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筒井康隆の「大盗庶幾」、北村想の『怪人二十面相・伝』と読み継いできた流れで読みました。「永遠」おじいさんや町の様子などいい雰囲気が出ています。怪盗と探偵は表裏一体のパターン。「少女探偵団」昔話として聞くパターン。「東京の探偵たち」70年代の名作と絡めて。語り手の口調をもう少し似せて欲しかった。結末をハッキリと語り手が把握していないのが良い。「指数犬」このためにこんな手の込んだことするかというところが原作をよく反映している。「解散二十面相」原作の結末の「ばんざーい」っていうのが改めて微笑ましくなる追加の結末。
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今の時代の子供たちに是非読ませたい。もちろん、大人の人が読んでも面白い。
そうそうたる作家が揃って書く明智小五郎や怪人二重面相。
この本を読んだ子供たちは本が好きになるんだろうな。
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ポプラ社の装丁懐かしい!
小学校の図書室で全巻制覇し、手製のバッジもどきを作って探偵団ごっこをした思い出がよみがえりました…
(そんな黒歴史はどうでもいい)
「永遠」…これだけで星五つつけてもいいぐらいです、すばらしい! 一気にあの独特の世界に引き込まれた。締めかたがまた驚きとワクワク感があって好き。
「少女探偵団」…なんとなく“清く正しい少女探偵団”という雰囲気。
「東京の探偵たち」…申し訳ないが、自分はコレジャナイ感があった。1974年の空気がしなかったし、うやむやにスケール大きい感じがどうもしっくりこなかった。
「指数犬」…小っちゃいな!笑。でもそのぐらいが丁度いい。
「解散二十面相」…他の話はともかく、これは昔少年探偵団を読んでいて、いまは大人になった自分のような人間にむけた話だと思った。いやもう吹きすぎたわ。笑。
もちろん第二弾も読みますよー
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何人かの作家による江戸川乱歩のオマージュ小説集。
それ以上でもそれ以下でもないんですけども。
タイトル通り「少年探偵団」をオマージュしているものが多く、明智小五郎や怪人二十面相は気持ち少な目。
万城目学はこの本のオープニングに相応しい一作で、湊かなえはめずらしく黒いところがなく・・このあたりが一番楽しめたかな。
最後の藤谷治は東野圭吾の「名探偵」シリーズのようになんというかメタっぽい発言や登場人物による愚痴みたいなものがなかなかに楽しかったんですが、どうせやるなら最後までやってほしかった。なんだか途中から無理にまとめようとしたのか結局普通に終わっちゃったというか。。。
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めちゃめちゃ面白かったです!江戸川乱歩生誕120周年記念のアンソロジー。万城目さん目当てでしたが、どの作品も冒険心と謎に飛んでいて一気読みでした。少年探偵団シリーズを知らない私でもこんなけ一気読みだったので、好きな方はたまらないんじゃないでしょうか。最後の作品で怪人二十面相のファンになりました。小路さんは、結局何があったのー!って感じですが、このもやっと感が癖になりそう。次ももう発売決定してるので、今の少年少女もかつての少年少女もワクワクしながら読めるシリーズになるといいなぁ。
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おもしろかった!
江戸川乱歩の明智小五郎シリーズのアンソロジー。
万城目学の「永遠」は、アゴタ・クリストフの「悪童日記」になぞらえていて、この連作のスタートにぴったりの雰囲気をつくってました。
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少年探偵団や怪人二十面相懐かしー!
それぞれオマージュが素晴らしい。
万城目学氏はすごく良かった。湊かなえさんはいつもと違う感じで楽しく。小路幸也氏はイマイチ理解出来なかった・・。向井湘吾氏のオチ面白かった。藤谷治氏は怪人二十面相の内面葛藤が新鮮。
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万城目さんや少路さんら好きな作家のアンソロジーなので、読んでみたが、元々少年探偵団って小さい頃から余り好きじゃなかったよなあって思い出した。どうも乱歩ワールドは苦手。
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ポプラ社世代としてははずせない1冊(笑)
小路幸也先生も書いていらっしゃいますし。
でも、残念ながら小路先生の作品が1番残念な
作品だったかなぁ。
なんだか中途半端な感じ。
作品の雰囲気はすごく好きな感じで、まさに小路
センセイだというのは嬉しかったのだけど。
まさに子供時代に夢中で読んだポプラ社作品の再来
というお話が読めたのは本当に嬉しい。
最初の双子クンのお話や、最後の20面相視点の
お話も好き。
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時間がなく万城目さんのものだけ読了。
双子が織りなす名探偵誕生秘話。
話自体は大したことはないけど何となく少年探偵団の雰囲気は出ていたと思う。
★は3つというところかな。
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全体を覆う昭和の暗さに思わず息がつまりそうになる。いつまでもどこまでも漠とした恐怖がひたひたと幼い二人に迫り来る。明るい出口は見えない。好日的健全な未来への展望は少しずつ狭まっていく。一難去って二人が仰ぎ見るものはあまりに哀しい。昭和という時代の負の刃がグサリと胸に突き刺さる。江戸川乱歩のベースをいささかも崩すことなく万城目学の世界が演出されている。お見事。
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各作家の少年探偵団と二十面相へのリスペクトを感じた。児童が読むことも念頭にあるのか、トリックやプロットは簡易だけど、それぞれ特色があってそこそこ楽しめた。
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装丁も表現も当時と同様で子供の頃に戻ったように楽しめた。特にに万城目さんの章が良かった。明智と二十面相の関係がこうとは誰も予想できない。でもこうなら少し嬉しいかな。
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久々のジュブナイル、今の言葉でライトノベル、装丁がまた楽しいし怪人二十面相へのオマージュ。やっぱり万城目さんが一番イメージを引き継いでいて読ませてくれる。
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児童書のようで、児童書を懐かしむ大人のための本。
この装丁だもの、手にとっちゃうよね、やっぱ。
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お話はマキメさんのが面白かったな。