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難解である
事件の原因に対する考え方
複数の原因があっても、何かある一つの原因の働きだけを重視する
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そのへんの事実と「歴史的事実」の違いとは何か。それは将来の世代への貢献度である。著者は歴史について語りながら、ほんとうに大事な価値とは何かについても語る。この本まるまる一冊が「弁証法」の実例になっているすごい本。
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文章が少し読みにくいですが、歴史とはなにかということが分かりやすいと思います。段落が少し少なく読みにくいので時間をかけて読んだほうがいいと思いました。
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歴史を学ぶ者の端くれとして、この本を今まで読まなかったことを深く恥じる。
これほど示唆に富んだ新書は読んだことがない。
巷間で口にされる「歴史」というものが、いかに浅薄で誤謬に満ちたものかがわかる一冊。
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この本は、歴史その物について書いてある本です。歴史とは、何か。みなさんは考えたことがありますか。よくよく考えてみると自分は、その時に起こった出来事としか思っていませんでした。しかし、この本を読んで考え方が変わりました。歴史とは、その出来事が起こる前からその間に起きた会話や人間関係などすべてをひっくるめて初めて歴史になる事が分かりました。みなさんもこの本を読んで、歴史とは、何かを考えて答えを出してみて下さい。
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はしがき
Ⅰ歴史家と事実
Ⅱ社会と個人
Ⅲ歴史と科学と道徳
Ⅳ歴史における因果関係
Ⅴ進歩としての歴史
Ⅵ広がる地平線
原注
(目次より)
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難しい内容だけど、読みやすい。ただ、事例が古いから、感情移入はあまりできない。
いまの自分には、この本を読み解く教養はまだないな。悲しいけど。
それにしても、会計やファイナンス、社会保障にしろ、日本は思想そのものまで輸入しないなと、感じた。
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内容(「BOOK」データベースより)
歴史とは現在と過去との対話である。現在に生きる私たちは、過去を主体的にとらえることなしに未来への展望をたてることはできない。複雑な諸要素がからみ合って動いていく現代では、過去を見る新しい眼が切実に求められている。歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など歴史における主要な問題について明快に論じる。
目次
1 歴史家と事実
2 社会と個人
3 歴史と科学と道徳
4 歴史における因果関係
5 進歩としての歴史
6 広がる地平線
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『歴史とは何か』のストーリーの中で“難解”と感じたのは問題提起に対して必ずしも答えを提示しているとはいえない箇所があることではないかと思います。
本書は1892年生まれのE.H.カー氏が、1961年1~3月にケンブリッジ大学で行った連続講演を中心に、BBC第3放送での講演を加えて発刊されたものです。
当時の歴史学のトレンドへのカー自身の考察を基調としながら...
【開催案内や作品のあらすじ等はこちら↓】
http://www.prosecute.jp/keikan/047.htm
【読後の感想や読書会当日の様子などはこちら↓】
http://prosecute.way-nifty.com/blog/2009/03/eh47-855a.html
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[ 内容 ]
歴史とは現在と過去との対話である。
現在に生きる私たちは、過去を主体的にとらえることなしに未来への展望をたてることはできない。
複雑な諸要素がからみ合って動いていく現代では、過去を見る新しい眼が切実に求められている。
歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など歴史における主要な問題について明快に論じる。
[ 目次 ]
1 歴史家と事実
2 社会と個人
3 歴史と科学と道徳
4 歴史における因果関係
5 進歩としての歴史
6 広がる地平線
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ものの見方とそのもの自体、学ぶにはその両面が必要だ。自覚的であること、騙されないこと。真実を知り得ない歴史に対してはそういう視点が必要。進歩という言葉には違和感。読みたくなった本 ダーウィン・種の起源 マルコポーロ・東方見聞録 失敗の本質
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読むことは、書くことによって導かれ、方向を与えられ、豊かにされます。書けば書くほど、私は自分が求めているものを一層よく知るようになり、自分が見出したものの意味や重要性を一層よく理解するようになります。p37
➡︎インプットはアウトプットがあって、はじめてインプットになる。
http://ryohsblogtakk.blogspot.jp/2014/04/2.html
〈Ⅰ. 歴史家と事実〉
歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。p40
マルクス「歴史は、何も行わず、莫大な富も所有せず、戦闘もしない。すべてを行うもの、所有するもの、戦うもの、それは人間、現実の生きた人間である」p68-69
トルストイ「人間は意識的には自分のために生きながら、人類の歴史的な普遍的な目的を達成するための無意識の道具になっている」『戦争と平和』p71
【歴史の二重機能】
歴史というのは、この言葉の二つの意味で―すなわち、歴史家が行う研究という意味でも、歴史家が研究する過去の事実という意味でも―一つの社会過程でありまして、個人は社会的存在としてこの過程に入り込んでいるのであります。社会と個人との架空の対立は、私たちの思考を混乱させるための陥穽に過ぎません。歴史家とその事実の間の相互作用という相互的過程―これは前に現在と過去との対話と呼んだものですが―は抽象的な孤立した個人と個人との間の対話ではなく、今日の社会と昨日の社会との間の対話なのです。ブルクハルトの言葉を借りますと、「歴史とは、ある時代が他の時代のうちで注目に値すると考えたものの記録」であります。過去は、現在の光に照らして初めて私たちに理解出来るのでありますし、過去の光に照らして初めて私たちは現在をよく理解することが出来るのであります。人間に過去の社会を理解させ、現在の社会に対する人間の支配力を増大させるのは、こうした歴史の二重機能にほかなりません。p77-78
歴史家は事実と解釈との間、事実と価値との間に立たされているものです。彼はそれを切り離すことが出来ません。静止した世界なら、みなさんは、事実と価値との分離を宣言する義務があるかも知れません。しかし、静止した世界では、歴史というのは無意味なものです。歴史はその本質において変化であり、運動でありー古風な言葉に御反対ならー進歩であります。p197
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かの有名なE.H.カーの著作。いつか読みたいと思っていたが、とうとう読み終えた。歴史とは何か、というより歴史家とは、歴史学とはどういうものなのかを考えさせられた。近年、実学重視の風潮があるが、このような人文的教養は、歴史学を専攻する人だけでなく、およそ人間社会に関する学を志す人に不可欠だと思う。
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歴史に興味を持っていた小学生であった私が、子供の小遣いでも買えるほどに安価であることから買ってしまった一冊。いや、実は大変なバイブル。一応は読んだけれどチンプンカンプン。なんとなく5年周期で読み返し、史学科を卒業してしばらくたってからようやく実感が湧いてきました。
ブログ
http://r24eaonh.blog35.fc2.com/blog-entry-499.html
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あるメルマガで、「歴史を考える人であれば例外なく読んでいる古典」と紹介されていたのが気になり購入。
「歴史とは現在と過去の対話だ」という著者の「歴史」というものに対する思想、哲学が、全体を通して展開されています。
久しぶりに難解な思考の文章に触れて、正直自分がどれくらい理解できたかは疑問もありますが、「歴史的な事実とされるものは歴史家の主観で採用されたもので、『客観的な歴史的事実』というものは存在しない。歴史とは解釈のことで、まずその記録を残した歴史家を研究しないといけない」ということと理解しました。
普段、疑問に感じてない何気ないことも、掘り下げて考えてみると奥が深いもので、必ずその道の思想や哲学が存在するんだなぁと改めて感じさせられた次第です。