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相変わらずサクサク読めて、面白い。
さすが元業界人?クリエイター?ちょっとしたアイデアが垣間見えます。。。
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短編集。くすりと笑えるもの、ほんわかするもの、ぞくりとさせられるもの。さまざまな読み心地の作品が集められています。
お気に入りは「ヒット・アンド・アウェイ」。とってもカッコよくって爽快感のある一作です。そうだよなあ、いざってなると女性の方が強いのかも?
「アナザーフェイス」も印象的。ああ、そういうオチなのか、と思わせたうえでのあの展開……怖い。
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とても読みやすくて、面白い。
一番好きなのは
“エンドロールは最後まで”
少し自分と重なる部分もあるから
感情移入して、
最後は千帆の幸せを祈りなから…
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DVや摂食障害、片付けられない、マスクをしないと不安になるなど、現代人の心の病を描いた作品を中心とした短編集。
ほんの少しどこかでボタンをかけ違えたために、じわじわと悪いほうに傾いてしまう危うさは、じつは誰にでもあるもの。すぐに引き返せれば問題はないのだが、気づかずに、あるいは気づいても転がり落ちてしまう場合もある。きっと、紙一重のところでみんな生きているのだろうなと、読後に思った。
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非常に面白かったです。始まり~中盤までは困った感じ、後半から怒濤のスッキリ展開。最後まで「あれー?」というのもありましたが、ほぼスッキリ。ヒットアンドアウェイとか最高です。顔も見たくないのに、もオチが良かったです。カメレオンの地色は思わぬ最後でしたが、その選択を応援したい♪マスクもオチが良すぎました。現代女子(男子)のリアルで等身大の困り事、陥りそうな罠、全てこんな風に解決できればいいのに…。冷蔵庫を抱きしめて…は我が家に2%被ります。
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『アナザーフェイス』だけホラーっぽかったけど、あとのは読んだ後に気持ちがポッと明るくなるようなお話で、なかなか良かったです(『ヒット・アンド・アウェイ』の終わり方にはスッキリしたわ~/笑)。
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現代人にありがちな心の病がテーマの短編8編。どのお話も眉間にしわを寄せるほど深刻ではなく、それなりに救いのある結末でホッとさせられますが、一部例外あり(笑
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過食症、対人恐怖、統合失調症など、果たして病気なのかノーマルなのか、紙一重だなぁと思った。
なにかのきっかけで露呈したり治ったり。
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15/07/20
最初のほうは読むのしんどい話が続く。。共通することといえば馬鹿男ってこと。(「カメレオンの地色」の中村遼介を除く)
「アナザーフェイス」はこわかった~つまんないオチと思ったら。ホラー!
表題になってる「冷蔵庫を抱きしめて」は結婚前は何もかも相性が良くて相手のことをすっかり理解してて向こうからも理解してもらえてると思ってたのに、食べ物の味付けの好みがちがってたりとか些細なことが噛み合わないことに気づいて、ふっと不安がよぎるかんじの心の機微とかなんだこのリアルはと思った。著者の荻原浩さんて実は女性?
表紙のイラストが好みじゃない。
・映画館は終わったときが寂しい。一人ならなおさらだ。(P252 「エンドロールは最後まで」)
・決めるということと、できるということは別物で、一致させるのが難しい。(P253 同)
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自意識過剰だとわかっていても人の反応を気にしてしまうのは、なにも思春期の専売特許じゃない。
そんな不自由のなかにいる大人たちが主人公の短編集。
DV野郎とくらしてたり、ろくでなしと付きあってたり、自分を大きく見せようとしたり、マスクが手放せなくなったり、主人公たちはみんなそこそこ病んでる。
そっからの展開はいろいろだけど、なんかこの、ダメなりに自分を生きていく感じがいい。
やらなきゃいけないことを先延ばしにしながら読んだら、ちょうどまさに片づけなきゃいけないのにグダグダしている話が出てきて耳が(目が)痛い。
そうね、「やれば終わる」だよね。
ひさしぶりに小説を読んだってのもあって、なんだかいい気持ちで本を閉じた。
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この作者の短編を初めて読む。
それぞれの心の話、というものなのだろうか・・・。
どちらかというと、短編ではない作品が良いなと感じたので★3個。
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主人公が自分の弱さと向き合って良くも悪くも変化していく。
20代、30代の苦悩はまだ救いがあるので痛快ですわ。
気軽に楽しめる短編集!
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8編、それぞれ現代における心の闇が題材である。
おもしろく読んだけど、どれもドキッとしなかったのは
この闇に私が重ならなかったからだろう。
ただし、これ、自分じゃんって人はいそう。
そんな短編集だった。
ありがちだけど、「ヒット・アンド・アウェイ」のラストはスカッとした。
DV男の対する話は最近よく読むけど、こんな解決がいい。
最初はうんざりしたけど、だんだん面白くなってきたのは「カメレオンの地色」。
「アナザーフェイス」はぞくっとした。
「冷蔵庫を抱きしめて」の摂食障害のラストは温かかった。
ただ、夫婦は所詮、他人なのだ。
分かり合えるように努力して築いていくしかない。
「顔も見たくないのに」では、コピーライター出身の作者のセンスが光っていて、くすっと笑った。
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病んだ現代人を描いた短編集。
オカルトチックなものもあったけど、どれも実際にありそうなところが怖いし、また共感できる。
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タイトルに惹かれ、手に取りました。初めて荻原さんの作品を読みましたが、とても面白く読みやすかったです。短編のそれぞれの主人公はどこか性格に大きく欠落している部分があり、この世の中のどこかにありそうな話ばかりに思え、身近に感じました。作者の方を全然知らずに読んだのですが、男性で50代後半の年齢には驚きました。読んでいるとなんとなく、女性でもっと若い方、と勝手に思ってしまいました。別の作品も気になるので読もうと思います。