなで本物の憲法を作ろうよ!」
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日本の統治をめぐる戦後史。アメリカのえげつなさ、狡猾さを再確認。アメリカの上をいく戦略を選ばなければ、未来はない。著者のいう憲法の書き換えはその一歩に過ぎないだろう。
・日米地位協定の結果、航空特例法で米軍機と国連軍機への「適用除外」項目が設けられている。
・アメリカ国務省のシナリオの元に出された最高裁「砂川判決」
・アメリカやフランスでも、日本のような「統治行為論」の判例は認められていない
・バックドアから出入りするCIAの工作員
・法律が改正されてもつづく「放射性物質の適用除外」:法律に示されている、政府が基準を決めていないから。
・日米原子力協定によると、日本だけで決められるのは、電気料金だけ
・原子力村の経済規模が年間2兆円ならば、安保村の経済規模は年間350兆円で、日本のGDPのすべて。←根拠は?
・昭和天皇の人間宣言は、最初英文だった。
・GHQ,東京裁判、GHQが憲法草案を書いたこと、検閲制度そのものへの批判は検閲対象だった。
・美濃部達吉:現在進行中の手続きによると、草案を勅命によって議会に提出し、天皇のご裁可によって憲法改正が成立する。にもかかわらず、前文では国民自らが憲法を制定するようになっていて、これは虚偽だ。民定憲法は国民代表会議をつくって、それに起案させ、最後の確定として国民投票にかけるのが適当だ。
・8月革命説のアイデアは丸山真男。
・世界の常識:国土の一部でも占領されていたら、その間は絶対に憲法に手を触れてはならない。
・United Nations:国連と訳すか、連合国と訳すか
・ケナンドクトリンは、ソ連の封じ込めとドイツ・日本の封じこめの二面性があった。
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彼はたぶん心情左翼で内田樹と同じ民主党改め民進党支持者なのであろう。天皇陛下を軽んじる記述から私はそのように判断した。それでも読み終えることができたのは、やはり知らない事実がたくさん書かれていたためで、勉強になることは確かである。
http://sessendo.blogspot.jp/2016/04/blog-post_73.html
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読むのが大変だった。。。
これほど読んでいて腹が立ってくる本はなかった。
もちろん、本に対して怒るのでなく、その現状や歴史的事実、何の対応もしてこなかった日本に対して。
戦後の多くの事を学べる本でもあると思う。戦後どういう問題をはらんでしまったのか、どうして今の現状で明らかにおかしいと感じる事や違和感を覚える事がまかり通るのか、若い世代であればある程、そう思っていると思う。
どういう派がいて、それぞれどう言う主張をしているのかと言う観点からもわかりやすい。
日本は、自国の歴史から切り離されてしまっている。そこを誤魔化してしまったがゆえに、そうでない道を見失ってしまったままで、未だ敗戦直後のやり方を続けていることに驚愕。
世界からすると、日本は未だ「敵国条項」としての効力の対象となっている。平たく言えば、だから、アメリカは日本に対して何をしても良い。これは、日本として、そこから外れる様な努力を一切してこなかったと言うことでもあるし、そのような教育も一切国民に与えなかったと言う事。
もちろんそこに至る様々な複雑な経緯があるが、文書で残されてしまっているのが問題であり、むしろ日本からお願いしてしまっているようだ。
同じ敗戦のドイツは、苦しみを真正面から受け止めている。
過去の克服をしたのとしないとので、その後の何たる違いだろうかと思ってしまう。
世界の経済大国と言う夢を実現してしまったからこそ、このぬるま湯から出る事をすごく嫌がっているのが、今の日本なのかもしれない。
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力作。
冒頭の普天間基地のカメリア人居住区だけは飛行機が飛ば無い話だけで衝撃的。
マスコミは、なぜこの事実を取り上げ無いのか。知らされていない事が沢山あるのだと感じさせられた。
日本とアメリカとの密約の数々が根源か。それが今の日本の発展に貢献したとも言えるが。時代は変わった。ほころびが出ていくことだろう。
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読んでいて何度怒りに震えたか、
知らないところで、どれほど勝手なことをされ、
それらの政治家を崇め奉る記述のみが教科書で語られる。