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新装版ということで久しぶりに読みました。個人的には誘拐症候群が大好きで、そこに繋がるための助走かなという感じで、楽しく読めました。
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表の仕事とは別に、裏で様々な活動をする。なんか、”必殺!仕置人”のようなシチュエーション。
20年前の作品ということで、古くさい場面もあれが、人が人に対する気持ちは現在でも変わらない。
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終始淡々と物語が進行していった。
クライマックスに向けてググッと盛り上がるというわけでもなく、個人の内面に深く迫るというわけでもなく。
実に淡白なミステリー。
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秘密のベールに包まれた環さんの存在にわくわく。メンバーの普段の生活はこうですが、その実態は・・・ってところがいいですね。でも、父娘の確執問題はいらなかったかな。その分もっと彼らの活躍を見たかったですね。
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「症候群シリーズ」第一弾。
初めは淡々としていたが、読み進むにつれ面白くなってきたかな、と。
最後がざっくりし過ぎているような感じなので、★3つ。
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先にシリーズもの第2作目「誘拐症候群」を読んでしまったのだけれど、こちらの方が面白かったかな。
今回は「原田」の回でした。
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忙しくて読了に時間がかかってしまった。症候群シリーズものの一つ(らしい)。アイディアは面白い。環を中心とする捜査メンバーも個性的。ドラマにしてみると面白いかも。今読むと、やや時代が古い感あり。
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症候群シリーズの1作目。
多発する若者の失踪事件。
警察を退職した探偵たちを率いて特殊任務に当たる、環という刑事がその解決に挑む。
一見関連のなさそうな人々が失踪しているだけのように見えるが、環が追いかけると事件に関連性が見えてくる。
失踪者一人ひとりの背景にある物語、それを追う探偵が背負う物語、そしてすべての事件の裏に隠された真相とは。
最後の最後まで新たな展開があり、読者を飽きさせない新鮮さがある。
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評価は4。(3寄り)
内容(BOOKデーターベース)
失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、ときに超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者の跡を追った末、ついにたどり着いた真実とは。悪党には必ずや鉄槌を下す―ノンストップ・エンターテインメント「症候群シリーズ」第1弾!
特殊任務チームのメンバー設定は個性的で面白いと思ったが、個人個人は意外と喧嘩も個性も弱い。別に托鉢僧じゃなくても肉体労働者じゃ無くても良いじゃんという疑問が残ってしまった。
折角なのでそれぞれの裏の顔がもの凄かったら良かったのに。分かっていても最後には正義が勝つというスッキリストーリーが欲しかったかな。
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症候群シリーズのドラマが始まる前に積んでた本に手をつけました。環や武藤など、まだ謎のままなので次作でいろいろと明かされていく感じでしょうか?失踪から共通点を見つけて地道に捜査していくのも面白かったです。托鉢僧って、気になるキャラだなぁ。
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暴力・残虐的なシーンは想像するのが痛かった。ここぞという時に助けに現れてくれないところが、スーパーヒーローでなく、完ぺき過ぎず良いのかもしれない。面白かった。
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「症候群シリーズ」の第一作目にあたる。
幼女誘拐事件の警察の内部対応を描いている部分と、新興宗教に関わっていく男性を描く部分とが同時に進行していく構成になっている。
ある日突然、愛する者が理不尽にしか思えない出来事で奪われてしまったら・・・。
あんなにも愛していた笑顔も、もう二度とこの手の中に戻ってはこない。
生きる気力も、生きていく目的も失ってしまった者が心に抱く感情を「絶望」というのかもしれない。
正規の警察官ではない者たちがチームを組み、言わば影の警察機構として犯罪に迫っていくという設定が面白い。
彼らが抱えている闇のようなもの・・・謎は明かされずに終わっている。
巻を追うごとに徐々に明らかになっていくのだろう。
そのあたりも楽しみのひとつではある。
ひっそりと張られている伏線が、最後にはしっかりと回収されていく様は貫井さんらしい見事さだった。
長編ではあるけれどまったく長さを感じずに読むことができた物語だった。
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警察では処理できない事件や案件を担当するいわば影の捜査機関を舞台にしたサスペンス。
20年以上前の小説で携帯電話がやっと普及し始めた頃が舞台のため、そういう部分は「古さ」を感じるが、ストーリー自体は普遍性を持った作品だ。これが第一弾で全三作の連作ということなので、ちょっとした息抜きに読めるエンターテイメントとして残りの二作も読んでみようと思う。
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ドラマ化を機に読んでみようと思い、3部作の1作目を読んだ次第。作中の表現からも時代を感じさせるものがあったり(ポケベル、テレカなど)したが、物語の時代に生きる若者と現代の若者の考え方の相違などを感じ、昔から今に至るまでに共通するものがあるだろうと感じる。それらが、失踪事件の解決の鍵となりゆるだろうと感じた。警察の捜査網、探偵や肉体労働者の執念などあらゆる方向性を駆使し、正義をふりかざし、悪を成敗し、事件解決された暁に功労者が讃えられるが、警察が影に隠れてしまったなと思う。解決までの地道な捜査の過程が良い。
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ドラマはまだ観ていないけど面白そうだったので。文章はさすがに上手いけど、警察の抱える非合法組織という設定には余り目新しさはない。