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警察が秘密裡に抱える捜査部隊の話。
すごい人達の集まりかと思いきや、環というボス以外はなんだか普通。なんか違和感。
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「若者たちの失踪の背後にあるものを探って欲しい」依頼に応えて、環敬吾はチームのメンバーに招集をかけた。私立探偵・原田柾一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。暴かれる謎、葬り去られる悪。
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まさに本格ミステリーといった感じで引き込まれた。暴力的な描写が怖かった。それだけ表現力がすごい。次も早く読みたい。
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最初は「失踪をした若者を密かに探す、警視庁の中の特命課」という設定だったはずだが、いつのまにか薬物取引をめぐる半グレ捜査という風にテーマがずれてきてしまっている。
これならば特命課が出てくる必要はなく、暴対が出てくればよいのでは?
特に難しい捜査でもなさそうだし。
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窓際族に見える警視庁人事課の男が、実は特命捜査課のリーダーであった、なんてどうしたって面白くなるだろうと思って読んだが、面白いというよりもさすが貫井先輩。きっちりと今回も書いている。想像していたようなエンターテイメント的なものではないが、貫井先輩らしい作品でした。どうしても、貫井さんのことを貫井先輩と呼んでしまう力量がやばい。
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とても後味の悪い作品でした。
作者の計算…というわけではなく、今世間の注目を浴びている連続殺人事件を彷彿とさせるから。
連続殺人を書いた小説ではないのですが、なぜ彷彿とさせるのかというと、自分の人生をリセットする若者たちの未練のなさ、潔さが。
人生をリセットするのだから、それなりにつらいことや大変な事態があることは想像に難くないけれど、それにしても…だ。
「もし、やり直せるなら」「違う人生を送ることが出来たら」と思うことと、やってしまうことは全然違う。
つらい自分しか見えず、何を捨ててしまったかを深く考えることのできない若者たちは、いつか本当の自分のところに戻ってくるのだろうか。
それともまたどこかへ姿をくらますのだろうか。
それにしても特殊任務チームのボスをなぜ人事課に置くのか?
人事課の新人女子事務官が不審に感じるようではダメじゃん。
原田以外の人物の個人的背景が全然出てこないので、感情移入はできない。
今後シリーズが続くにつれて色々と明らかになるのだろう。
非常に嫌な事件を描いた作品だったけれど、ページを繰る手が止まらず、一気に読了。
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エンターテイメント性が高いミステリーもしっかり詰まっている読みやすい話だった。
ちょっと狂気染みたグロさがまたいい味出してます。
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仕掛けていたのが不動産屋のしがないサラリーマンだったというのが、物足りない感じ。結局、ロックバンドの内輪もめのところが話の中心になっていて、もっと複雑な裏事情やからくりがあるのかと思って読み進めていったのに、えっ、って感じで終わってしまった。
描写はさすがにどろどろしていて、そこはやはりプロだなあ、と感心させられたが。
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人物描写が的確かつ鮮明に描かれているので、登場人物が増えてもこれは誰?となることは全くなかったです。発表当時から何年経っていても色鮮やかに感じられるストーリーで、最後まで一気に読み進められました。
個人的に、それまでがかなり丁寧に描かれていたのに完結までの流れがバタバタしてしまい、もう少しボリュームをとって書いていただきたかったと感じました。
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5/3読了。
家族が捜索願出してる人で事件性なく自ら失踪して行方くらましている人も世の中にはたくさんいるのかもと初めて思った
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最初は続々と登場人物が出てくるので、今一つ名前が頭にはいってこなかったけれど、誰が環のチームかわかってからは、どんどん読み進めていけた。無駄のない洗練された文章。
若者たちの失踪の黒幕が意外にチンケな理由だったり、親子のすれちがいだったり、やけにリアルでした。
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症候群シリーズ第1弾。今回は、相次ぐ若者の失踪に関わる事件を探るというもの。徐々に真相に迫っていく感じがなかなか面白いが、事件解決への内容よりも失踪する意味合いのほうが強く印象に残る。何らかの柵(親であったり友人であったり、故郷であったりなど)から逃れたいという思いから誰にも告げず行方を晦ますということはあるのかもしれない。場合によっては顔を変えたり名前を変えてまで生きていこうとする。つまり、全くの別人として残りの人生を歩むということだ。確かにそういった物理的なものからは逃れられるかもしれないが、逃げるという選択をした自分自身の気持ちからは逃れられない。結局はそんな自分とどう向き合っていくのかということなのだろうか。
なんとも考えさせられる作品。
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若者の失踪が全国的に起きている。
彼らは一体どこに姿を消したのか?
事件なのか、たんなる失踪なのか?
現役警察官の環と、訳ありな3人がチームとなって、警察が表向き動けない事件を追う。
失踪した若者の行方がわかった時、その仕掛けと思わぬ事態に…
2021.3.4
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期待し過ぎたかそれ程印象に残る様な作品ではなかった。
戸籍の扱いについて法の抜け穴みたいな所から作者は話を広げたんだろっていう感じで、無理やり殺人事件を当て嵌めた様な取ってつけた内容だった。
ちょっと動機が弱く短絡的な犯人に合わせ込みが少し雑な感じがした。
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症候群シリーズ1作目。
警視庁人事二課に属する環をリーダーとした特殊任務チームが失踪した若者を追っていくストーリー。
途中、ページを捲る手が止まらなかったが、最後は結構あっさりしているような。。。