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ううむ…思いのほか嫌な話が多かった。後味が悪い感じ?あまり好みではなかったけど、さすがに読ませる力はあるので最後まで読了。
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帯曰く、現代人のライトだけど軽くはない心の病気にシニカルに真剣に迫る短編集、だそうな。テーマはともかく、荻原浩さんの短編集は見逃せない。
「ヒット・アンド・アウェイ」。いきなり深刻なDVネタ。外で弱い男ほど家では威張る。誰もが幸乃のような行動に出られるわけではない。「冷蔵庫を抱きしめて」。結婚して暮らし始めたら、味の好みの違いが表面化。男は大抵濃い味が好き。しかし、歩み寄りも必要だし、何より夕食の準備をしてくれる妻への感謝は忘れないようにしたい。
「アナザー・フェイス」。内容を書きにくい話だが、これは心の病気というより…あれですかね。主人公が食べ物ブログを生きがいにしているのは現代的か。「顔も見たくないのに」。振ったはずの昔の男を、頻繁に見かけるはめになったメンクイの女性。そりゃ苦痛だろうけど自業自得という気も。結局、彼女の気持ちはどうなの?
「マスク」。風邪の季節から花粉症の季節と、日本人はマスクが手放せない。しかし、マスクで覆われた裏の心理とは…。これは天職かもしれない。「カメレオンの地色」。片付けが苦手な僕は、彼女に大いに共感したが、目立たないように生きてきたところには多くの人が共感できるのではないか。自分らしく生きるって何だ。
「それは言わない約束でしょう」。思ったことをすべて口に出したら、人間関係が破綻するだろう。この彼のように。彼が導いた結論は…開き直りかよ。「エンドロールは最後まで」。地元を出た姉と、残った妹。妹の結婚、出産を機に、立場は逆転した。結婚はすまいと決断したはずなのに…。結局は縁ということかな。
最初の1編が深刻だったので、2編目以降も覚悟していたが、そこは荻原浩だけに、適度に軽妙な筆致はさすがだった。やはり荻原作品は安定感がある。ガツンとした読み応えこそないが、時にはこういうのを読んでリラックスしたいものである。
毎日何らかのストレスと戦う現代人に、是非お薦めしたい。
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#読了。短編集。8編。少々心が疲れている人々が主人公。ともすれば重くなりそうな話を、シニカルにそしてコミカルに描く。
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短編8作品。
それぞれ、主人公の内面がとてもよく描かれていてすっと話に入り込んでしまします。
どれも特別な話でもないけど、おもしろい。
さすがだな、といった感じ。
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あらすじにもある『現代人の心の闇』というものにざっくりと切れ込みを入れ、ストレート心の闇が書かれている。最初の『ヒット・アンド・アウェイ』はDVや虐待などの暴力的な描写のせいでフラッシュバックが酷く、何度も苦しくなった。しかし、幸乃を見守りたいという一心でなんとか読んだのはいいが読後の気分があまり良くない。だが、幸乃の行動力にスッキリはした。主治医との約束を破ってまで読む作品ではなかったかもと軽く後悔はしている。
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「ヒットアンドウェイ」は、こんな上手くいかないよー
とつっこみつつ、でも読後感はヨカッタ。。
「冷蔵庫・・・」も、良かった。
「それは言わない約束でしょう」もどーなるの・・・と
思わせてのオチで良かった。。
楽しく読めた一冊でした。
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荻原さん気に入った!
表題作が一番好き
結婚して旦那さんが豹変してしまうのかとおもいきや、受け入れて、歩み寄ってくれて…
素敵でした
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「あなたの心、開放します。現代人のライトだけど
軽くはない心の病気にシニカルに真剣に迫る短編集」
ヒットアンドアウェイが1番好き
心がスカッとする
2016.11
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読んだんですよ、確かにね。読んでるときは、面白いなぁうわこれめっちゃ怖いしとか思ったんですけども。次の本読み始めたらさっぱり思い出せない(爆) やっぱ荻原作品は長編が圧倒的にいいと思う。☆3.5
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現代人の心の闇をコミカルに描いた、ちょっぴりブラックな短編集。
DV男に対抗するために、ボクシングジムに通い出した一児の母雪乃…ヒット・アンド・アウェイ、
夫との食の好みの違いに悩み、拒食症が再発する新妻直子…冷蔵庫を抱きしめて、
自分にそっくりな別人の行動に悩まされる会社員浅川…アナザーフェイス、
別れたばかりのちょっとバカっぽい元カレを、テレビで見るようになる麻衣…顔も見たくないのに、
マスクで顔を隠すようになり、生きやすくなったと思い始める会社員沖村…マスク、
付き合う男に合わせて自分を変え続けてきていた片付けられない女梨代…カメレオンの地色、
一人暮らしを始めて、心の中で思ったことが、つい口に出てしまうようになった販売員立花…それは言わない約束でしょう、
映画を見た後で知り合った彼との日々の中、相手に不信感を抱き始める結婚しないと決めたOL千帆、エンドロールは最後まで、
初読みの作家さんでした。
面白かった~。
これだけいろいろな違った展開の話を読めて、お得な感じ。
顔も見たくないのに、エンドロールは最後まで、が好きでした。
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表題作ほか、「ヒット・アンド・アウェイ」
「アナザーフェイス」 「顔も見たくないのに」
「マスク」 「カメレオンの地色」
「それは言わない約束でしょう」
「エンドロールは最後まで」
可もなく不可もなく。
どっかで読んだような内容もあったり
全体的にはまぁまぁかな。
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テンポ良く読める短編集。DVに摂食障害…取り上げるテーマが重いものもあったけど、ハッピーエンドで良かったなぁ
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ほわっとしたりぞくっとしたり
切なくなったり楽しくなったり
1冊でいろんな感情が楽しめる本。
それは言わない約束でしょう、が好き。
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『ヒット・アンド・アウェイ』はそんなにうまくいく?と思いつつも終わりにほっとした。
『冷蔵庫を抱きしめて』はどんな風になっていくんだろうと思ったけど、こちらもハッピーエンドで、よかったなぁと。ほかは少し怖い。そしてよくわからない。
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軽快、痛快な短編集。面白かった!
細やかとは違うんどけどハキハキ、パキパキと言葉が連なっててとてもリズムがいい。
ほぽ、ハッピーエンド!
ひとつ怖いのが入ってたけどその話いらなかったかな。