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実話怪談の究極の怖さ
2018/08/12 13:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪談やそれを基にしたフィクション、サスペンスを連発している作者のドキュメンタリーである。
とにかく怖い。死んでしまいそうである。
だから、死なないように医者を駆け巡り、ヒーラーにも頼り、お札も頂いて、具体的な額は示されていないが経験上、普通に働いてそこそこ貯蓄があってもためらうような金額を繰り返し請求される。
この先生きのこるか死ぬかは完全にギャンブル。でも快癒して一年も経ってしまえば、ドヤ顔でツメを研ぐのである。
手間も暇も銭もかかるのに「かわいい」だけで全て終わってしまうのだから、こんなに怖いことはない。
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これは加門さん版『ノラや』なんだなと思う。
オカルトっぽいけど、いろいろ絡んでるけど、根本にあるのは自分の飼っている猫が可愛くて、可愛くて、たまらないということが綴られている。
思わずクスッ! と笑いながら唯一かつて飼っていた愛犬の幽霊(だと思う。母が入院してメンタルも身体もぼろぼろの時に出てくれた)にあったことがある私には感慨深いものがあったりする。
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猫好き、というか猫バカの本。
読んでるとニヨニヨしちゃいますね。猫は天下の回りもの。なるほどです。
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表紙に惹かれて購入した。
怪談体験中心の内容なのかと思っていたが、1冊丸ごと猫への愛で溢れている素敵な本だった。
私も猫を飼っているため、共感出来る部分も多かった。また、成る程!と思うようなこともあって、読んでいて飽きなかった。
猫好きな方におすすめしたい。
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何の縁でか子猫を拾った作者が子猫を必死に育てる育猫日記。ネコ好きならよくわかる~と共感できます
でも猫から黒い虫が湧いて出たり、死んでしまった動物たちが寄ってきたり、というところがほかの猫エッセイとは一味違った加門七海さんらしいところです。
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子猫を拾った加門さんの全力っぷりがすごい。
それにしても、こんなにも大変なことになったのはののちゃん(加門さんが拾った子猫)が特別な猫だから?それとも、拾ったのが加門さん(霊感持ち)だから・・・?
「猫のためにここまでするのか」と思う人と、「その気持ち、わかる!」という人に分かれそうだけど、個人的にはいい話だと思いました。
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猫と共に暮らす身として全力で頷いてしまった。
自分は零感だが、“抜ける”現象や数々の不思議について「猫ならば仕方ない」「そんな事もあるだろう」くらいに思わせる力が猫にはある。良い事ばかりではないだろうが、より猫に近いチャンネルをお持ちの加門さんが少し羨ましくなる。
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加門七海さんの本が好きでずっと読んでいるが、今回の育猫怪異エッセイには驚いた。良い意味で加門さんが壊れている(笑)。いや、これが育猫の現実なんだろう。私も犬を飼っているのでとても共感できる点が多数。しかし猫ほど犬はミステリアスにはなりにくいけど。いや私には霊感がないだけか。動物愛に溢れた心温まるお話でした。
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猫バカエッセイ。ただし怪異がもれなくついている。気功やらお経やらで対抗する加門さん。何より猫への愛情ありき。
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オカルトな人の猫エッセイ
いろいろ見えちゃう人が猫を飼うと、こうなるのか〜!
という感想。
でも猫の可愛さって、人をそうさせてしまうものかも?と思えました。
大変だけれども愛情あふれる育猫ぶり、溺愛ぶりに、ニヤニヤが止まりません。猫っていいニャー!
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怪談とか書ける人なんだ~。
だからネコのいろんなのが見えちゃうんだな。
私はそういうの全く見えないけど、ネコ好きにはうなづける部分が多くて微笑ましい。
ののちゃんかわいい。
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ナツイチにて。購入。
さらりと読了。
私はあいにく?ご縁がなく猫も犬も飼わずにいるけど、猫と一緒に暮らしたら... 作者さんのようになるのかもしれない。
でも、地に足がついたホラーって(笑)でも、怖いよ。
楽しく読了しました。
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読了。
集英社文庫の限定カバーのイラストに惹かれて購入。何より、猫の文字。この作家さんは初めて読む。
病気の猫を拾った話。猫との暮らしの中に見えない何かが見える人。見えないモノの話は決して嫌いではないが、途中から何故だか話が楽しめなかった。でも猫は可愛い。
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ナツイチの限定カバーにつられて買いました。
オカルトな話には少しギョッとするものもあるけど、大半が猫の話で中和されるので怖くないです(笑)
読んでいるだけでなぜか癒やされる猫様様でございます。
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人ならざるモノが「見えて」しまう怪談作家がある日病気の子猫を拾う。家に猫がやってきたその日の夜から作家の身に怪異が襲う・・・。
と、書くとホラー小説みたいですが、中身は猫バカエッセイ。
加門さんの愛猫ののちゃんに対する愛情がいっぱい。
そりゃあ、黒い飛蝗の影を焼き殺したり、動物霊が部屋中を駆け回っていたり、ののちゃんの体から四つ葉のクローバーのようなモノが生えてきたりもしちゃいますが。
“たかが猫”にこれほどにまでも真剣になることを自分でも「他人には滑稽にみえるかもしれない」と自覚しつつも、ののちゃんのために全力投球する加門さんは素敵です。
浅生ハルミンさんの解説もいい。