投稿元:
レビューを見る
めっちゃ泣いた。人間、それぞれに生きていると自然と、経験や周りから言われたことなどで、誰もが、その心の中に人生哲学ができていくと思うが、それがすごくシンプルで、何か困ったことが起こった時にそれでくよくよするのではなく、そこからばっと見方を変えてしまえるのがすごい。
一秒後に何が起こるかなんてだれも予測できないし、一秒前に起こったことは誰にも変えられないし、でも一秒後に起こることは自分が決められる。
やっぱり状況ではなくて、その時の心ありようなんだろうなと思う。人生哲学は、それだけを聞いてもなかなか身に沁みない、その人だけの経験に裏打ちされて、やっと身につくものなんだと思う。
考え方を変えてみたらいいよ、なんて誰にもいえない。でも、どんな状況でも、考え方によっては大丈夫だよ、いま笑っていられれば大丈夫、というのは勇気づけられる。熊本の震災は大丈夫だったんだろうか、と今さらながら思い、調べてみようと思う。
ある貧乏な一家の、小さな居間で起こっていた小さな笑いの渦が、大きく大きくなっていった。その様子がよかったし、誰もが、そういう子どもの頃とかに感じた小さな楽しさやわくわくが、幸せの元になっているんじゃないのかなあと思った。自分だけのものまね、のような一見するとなんだそれ、というようなものを、みんな心に持っているような気がする。