紙の本
宮沢賢治好きならば
2015/08/22 22:16
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投稿者:邪馬台国 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治の多種多様なオノマトペと、それが使用された一文を紹介している。残念ながら、宮沢賢治作品をそこまで読んでいなかったため面白さが減。宮沢賢治が好きな人ほど楽しめると思うし、気になったオノマトペの話を読んでみるのも面白いのかもしれない。
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どっどど/どどうど/どどうど/どどう」(「風の又三郎」)、「キックキック/トントン」(「雪渡り」)、「かぷかぷ」(「やまなし」)など、宮沢賢治の作品をみると、童話も詩も、たくさんのオノマトペ(擬音・擬態音)に彩られていることがわかります。
これらの特徴的なオノマトペがテーマごとに分類されている本書。ひとつひとつに手書き文字が添えられ、解説されています。気になったフレーズから次に読む本を決めるもよし。手書き文字を自分で考えてみるもよし。豊かに広がる音の表現をどうぞお楽しみください。
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初めて賢治を読むとしたら、かなり高い確率で『風の又三郎』になるだろう。そしたら、冒頭から「どっどどどどうど どどうど どどう」と眼の中に飛び込んでくるだろう。いや、耳に聞こえるだろう。確かに風は「どっどどどどうど どどうど どどう」と鳴るのだ。そうやって、一挙に賢治の世界に引き込まれて、気がついたら40数年間が経っていた。
賢治のオノマトペは、それほどに強烈で独創的で現代作家でも比類が無い。この文庫本は、眼からウロコ、右にイラストレイターの文字、左に解説を書いて160近くのオノマトペを紹介している。
『しみ雪しんしん、堅雪かんかん』と云ひながら、キシリキシリ雪を踏んで白い狐の子が出てきました。(「雪渡り」)
子どもたちにとって「しんしん、かんかん」は常套句なんだけど、ホントの音はキシリキシリとやってくるんだ。
水が湧き出すのは「ころころころころ」(「双子の星」)湧き出したり、「ころんころん」と出たりする(「銀河鉄道の夜」)。そうだよ、霧は「ツイツイツイツイ降って来」るんだよ(「十力の金剛石」)。でも、そのあと霧は小雨に変わり「ポッシャンポッシャン降ってきました」。蛙が泳ぐ様はスイスイとは泳ぎません。「ちぇっちぇっ」「ツイツイツイツイ」「プイプイ」泳ぐのです(「蛙のゴム靴」)。小さき生き物をこんなにも観察している。
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ』(「やまなし」)
「かぷかぷ」って何?「クラムボン」って何?やがてコレが水底の蟹の子どもたちの会話だとわかってくる。もうかぷかぷとしか笑わないと思えてくる。
引用は童話に限られていて、詩集からは採っていない。まぁそこまで広げたら収集がつかなくなること請け合い。ともかく、賢治は天才なんです。
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◆きっかけ
ヨーコさんの言葉の感想にイイネしてくれたkuma0504さんの本棚を覗いたら目に入って。娘が2歳の頃、堀内さん画の雪わたりを読み聞かせて、その後しばらく娘が、ふとした瞬間に「キックキックトントン」と口ずさむことが何度かあったことを、懐かしく思い出した。成長した娘とこの本を読んだら、また楽しい思い出が増えそう。読みたい。2020/1/5
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うるうる、かぷかぷ、キインキイン。ぐんにゃり、コチコチ、ごとんごとん。すぱすぱ、どほん、にがにがにがにが。賢治の童話のなかから157のオノマトペを紹介します。
宮沢賢治(明治29年~昭和8年、37歳で没)。彼の作品の中に埋め込まれたオノマトペが集められた本。ガタガタ、ペタペタ、など誰でもわかるオノマトペもあれば、ツゥラツゥラン、ことりことり、など想像力を働かせても理解が難しいものもある。宮沢賢治はかなり攻めた文章を書いていたのだと、この本を読んで改めて思った。
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オノマトペなんて小洒落た言い方♪(´ε` )
宮沢賢治を少しずつ読んでます。
まだまだ初心者のわたし♪
賢治のオノマトペ…作品にたくさん出てきますね♪
独創的なものあり、普段聞き慣れたものあり。
色々なオノマトペが物語にリズムを生み出し、ワクワクさせて読んでいるわたしたちの想像の世界がキラキラと輝くのだと思います(^^)
解説に書いてある内容で納得した事なんですが…
ある方が、オノマトペを使わずに物事を表現する事が「高尚」だとするならば、オノマトペを使う表現はその反対の事だと(。-_-。)ムカッ
今更気づいたけど私は昔から会話にオノマトペが多いらしい…考えたら周りの友達や旦那は使わないなぁと
ん?どゆこと?って冷静に聞き返される事もある。
ちょっとバカにされた感もあったけど…
使ったっていいじゃないかオノマトペ♪バンザイ♪
感受性豊かで楽しむ心も豊!
賢治の気持ちも良くわかる?
ヤッホ〜ヤホホホ〜だし╰(*´︶`*)╯
子供との会話にはオノマトペ使った方がいいよ!
素敵な子になると思うよ!
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うるうる、かぷかぷ、キインキイン。ぐんにゃり、コチコチ、ごとんごとん。すぱすぱ、どほん、にがにがにがにが。賢治の童話のなかから157のオノマトペを紹介します。