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夜は短し歩けよ乙女 みんなのレビュー

文庫 第20回山本周五郎賞 受賞作品 2010大学読書人大賞 受賞作品

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みんなのレビュー2,893件

みんなの評価4.1

評価内訳

2,851 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

現代恋愛小説かくあるべし。

2009/10/08 23:05

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森見登美彦のヒット作。
 
 主人公こと「先輩」と、その後輩である「黒髪の乙女」のお話。物語は「先輩」パートと「黒髪の乙女」パートの二つに分かれて進む。
 主人公は冴えなくてモテなくて堅物。頭でっかちかつ恋愛には慎重。なのに、その思考ゆえか、その存在がコミカルに映る。童貞男の妄想全開、夜の京都、古本市、学園祭でひたすら黒髪の乙女を追いかける。いや、ストーカーではなく。決して。男たるもの、ってな感じです。
 ヒロインの「黒髪の乙女」は、純真かつ天真爛漫。とぼけているのか素で天然なのか。こんな女いねーよ!いや意外にいたりするんだよね、こういう娘。ふらっと恋してしまうんです、男は。哀しいけど。9割くらい報われない恋だけど。

 キャラクター小説。それで終わらないのは、森見の文章力。言葉の選びと、文章の流暢な(こんなにこの言葉が似合う人もいない)流れ。コミカル懐古的文章というか、戯曲・演劇的というか。読みやすい。

 作者は太宰治が好きなんだなあ、と思う。
主人公を戯画的に扱い、ひたすら滑稽に扱う。矮小化し、おもしろおかしく失敗を滔々と饒舌に語らせる。
 なのに、プライドは高いのである。自分の論理がぶれるということはない。そこから来るひずみがドタバタ劇となり、哀愁とおかしみが漂う。
 太宰にあまり無いのは、この小説のようなハッピーエンドだけど、「黒髪の乙女」の存在も大きい。彼女との恋愛小説に終始したおかげで、生活臭より空想物語のような浮揚感がある。

 太宰のように地べたを這いずり回るのではなく、ふわふわと地上5センチくらいを漂い、ぽんぽんと宝石箱のような幸せと甘酸っぱさをこちらへと。

 願わくば、二人は付き合わないで!とか最後まで思ってみたり。
 おもろい話でした。

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紙の本

ポップなイメージで語られる京都と恋と青春。森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」。

2012/03/08 09:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全四章のこの小説、一章を読み始めたら文法的にもヘンな言い回しが
少々あり、え~なんでこれが山本周五郎賞?って絶望したのだが、いや
いやいや、二章からグイグイと盛り返して、最終的にはかなりおもしろ
く読めた。う~む、なかなかいいんじゃないの!でも、こういうファン
タジー小説、よく山本周五郎賞に選んだな。お~本屋大賞でも2位にな
っていたのか。「大学読書人大賞」というのはけっこうわかりやすいが。

 さて、この小説、京都を舞台にした恋愛ファンタジー、なんて言えば
手っ取り早いのだが、それだけではちょっとすまない。作者がこの物語
を通して描く恋や街や人々のイメージはかなりポップで、ここまで大風
呂敷を広げられるのはまさに才能だ。学園祭の大騒動は神出鬼没の「韋
駄天こたつ」だとかゲリラ演劇「偏屈王」だとか、ヘンなヤツらの登場
でやたらと盛り上がるし、京都の冬を急襲した恐ろしい風邪、そして風
邪の神様が巻き起こす巨大な竜巻と大団円もかなりのもの。はてさて、
可憐な乙女と先輩の恋はどんな結末を迎えるのか?独特の語り口が魅力
なので映像化を疑問視する声もあり、刊行から大分たつが舞台にはなっ
たが映画にはなっていない。でも、今の多才で多彩な日本人監督ならこ
の物語もおもしろい映画になると思うのだが。どうだろう?

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紙の本

何かの御縁

2023/09/11 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

夜の京都は街頭とかが明る過ぎないからか怪しさにワクワクする。
単行本で満足してて文庫は気にしていなかった『かいせつにかえて』こちらを見逃していたとは…
でも久しぶりに読むいい機会になりました。これも何かの御縁
ちなみに76版でした。

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電子書籍

独特

2022/07/22 15:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽめ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の少女も、まわりの登場人物も、話の進み方や表現も独特の世界感です。京都の通りの名前なんかがでてきて、京都に行きたくなります。

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紙の本

オススメ

2021/03/02 13:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kusukusu - この投稿者のレビュー一覧を見る

私にとって初めて読んだ森見作品です。
テンポの良さと、引き込まれる世界の面白さに
あっという間に引き込まれました。
それ以来、彼の作品が大好きになりました。
続けて、「四畳半神話大系」等読んでいただけると
どっぷりと彼の世界にはまれます。

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紙の本

愛嬌のあるキャラクター

2019/12/16 20:43

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明太子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの登場人物も愛嬌のあるキャラクターで、物語にも爽やかさや可愛さを感じました。
特にヒロインが純粋で、本当に可愛いです!
あとがきの羽海野チカ先生のイラストもかなり素敵なので、是非見ていただきたいです。
ただ、内容が少し突飛な部分があるので、読んでいて場面を想像しづらいことがありました。

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紙の本

酒と泪と男と男

2019/10/17 20:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は読みづらい感じがしましたが、徐々に慣れていきました。酒と泪と男と男には吹き出しましたが、若い人はわかるでしょうか?

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紙の本

森見作品で一番好き

2019/09/09 01:19

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投稿者:うららのら - この投稿者のレビュー一覧を見る

森見さんの作品で初めて読んだのがこの本でした。映画化も星野源さんが先輩役ということで見ましたが、原作の方が断然好き!笑
映画で知った方は原作も是非見て欲しい!!

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紙の本

独特の世界観

2018/12/12 15:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

独特の言いまわしところころとテンポよくすすむ物語。気づけば、森見ワールドにどっっぷりとはまっているはず。わたしのおすすめは第三章の学祭の話です!

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紙の本

癖になる面白さ

2018/05/06 15:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぷらぷら - この投稿者のレビュー一覧を見る

だいぶ前にちらっと読んで、回りくどい言い回しが肌に合わず、なんとなく読まずにいた本でしたが、友人に勧められ再度読む機会を持ちました。すると肌に合わないと思っていた独特な言い回しやテンポにあれよあれよと言う間に引き込まれました!すこし不思議な世界観と、可愛らしい物語に浸れる良い作品でした。

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電子書籍

笑える

2018/01/09 04:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょっとやり過ぎと思えなくもない凝った言い回しや次々と起こるあり得ない出来事の組み合わせが醸し出す独特の世界を堪能できます。「ゴンドラの唄」の時代を彷彿とさせるような乙女のちょっと古めかしい言葉遣いも味わい深いです。

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紙の本

話題作なので読んでみましたs

2017/10/20 18:21

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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る

不思議な「黒髪の乙女」を追いかける先輩の姿はおもしろかった。学園祭のゲリラ演劇での「致死量の幸福」表現が特に。ただ、あの文体は好みではないかな。

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紙の本

軽快で楽しい!

2017/05/24 17:55

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投稿者:zoo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジーな世界なのになぜか自然で、楽しい気持ちになる。黒髪の少女に想いを寄せる先輩、その気持ちに気付かない黒髪の少女。現実味のある恋と、この本の非現実的な世界観というふたつの対称がすごく魅力的でぐいぐい惹かれた!

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紙の本

ファンタジー喜劇、実写化なら綾瀬はるか?

2017/04/28 10:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る

想像していたような青春恋愛物とは違っていました。これはファンタジー喜劇ですね。登場人物は、「黒髪の乙女」(大学1年生)と彼女に恋い焦がれている「先輩」(同じ大学のクラブの先輩)。この二人は物語の語り部でもあります。職業不詳で天狗の「樋口さん」(どうやら学生?)、三階建電車に住んでいる高利貸しの「李白さん」、歯科衛生士で女傑の「羽貫さん」等々、ユニークで怪しげな面々が引き起こす騒動に「黒髪の乙女」と「先輩」が巻き込まれていく、ドタバタ模様の4つの連作短編から成っています。ありえない話ではありますが、所々で思わず吹き出してしまう場面もあり、大変面白く読ませてもらいました。アニメで映画化されたようですが、この少し天然の入ったような、呆れるほど人を疑うことを知らない純真無垢な「黒髪の乙女」を実写化するなら、おそらく綾瀬はるかが最適じゃなかろうかと想像しながら読んでました。それにしても、「偽電気ブラン」というものを一度飲んでみたいものです。

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紙の本

おもしろい

2017/01/12 21:45

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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

古書店街って楽しいですよね。古本市、行きたくなりました。文化祭の劇の話が面白かったです。私も裏方で参加したいと思いました。

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