愛媛あるある みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：キック　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

積読本の消化。30年くらい前に、4年間松山に住んでいたこともあり衝動買い。
　「あえて道後温泉に浸りに行かない」というのは納得。いつでも行けるので、私もわざわざ行くことはありませんでした（もっと行けば良かったと後悔しています）。しかし共感できない「あるある」（最近できた「あるある」と思われます）が大半で、なかでも「愛媛県民は何に対しても冷めている」という論評には全く同意しません。
　昔を思い出す契機となったという意味では、本書を読んだ効用がありましたが、全体的に薄っぺらい印象の本で、全くの期待外れでした。

　特に、砥部焼、内子、松山城、市内電車に対する言及がなく不満です。一方、鯛めし、ポンジュース、一六タルト、じゃこ天、母恵夢、椿神社、とべ動物園、スーパーフジ、俳句ポスト、いよてつそごう等々懐かしかったです。ラフォーレ原宿の閉店は全く知りませんでしたし、大街道商店街が寂れてきているなんてショックです。
　また、知らない人が本書を読むと、愛媛県民は情が薄い印象を抱くと思いますが、実際は遍路に対する「お接待」の影響なのか、全般的に親切でベタベタしない県民性で、本当に暮らしやすい町だと私は思います。