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たまたま家族が持ってたので読んだのですが・・・
本書の主張は賛否あるとは思う
気にしなくても健康な人がいるのも事実
でも自分が昔から感じていたことに近いんですよね
(知識としてじゃなく体で感じてたこととして)
脳を健全に保つためには内臓の健全性と食事が重要なのは
明らかだし、薬でコントロールできるほど単純な回路ではない
生物って長い時間の偶然の連鎖で出来上がっているから
一つ二つのパラメータで調整できる代物じゃないはず
メンタルの問題抱えている人って明らかに増えていて
社会や職場環境のせいにする意見が多いですがそうなんですかね?
それがカウンセリングとか薬でよくなるんですかね?
本書でいう食事とか物理的な作用によるものかも?
賛否はあるにせよ本書の問題提起は重要なので
一読し自分なりに考えてみることをお勧めします
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様々な事例を用いて、糖質の危険性を説く。 脳の活動には炭水化物が必要だったような覚えがあるけど、逆の現象になっていたなんて。。。興味深いテーマだった。
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肉や脂肪をとらなかったり、悪玉コレステロールを下げすぎたりするのはやりすぎかなと感じていたので、自分にはすんなり入ってきました。グルテン不耐症や穀物をとるなという話は今のところ何とも言えませんね。そういう考え方はそれほどおかしくはないと思いますが、実際に体調が良くなるかどうか見てみないと判断できない印象ですね。血液検査はしてみたいと思いました。
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刺激的な表題。
そして、真っ当な問いかけ。
『いつものごはん』が あなたを殺す
と言うことではなかった。
そのおおきな ターゲットが、小麦粉のなかにあるグルテンだった。
そのグルテンが 殺していたのです。
食べながら、みずから じんわりと 死を進めるとは
実に 因果な話である。
①グルテンとは、
グルテンは、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。胚乳内の貯蔵タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、水分の介在下で反応させると結びついてグルテンとなる。小麦粉の粘り気の素となる。 強力粉には多く含まれ、薄力粉にはあまり含まれていない。
グルテンは、食品だけでなくビタミン剤や、サプリメント、医薬品、リップ・クリーム、切手や封筒の糊にも使われている。
②グルテンが原因となる病気
グルテンが原因となる病気は
1 自己免疫によるもの。→セリアック病
2 アレルギーによるもの。→小麦アレルギー
3 自己免疫でもアレルギーでもないもの。→グルテン過敏症
の3種類に大別されます。1〜3を グルテン不耐性と言う。
③セリアック病(celiac disease;中国語 脂泻病)
セリアック病とはグルテンが原因となる自己免疫疾患。 この病気では、グルテンを摂取しても消化酵素による分解が十分に行われないために、ペプチド(アミノ酸を2つ以上含む分子)が残留する。 そして、その残留ペプチドによって生じる炎症のために小腸の内壁が損傷して、腹痛が起きたり、小腸から栄養を吸収出来ないために貧血、栄養失調、神経障害が生じたりする。 したがってセリアック病の人は、グルテンを含む食品を食べることができない。
セリアック病は、米国では133人に1人がセリアック病(日本の患者数は、人口の0.7%にあたる87.5万人。)セリアック病と診断された人の60~70%が女性である。
④ グルテン過敏症とは、
グルテン過敏症は あまり自覚されないが、グルテンフリーを続けて、その後グルテンの含まれた食品を食べることで理解される。
この本の中では、ADHD(注意欠如多動性障害)と見られていた子供が、グルテン過敏症であり、グルテンフリーの食事療法をすることで、治療できた。小児自閉症、うつ病と見られていたが、グルテン過敏症だった。偏頭痛が激しかったが、グルテン過敏症だった。
デェイビットパールマターは、グルテンは 脳に炎症を起こすが、自覚がなかなかできないことが多く、アルツハイマー症も 糖の摂りすぎがおおきな問題であるが、グルテンも関与していると指摘している。
⑤ グルテンは『中毒性』がある。
グルテンを使うと、ふわっとした食感やもちもち感が生まれる。
グルテンが分解された時に、エクソルフィンという物質が発生し、
これが、脳内オピオイド受容体と結合する。
これは、麻薬やモルヒネが結合する部位と同じで、幸福感や快楽的な感覚を生み出し、中毒性を発揮すると言われています。
私は あんぱんとドーナッツが好きだった。
現在は プチ���質セイゲニストとなり、パンを食べなくなった。
パン屋の前を通ると ふらふらと 入りかねないところがある。
そのときに アタマの中は あんぱん でいっぱいになっている。
まさに、中毒性が あるのだね。
それが グルテンの分解された エクソルフィンだとは、思いもよらなかった。
そして、どうすればよいのか
1 炭水化物に頼らない。
2 運動をする
3 七日間 安眠する
4 リズムの確立で 健康な生活習慣。
ふーむ。
言われることは 平凡になっていくのだね。
必要なサプリメントが
1 DHA(ドコサヘキサン酸)
2 レスベラトール
3 ターメリック
4 プロバイオティクス
5 ココナツオイル
6 アルファリポ酸
7 ビタミンD
これが 結構おもろいなぁ。
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難しすぎて何がなんだかわからなかった。
パンはそもそもあまり食べないので、今後も食べないと思う。
でも、イタリア人長生きだよなぁ。他の良い理由があるのかな。
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低グリセミックインデックス(GI)ダイエットの本。炭水化物を絶とう、というありがちな内容。
文献リストなどもきちんとしており好感が持てるのだけど、レスベラトロールのように、本書が出版された後で捏造問題が起こった話題についても推奨されていたりする。
・インスリンの値は低いほどよい。通常は8.8μU/mLだが、2以下が理想的である
穀物はダメ、というはなし
・セリアック病とまでいかなくてもグルテンに対するアレルギー反応のため脳に炎症がっている人は多い。症例がいくつか提示され、皆、グルテンフリー食にして劇的に改善したという。
・品種改良の結果、小麦に含まれるグルテンはこの50年ほどで40倍になった。
・グルテンの代謝産物は脳内でオピエート受容体に結合し、嗜癖に至る
脂肪はよい、というはなし
・農業が始まったのはせいぜい一万年ぐらい前で、それまでは狩猟民として高脂肪食を摂取していた。そのDNAがあまり変わらず受け継がれている。
・高コレステロールが心臓死につながるというのもまやかしである。否定的な研究結果も多い(Lancet 350, no. 9085 (October 18, 1997): 1119-23)
・グルコースはインスリン分泌を促し、その結果、グルコースはグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄積される。その過剰が体脂肪になるのであって、食事から摂取した脂肪がそのまま体脂肪として蓄積されるわけではない。
・細胞膜の50%は飽和脂肪酸なので、不飽和脂肪酸を取ることに過度にこだわる必要はない
・スタチンを処方されている人は、DMのリスクが48%高まり、
アルツハイマー病を発症しやすい。また、HbA1cと脳容積の減少がよく相関することも知られている。
・コレステロールも高齢者では240以上の高値の方が認知能力が高い。神経細胞はコレステロールを必要としているので、あまり下げるのは問題
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◯血糖上昇→セロトニン、ドーパミンが低下
◯パン、チョコ、砂糖、バナナ→一番血糖上昇させるのは、パン。
◯DM→アルツハイマー病2倍発症、認知症1.7倍
◯脳の5分の1はコレステロール
◯コレステロール→ストレス耐性、抗酸化作用
◯腹部大きい→海馬小さい
◯アレルギー疾患に典型的な目のまわりのくま
◯アメリカは薬物療法を受けている生徒25パーセント。
◯基本→グルテンフリー、DHA、プロバイオティックス
◯うつ病→コレステロール値が低い人にはるかに多いことがわかっている。
◯睡眠→脳を修復する能力
カフェイン、ニコチン、アルコールは刺激物のため安眠妨害
◯数日や数週間で思考明瞭、よく眠れ、活力アップ→炭水化物をやめる→脳の炎症がとまる
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何をたべたらよいか、エビデンスを基に分かりやすいが、少々くどい。
ジョコビッチの本が出てから、グルテンフリー食が浸透した。自分自身、頭痛、下痢などの体調不良の原因がはっきりした。
小麦の改良により、楽しく、安全であるはずの食事が急性的にも、慢性的にも不調の源になつてしまうのは、恐ろしい。
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炭水化物食品の中でも、小麦系(全粒粉もダメ)はグルテンを含んでおり、摂取は不可。米やそばは少量なら可。油はオリーブ・ココナッツ・ゴマは良く、他は不可。DHAをとり、有酸素運動をする。コレステロールは高めでOK。卵は積極的に食べる。これらが認知症を防ぐ食生活である。また、原因不明の頭痛や体の不調が何年も続いている人は、グルテンフリーの食事に変更することで、劇的に改善することも多いとの事。人類がこれほどまでに炭水化物を摂取するのは極最近のこと。体が遺伝子的に対応できない。最近急速に広まってきた食事法である。
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『ジョコビッチ』から始まった、小麦シリーズ第三弾。
これは最新の研究結果がのっていて、頭でイメージして理解、の私にはちょうどいい本だった。
題名がセンセーショナルで、漢字が読めるパン好きな(私も)こどもは怖がっていたけれど、パン以上に肉や魚(放牧された肉類や、天然の魚を蒸したり、短時間で焼いたりはOK)が好きな子なので、ちょっと安心していた。
好感がもてるのは「これを食べなさい」じゃないこと。(サプリメントはアメリカっぽい考え方けれど)
なにより食べ過ぎが一番だめ(まず、脳や内蔵にダメ、という話。ダイエットは二の次だし、ちゃんとやれば、ダイエットももちろんついてくる、と)。それは、この本を読む前からそう思っていたので、納得できた。
パンについては、以前から、「食べ過ぎたら疲れる」「一度食べたら癖になる」「際限なくほしくなる」と思っていたので、それについての疑問は解けたけれど、どれだけ身体に負担になっているかはわからないので、ジョコビッチみたいに、まずは自分の身体で試し中。
死ぬまで頭をクリアに、は、ぜひ実践したい。
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体の不調は「炎症」が原因となってることが最近わかってきた。
小麦(グルテン)や炭水化物などが体内部に炎症を引き起こす。
悪者扱いされていたコレステロールは実は悪くない、過度に控えるのは悪影響。
といった内容。それとサプリメント推進がくっついている。
「炎症」という視点からの地見など興味深い話なのだが、根拠となる話の多くはグルテンの話なのに炭水化物全般が悪いとなったりと論理の飛躍が多い印象。
狩猟採集生活ので進化したから(大量の)穀物を食べる体ではないとか単なる作者の推論も多いし、サプリメントの部分に関しても今までの話と関連しないでいきなりの内容だしで読み物としては正直微妙。他の本を探したほうが良いと思う。
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糖質カット、グルテン過敏症についてメインに書かれた本である。非常にボリュームがある内容で、医学的データや根拠、実際の患者さんのエピソード、実践するために役立つ具体例などがしっかりと書かれている。
他の糖質カットや小食、断食、グルテンフリー関連の書籍を読み、これらの項目についてもう少し詳しく知りたくなったという人には、おすすめの本である。医学的知識のない人でも読め、かつしっかりと痒いところに手が届くような内容となっている。
ただ、紹介されている患者さんのエピソードがあまりにも凄いので、若干話を盛ってるのでは?と疑いたくなる。
著者が外国人であるからか、日本語で書かれていても少し日本語の文章に癖がある為、他の書籍に比べると読書スピードが落ちる。
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パンというか小麦は血糖値を、急激に上昇させる。その為に、インスリン耐性になり糖尿病になるリスクが高まる。
一方、コレストロールや脂質は脳に非常に重要であり、そのコレストロールを下げるスタチンという薬によって認知症のリスクが高まる。
これまでの定説を否定してはいるものの根拠となる論文も挙げている。信じていいんだか、悪いんだか。
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小麦や糖質の害について書かれた本でグルテンフリーという言葉も最近は認知度が高まっている気がします。
日本で行われている糖質制限とグルテンフリーは非常に似ている部分もありますが相違点も結構あります。
なかでも糖質制限ではお米はまず取り除くべき食品ですがグルテンフリーではお米はOKというのは面白いですね。
健康の為には食事以外に運動や睡眠の大切であることも強調されており、それは非常に納得。
毎日の食べ物が自分の身体を作っているのは間違いないが、その身体の元気を保つには運動や睡眠は欠かせないですからね。
食事制限は国や文化による違いも考慮した方が良いと思いますが色々と参考になりました。
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前半はかなり専門的な言葉も出てくるのですが、グルテンフリー生活で改善されていく人の話などはびっくりします。
原因がここにある、と辿りつける人はなかなかいないのではないでしょうか
現代の生活でグルテンフリー生活はなかなか難しいかもしれませんが、厳密さにとらわれず、お付き合いも取り入れながら生活してみます。
慣れてきたら体も喜んでいるような感覚があります。
これからも自分のペースで続けていきたいと思います