地球滅亡まであと77日
2015/10/17 02:12
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投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のパレスが、レイモンド・チャンドラーが描く主人公みたいな、なんとも形容しがたいタイプであることに、非常に惹かれるSF小説。ふだんSFは読まないよ、という読者でもこのシリーズは読めると思います。懐かしい、古典的な探偵小説の雰囲気が満ち満ちていて、少しアクション、少し切なく、・・・そう、少し前の、ハリウッド映画を一本観たような、まるでひとっ風呂あびたような、さっぱりした読後感なのが良いと思います。
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投稿者:PK - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球が滅亡寸前に人間らしさ(刑事魂でしょうか)を失わず、見向きもされない事件を捜査するのが良かったです。地味ではありますが、おもしろかったです。
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77日後に直径6.5kmの小惑星が地球に衝突する確立が100%となった世界。3部作の2作目です。もと刑事のパレスが知人から失踪した夫探しを依頼されます・・・
人間いつかは死ぬのでしょうが、はっきり終わりが見えたらどう生きていくのでしょうか。自分の周りでは、働き盛りの同期や先輩が、病気などでなくなっていく方が徐々に増えていっています。もはや他人事ではない年齢層に入っている自分としても、あと何年生きられるとして、あれをやろうこれをやろうなんて整理し始めています。
でも、77日となると・・・じゃぁ半年後だったら、10年後だったら、明日だったらと考えさせられてしまうところが、ミステリーでもない、サイエンス・フィクションでもないスペキュレイティブなところでしょうか。
パレスの行動に、なんでそこまでするかなぁと思いつつ、自分のこころの奥を常に覗かせられてしまう、実に悩ましい物語でした。
さらに悩ましい3作目を期待!
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小惑星の衝突によって、地球がもう直ぐ終わることが決まっている世界で、普通の失踪事件を解決しようとする私立探偵。
なんでそんな余裕?ていうのが引っかかるけど、面白かった。
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探偵小説定番の人探し物、と思わせておいて、人類滅亡前の社会崩壊めぐり、と思わせておいて…。「と思わせておいて」がその後もいくつか続く。
主人公の愛犬(いい味出してる)がビション・フリーゼというのが可笑しい。
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これが3部作の2作目か!
地球滅亡まであと8ヶ月。何が起きなくても驚かないがわくわくする!
完結編が翻訳されるのは来年なんだろうか。たのしみ。
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パニック度合は『終末のフール』と『ひとめあなたに…』の間。それにしてもこんな切羽詰まっての状態で詐欺事件が発生するとは。人間って本当に度し難い。終末期に助け合いの心が機能しないとすれば、宗教とは無意味なものだ。ここで描かれているアメリカは現在のアメリカと大して変わらないように見えた。
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本書は、先日読んだ「地上最後の刑事」の続刊です。
あらすじは、かつてベビーシッターをしてくれた女性に頼まれ、失踪したその夫を探すという物です。
そしてその過程で、社会の変化や何やらきな臭さを醸し始めた政府の動き、政府の企みを糾弾し、それに抵抗しようとするグループの存在や、そのグループに属している主人公の妹と主人公との関係が明らかになって来ます。
事件捜査が主体となった前作とはまた違った感じですが、前作でもチラリと触れられていた意図不明の政府の動きが本作では徐々に重みを増してきており、これはこれで中々面白かったです。
果たして人類に救済はあるのか、それともこのまま滅亡を迎えるのか。
シリーズ最終巻である次作が楽しみです。
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たまたま手にとって読み始めた「カウントダウン・シティ」ですが、三部作の第二作目らしい。
読みながら、フィリップ・K・ディックを読んでる感覚を感じてたのですが、「カウントダウン・シティ」はフィリップ・K・ディック賞を受賞してるらしい。
読後感がうまくまとまらないけど、読み進めたくなる本であることは確か。
久しぶりに読んだSFかも
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いい・・・
前作のひんやりとして靄がかかったようなノワール感も素敵だったけど、今回はホットかつ混沌という感じ。すべての要素が心許なく不安定。出処がわかりすぎているのに対処しようのない焦燥と狂気がじわじわと飲み込んでいく。
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第3部が発売になったので第2部を再読。
第1部第2部と徐々に世界が変わり終わりに近づいていく空気があり、でもその中でも捜査を続ける主人公の迷いながらも決意を固めて進む姿は読み応えがある。
第3部の完結編が楽しみ。
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三部作の二作目。一作目を読んでいるので一作目に比べてすんなり読めた。ミステリーとしては今ひとつだが、世界観も含め最終作が興味深い。
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今は刑事ではなくなったが、前回同様どうでもいいような件を引き受けてしまうパレス。でもやはり結果、大きな陰謀を暴いてしまうっていう…そしていよいよ近づく小惑星。
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『地上最後の刑事』の続編、3部作の2作目。
一層荒廃が進んだ世界で、黙々と自分に課した任務を遂行するヘンリー。
彼がなぜそこまで刑事"業"にこだわるのか詳しく書かれていないところがちょっとモヤッとするけれど、
勝手に解釈してね、ということなのか。
なにしろ読みやすい。
ミステリーとしての謎はたいしたことなくても、なんだか読めちゃう。
そこがいい。
いちおうSFジャンルに括ってみた。
本人いわく、スペキュレイティヴ・フィクション、とのこと。
ま、ジャンルなんてどうでもいい。
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面白かった。ディストピアに向け混乱する世の中が、どうなっていくのか興味津々。俺だったら、どうする?な妄想を楽しみつつ、主人公のブレない行動規範に好感。早く三作目を読みたい!