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《リード》佐方の検事時代の短編4作。
《内容》
【心を掬う】
【業をおろす】
【死命を賭ける 「死命」刑事部編】
【死命を決する 「死命」公判部編】
《コメント》
佐方のまわりには良い人がたくさんいる。
英心「長かったよのう、陽世」「ゆくぞ」
涙で読めなくなった。広島、龍円寺にぶらりと行きたくなった。
シリーズの次作が待ち遠しい。
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郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う「心を掬う」、佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編「業をおろす」など、骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が融合した全4編を収録。
前作「検事の本懐」を読んだのは13年5月のことで、骨太な作品という印象だけは残っていたが、続編でも同じ感想を抱いた。柚月優子の作品を最初に読んだとき、主人公佐方はヤメ検弁護士だったが、あまり魅力を感じない作品だった。佐方が検察官時代の方がよかったということか?
(B)
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これは…、久しぶりに面白かった。
自信を持つて母(83)に勧めました(*^_^*)。
ただし、作者名の振りがなが「ゆずきゆうこ」となってゐるのが違和感あり。図書館で検索するのに「柚木」と入力してたら全然ヒットしないので何事かと心配してしまつた。「柚月」なら「ゆづき」の方が自然ではないのか。ご本人がどう考へてをられるのかお聞きしたい(笑)。
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やっと「検事の死命」読み終えました。ちょっと時間がかかってしまいましたが、4つの短編みたいだったので、時間かかっても面白かった。やはり佐方さんの法廷シーンは最高ですね。主義主張がはっきりしていて、なんか読み終えてスカッとします。裁判も紆余曲折があり、なかなか、スリル感があっていいですね。あと、読んでないのは「最後の証人」だけです。これも楽しみですね。
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これは読後感すっきり。権力に屈せず罪をまっとうに裁くというまるで半沢シリーズの検事版といえる。
単純にスカッとしたい時によい小説。
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こっちが2作目だと間違えて先に読んでしまいました。佐方がヤメ検だったことも忘れてましたが、何があってもぶれずに真実を追求する佐方の強さがカッコいい。検事でも弁護士でも、佐方の活躍ぶりをずっと読んでいきたいです。連続放火事件や陽世の話は『検事の本懐』で描かれているようですね。『本懐』を読んだら『最後の証人』を再読したいと思います。
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エリートなのに、汚れ仕事も進んでやる 主人公。
こんな人が、ちゃんと出世する法曹界だといいなぁと思う。無理そうだけど。
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2014年発刊なのに冒頭、巨人の斎藤雅樹が5年連続開幕投手、3年連続完封勝利、小早川、野村・長嶋監督が出てきて懐かしい。痴漢容疑者の捜査で手に付着した繊維やレンタルビデオの貸出履歴を調べることが成程感心。ポイントは「クロスカウンター」、前半2作の短編を無にして後半の「死命を・・・」に厚みを持たした方がよいのではないでしょうか?
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若手検事佐方の活躍、続編。郵便物からの窃盗を調べ上げる心を掬う、父親の無実を英心により明らかにする業をおろす、冤罪痴漢事件を徹底追及する死命を賭けると死命を決する、いずれも事件は小さいが佐方の細やかで徹底的な捜査により解明する手法は痛快、かつ気持ち良い。侘び寂びがあってよい。
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【心を掬う】皺くちゃの5千円札のエピソードにほろり【業をおろす】陽世さんの気高い精神には胸を打たれたが、せめてご両親には真相を告げた方が良かったのでは?と思えてなりません。【死命を賭ける】【死命を決する】特に捻りのない話なだけに、作家さんの筆力が問われる作品だと思う。きっと大丈夫とは思っても、最後の法廷の場面ではハラハラしました。罪はまっとうに裁かれなければならないという佐方の精神が真っ直ぐに伝わり胸が熱くなる。佐方の検事時代の2冊はどちらも大満足、佐方シリーズ第一弾『最後の証人』も読みます。
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2017年24冊目。
そっか、原作ではこっちが後だったのか。既にドラマを見てることを差し引いても法廷モノとしては読みやすいと思う。左方の信念に感服。
でも設定の年齢でこのキャラはちょっと無理がある気がするし、あたしの中ではやっぱり左方貞人はイコール上川隆也だなー。
左方の弁護士になってからの続編もぜひ期待したい。
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久々に柚月ワールドを堪能
スピード感満点の描写展開は面白い
裁判場景シーンは正に手に取るように目に浮かんだ
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ドラマを観たのにDVD化されておらず、
書籍版にてレビューを。
痴漢行為の迷惑防止条例であろうと
犯罪である以上、全く手を抜かない
佐方には脱帽する。
それが被告の身内や政治家の圧力があろうとも
屈することなく前に向かって行く姿。
被害者が以前、加害者であっても
常に誰も擁護する大人がいなくても
被害者には変わりない。
また被告がどんな家柄であろうとも。
自分にも思い当たる節がある。
だいぶ昔、成績の優劣だけで
優遇されていたことを。
このドラマを観て改めて思う。
昔であろうと、それは違うのでは?と。
話し合って解決すべきだったのかと。
彼は塾を辞めされられた。
ほんとは僕自身が辞めたかったのに。
“身分”だけで決まってしまう
この世界に違和感を感じる。
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2が図書館になかったから三作目を読みましたら二作目に関連する話が1つあったのでそれは飛ばして読みました。
最初の郵便局乗るんや話はどこかで読んだことあるのを思い出しました。なかなか印象的なストーリーです
検事の死命については、どんなに正義をもっていてもクソ野郎に潰される世の中ってほんとやってられないな、って思う。本の中では正義が勝つけど世の中どれだけ正義が勝つのに正義以外のものが必要になるのか、なんてことを考えた
2017.3.20
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とても面白かった。
「死命を決する」の法廷シーンはしびれましたね。弁護士との掛け合い、一枚上手な佐方の切り返しよかったです。一気に読み終わりました。佐方シリーズの書き方好きですね。余韻もとてもよかったです。