0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
症候群の第一段。今現代の感覚で読むと違和感があるけれど、逆にこの作品を読むと90年代はこういう雰囲気だったというのを思い出します。環や原田などの大人の立ち回りにドキドキしながらも、自分を捨てたい、逃げ出したいなどと思っている若者にも当時十代だったからか共感しながら読んでいました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アイス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを毎週欠かさず観ていて面白かった
wowwowにも入っていてシーズン2もみたので是非、読んでみたくなった
まずは第一弾の失踪症候群 ちょっと変わったパターンで楽しみました
<症候群>シリーズ第一弾。ドラマ化にあわせて手に取りました。
2017/05/23 03:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマは録画しているけどまったく手をつけられる状態ではなく、ひとまず先に<症候群シリーズ>第一弾・『失踪症候群』を読んでみた。
350ページもない、ということもあるけれど・・・ずっと翻訳ミステリを読んでいる身としては、日本人作家の本はなんだかんだいってやっぱり読みやすいなぁ、と実感。 母国語、共有できる同じ価値観など原因はいろいろありましょうが・・・でも日本のばかり読んじゃうと海外翻訳ものが読みづらく感じてしまうので(訳者の方によるけど)、自分としてはこれまで通りのペースを保ちたいところです(つまり、平行して両方読む。 今は海外もののほうが多いけど)。
なにか事件に巻き込まれたわけでもなく、失踪した若者たちにどうやら共通点があるようだ。 その背後関係を洗い出すべく、警視庁人事二課に所属する環敬吾はそれが警察上層部からの指示であっても警察としては動かず、自分が抱える<チーム>に調査を依頼する。 確証がないと動けない警察組織と違って、環のチームは勘だけで動ける。 時と場合によっては超法規的手段を使っても・・・という話。
原著は1998年。 なので社会風俗など若干の古さを感じるし、2017年の目から見ると当時の「意外な展開」がそれほど意外に感じられない・・・という悲しさはある。 15年前に読めてたら、もっと盛り上がったかも。
なんか失踪した若者に対して同情できない~。 当時より社会はもっと厳しくなってるってことかしら。
でも面白くないわけではなく・・・最後まで読めちゃいましたからね。
逆に、「これをどうやって<社会派ドラマ>にしているんだろう・・・」と心配になるくらい、ある意味『現代版・必殺仕事人』なんですけど。
ま、シリーズ一作目なのでこれは挨拶程度、次から実像をあらわにしていくのかも。
というわけで、引き続き第二作『誘拐症候群』に取り掛かります。
投稿元:
レビューを見る
新装版ということで久しぶりに読みました。個人的には誘拐症候群が大好きで、そこに繋がるための助走かなという感じで、楽しく読めました。
投稿元:
レビューを見る
表の仕事とは別に、裏で様々な活動をする。なんか、”必殺!仕置人”のようなシチュエーション。
20年前の作品ということで、古くさい場面もあれが、人が人に対する気持ちは現在でも変わらない。
投稿元:
レビューを見る
終始淡々と物語が進行していった。
クライマックスに向けてググッと盛り上がるというわけでもなく、個人の内面に深く迫るというわけでもなく。
実に淡白なミステリー。
投稿元:
レビューを見る
秘密のベールに包まれた環さんの存在にわくわく。メンバーの普段の生活はこうですが、その実態は・・・ってところがいいですね。でも、父娘の確執問題はいらなかったかな。その分もっと彼らの活躍を見たかったですね。
投稿元:
レビューを見る
「症候群シリーズ」第一弾。
初めは淡々としていたが、読み進むにつれ面白くなってきたかな、と。
最後がざっくりし過ぎているような感じなので、★3つ。
投稿元:
レビューを見る
先にシリーズもの第2作目「誘拐症候群」を読んでしまったのだけれど、こちらの方が面白かったかな。
今回は「原田」の回でした。
投稿元:
レビューを見る
忙しくて読了に時間がかかってしまった。症候群シリーズものの一つ(らしい)。アイディアは面白い。環を中心とする捜査メンバーも個性的。ドラマにしてみると面白いかも。今読むと、やや時代が古い感あり。
投稿元:
レビューを見る
症候群シリーズの1作目。
多発する若者の失踪事件。
警察を退職した探偵たちを率いて特殊任務に当たる、環という刑事がその解決に挑む。
一見関連のなさそうな人々が失踪しているだけのように見えるが、環が追いかけると事件に関連性が見えてくる。
失踪者一人ひとりの背景にある物語、それを追う探偵が背負う物語、そしてすべての事件の裏に隠された真相とは。
最後の最後まで新たな展開があり、読者を飽きさせない新鮮さがある。
投稿元:
レビューを見る
評価は4。(3寄り)
内容(BOOKデーターベース)
失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、ときに超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者の跡を追った末、ついにたどり着いた真実とは。悪党には必ずや鉄槌を下す―ノンストップ・エンターテインメント「症候群シリーズ」第1弾!
特殊任務チームのメンバー設定は個性的で面白いと思ったが、個人個人は意外と喧嘩も個性も弱い。別に托鉢僧じゃなくても肉体労働者じゃ無くても良いじゃんという疑問が残ってしまった。
折角なのでそれぞれの裏の顔がもの凄かったら良かったのに。分かっていても最後には正義が勝つというスッキリストーリーが欲しかったかな。
投稿元:
レビューを見る
症候群シリーズのドラマが始まる前に積んでた本に手をつけました。環や武藤など、まだ謎のままなので次作でいろいろと明かされていく感じでしょうか?失踪から共通点を見つけて地道に捜査していくのも面白かったです。托鉢僧って、気になるキャラだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
暴力・残虐的なシーンは想像するのが痛かった。ここぞという時に助けに現れてくれないところが、スーパーヒーローでなく、完ぺき過ぎず良いのかもしれない。面白かった。
投稿元:
レビューを見る
「症候群シリーズ」の第一作目にあたる。
幼女誘拐事件の警察の内部対応を描いている部分と、新興宗教に関わっていく男性を描く部分とが同時に進行していく構成になっている。
ある日突然、愛する者が理不尽にしか思えない出来事で奪われてしまったら・・・。
あんなにも愛していた笑顔も、もう二度とこの手の中に戻ってはこない。
生きる気力も、生きていく目的も失ってしまった者が心に抱く感情を「絶望」というのかもしれない。
正規の警察官ではない者たちがチームを組み、言わば影の警察機構として犯罪に迫っていくという設定が面白い。
彼らが抱えている闇のようなもの・・・謎は明かされずに終わっている。
巻を追うごとに徐々に明らかになっていくのだろう。
そのあたりも楽しみのひとつではある。
ひっそりと張られている伏線が、最後にはしっかりと回収されていく様は貫井さんらしい見事さだった。
長編ではあるけれどまったく長さを感じずに読むことができた物語だった。