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面白かった。でも同時に苦しかった。警察官と行ってもサラリーマンなのか。組織間、マスコミとの争いに加え、家庭の問題も。
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上巻のもたつきで先を読むことをためらう読者もいるとは思うが、だまされたと思って最後まで読んだ方がよい。現実世界はもっともたついているので、そういう意味ではリアリティがあるし、また、物語で張られた伏線が全て都合よく収れんしていない点も、それはそれで現実的。
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濃密な刑事小説を読んだ。時効間近の誘拐事件を主軸とし、家出した娘と現実に起こる事件が水面を波立たせる。刑事と報道は水と油だ。情報を人質にとり互いを削り合う。交わることはない。現実をみた。
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【2012年のミステリー二冠! 究極の警察小説登場!】昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件を巡り警務部と刑事部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上は己の真を問われる。NHKで4月にドラマ化
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記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件が-。驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。
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自分には刑事部と警務部の確執なんてどうでも良かったので、その点でいまいち入り込めない作品でした。
ただ、最初から頻繁にある「無言電話」の意味が分かった時は驚きました。なるほどね!
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下巻からは物語が急転直下。結末が気になってページをめくる手が止まらなかった。
ただ、どの事件も最後は含みをもたせた感じで終わったしまったのが消化不良。ただ、余韻を残したのがこの作品の良さなのかもしれないが。
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7年ぶりの新刊。文庫化に2年。
待った時間の分だけ味わいも増したか?
否、元々が佳いからである。
複雑に絡み合う個々人の思惑を丁寧になぞり、読み手に若干の忍耐を求める中盤までの展開から一転、クライマックスに向けて目まぐるしく状況が変化する一気呵成のスピード感。
これまでにも何度となく読み返してきた横山ミステリに、これからも幾度となく手に取ることになるだろう一冊が加わった。
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事件が動き出してから、ひたすら読み進みました。今まで刑事ドラマとか見てても役職とか組織の中での立ち位置とか、キャリアとかよく分かってなかったけど、64読んでそのあたりやっと理解できたように思う。
主人公の娘さんがどうなったのかは最後まで分からずだったのが気がかりではあります。
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対立しているときの一方への怒りや、
苦悩する側の重さ、権力を握った者の他人事感、
家族愛、仲間との団結、読んでいると、
とにかく気持ちが昂るだけではなく、
感情が上下前後左右に揺さぶられる。
弱さや、物足りなさを感じる人物、
一方の側からは正義かもしれないが、
他方からは「敵」とも見える人物が激しく動き回る中、
フッと、信頼できる男が現れて痺れたり。
警察内部の争い、マスコミとの争いが熱すぎて
皮肉にも捜査車両が動き出してからが落ち着いて
感じられる。人間関係、権謀術数はリアル?に感じて
事件関係はエンターテインメントに感じるから?
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ほぼ一気読みでした。刑事部と警務部の対立、未解決事件、記者クラブ、警察ファミリー、なかなか知る機会のない警察内部を舞台に、確かに、究極の警察小説です。面白かったー!2015/2読了。
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昭和64年の殺人事件を見直す話。
殺された少女がいるのに
警察には自分が1番な輩がいっぱい。
被害者も遺族も関係なくて 出世と保身ばかり。
そんな中にも信頼したい人がいることが救いだな。
ずっと横山秀夫が読みたかった。
新刊出てないとは思っていたけど
書けずに苦しんでいらっしゃったとは知らなかった。
ゆっくりでもまた長編が読みたいです。
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素晴らしい作品です。
上巻の序盤から所々に敷かれた伏線を本当にラストで全部回収した展開は圧巻の一言。
上巻や下巻の前半はまさにこのラストの展開のためにあるようなもの。
普通の刑事ものと異なった広報からの目線のストーリーに新鮮味を感じた。
刑事と刑務、広報とマスコミ、広報と上司など様々な対立軸のでリアリティがあって濃い内容でした。
伏線の再確認をしたくて、連続で二度読みしてしまった。
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なるほどー。
残りのページ数が少なくなっても結末が見えてこなくてドキドキした!
松岡参事官の格好いいこと。
悪いことばかりじゃない。良いこともある。
涙が出るなあ。
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ストーリーとしてはおもしろいかもしれないが、語り手の三上がああじゃないのこうじゃないのと、まどろっこしい。しかも登場人物が多くて、それって誰だっけ?が何度かあった。最後にいたっては、それでわかるかぁ?って感じ。とにかく疲れる文章だわ。