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日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか みんなのレビュー

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みんなのレビュー88件

みんなの評価4.5

評価内訳

82 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

一級の素材、だが肝心の料理人の腕が・・・

2016/12/29 02:09

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投稿者:親譲りの無鉄砲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜ沖縄の米軍基地は返還されないのか、そして、3.11では福島の過酷原発事故がありまだ帰宅できない避難民が大勢いるのに性懲りもなく全国の原発を再稼働させるために躍起になっているminionがなぜ日本の立法、行政、司法を牛耳っているのか、これらの二つには、実は日本を支配する「同じ」ダークな力学(「特別」な法体系)が働いていることを証明しようとした、野心的な本である。ただし、本書結末にある、米軍撤退をできなくさせてしまっているのは、憲法9条2項のせいだ、と結論付けているところは、完全に論理の飛躍であり、著者は、米国の密約の論理、つまり国連憲章の敵国条項が外されない理由における論理のすり替えに絡め取られてしまっている。このあたりは大変残念で、竜頭蛇尾と断言せざるを得ない。本書の第2弾の「日本はなぜ、「戦争のできる国」になったのか」ではこのあたりの論旨は若干弱まっているが、多くの読者からの批判もあったからなのであろう。護憲には、本書とまた異なる意味の戦略もあるし、米軍撤退も、「琉球独立」のような、別のアプローチもありうるのである。
 それでも本書は一読の価値がある。つまりそれは、我々日本人は昭和27年のサンフランシスコ講和条約以降約65年にわたって日本は主権国家として返り咲いていると公式的には教えられてはいるものの、本当のところは「日本はいまだに米国に実効支配(占領)されている」という点なのである。日本の指導層minionの親玉であるAnunnakiは、米国である。しかし日本の「領民」はそれを「知らされていない」、ということが一番の問題なのだ。読者にその事実を伝えるべく、著者は、戦後日米間で交わされた外交文書群、締結された条約類を詳細にかつ分かりやすく読み解いている。既知の事柄ばかりであるが、一挙に並べられると壮観であり、圧倒的であり、アメリカの日本に対する底知れない支配欲を実感できる資料ばかりなのである。類書に白井聡の「永続敗戦論」等もあるが、これより、外交資料関係に関しては見通し良く解説されているのである。素材は一級なのである。惜しむらくは料理人の腕が仕上げを台無しにしている。
 戦後統治政策上日本の軍部完全解体を当初目指したGHQが、憲法草案に戦争放棄条項を盛り込ませたが、これはダンバートン・オークス提案を引き写したものであった。しかし戦後レジームは、米ソ冷戦構造によって世界を二分する抗争が繰り広げられるようになり、敗戦により平和志向の強くなった日本の国民感情に反して、平和憲法を押し付けたアメリカ自身は、理想主義的な世界平和論をあっさり捨て去って、極東アジアの反共陣営の橋頭保として日本を利用しようと考え、戦争ゲームを延々と繰り返すことになった。従って、占領統治終結にあたり締結した「平和条約」と安保条約はワンセットなのである。軍事的な実効支配については、日本の国民感情に受け入れられそうもない部分は、密約という形をとり、政権が交代しても、その関係を維持するための記憶装置として、日米合同委員会を設け、記憶の増強を図る。原子力政策に関しても、日米原子力協定が、安保条約の原子力版なのだ。密約という裏の外交に関しては、昭和天皇も「沖縄メッセージ」等で数々の大きな役割を果たした...これらの素材を元に、平和な未来を築くために、読者一人一人が、考えを深めるのが望ましい。本書はそのきっかけになりうるであろう。しかし、著者の主張の鵜呑みにするのはちょっと危険である。読者は心するように。

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2015/04/17 21:38

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