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ドッペルゲンガーの話は苦手な終わり方だったけど、
微笑ましい作品が多くてよかった。
げらげら笑う感じではないのだけど、くすくす楽しい
こういうお話は大好き。
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サクサク読めた。結構重い病気をテーマにしてるはずなのにこのライトさがいい。
ヒットアンドアウェイと冷蔵庫を抱きしめてが好き。
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いろんなタイプの話が入った短編集。DV、心の病、ちょっとホラーなど。
ちょっとホラー以外は読後感は良かった。
一番好きなのは、ヒット・アンド・アウェイ。現実はなかなかこうはうまくいかないだろうけど展開はいい。力が入った。
この本の見返しは真っ白ツルツル。タイトルの冷蔵庫を意識した作りなのかな。
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面白い話もあるけれど、面白くない話もある短編集。
最後の話が、どこかで読んだ話だったので、ちょっと残念。
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短編集だけどどれも面白かった。もしかしたら自分も…って思わ苦笑いしてしまった。誰でも何かに依存してたりして、その度合いが酷い人達の話。冷蔵庫は、特に面白かった。どれもほぼハッピーエンドでホッとしてが、アナザーフェイスはまさかのバットエンド。荻原浩さんは噂?だったかな。読んだな。こっちの方が好き。
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心に鍵をかけて悪い癖を封じれば、幸せになれるかな? いや、それではダメ――。新婚旅行から戻って、はじめて夫との食の嗜好の違いに気づき、しかしなんとか自分の料理を食べさせようと苦悶する中で、摂食障害の症状が出てきてしまう女性を描いた表題作他、DV男ばかり好きになる女性、マスクなしでは人前に出られなくなった男性など、シニカルにクールに、現代人を心の闇から解放する荻原浩の真骨頂。
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表題作のほか、「ヒット・アンド・アウェイ」 「アナザーフェイス」 「顔も見たくないのに」 「マスク」 「カメレオンの地色」 「それは言わない約束でしょう」 「エンドロールは最後まで」
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ほんの些細なきっかけで、封じ込めていたものが堰を切ったように。始まりはさまざまだが、心を病み、さまざまな症状を呈する人々の日々の物語である。以前からここにも書いているように、荻原浩オバサン説は、今作でも健在である。ご本人のお姿を拝見したことがあってさえ、オバサン説を唱えたくなるほどである。女性のふとした思考回路や振舞いの描写がお見事である。しかもいつもよりも年齢の幅も広がっているような。傍から見ると、なにがこんなに深刻にさせているのか理解に苦しむが、本人は生き死にに関わるほどの苦悩のただなかにいる様子が絶妙である。深刻さのなかに、可笑しみもある一冊である。
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何度か荻原浩著の本を開いていたが今回初めて最後まで読みきれた
短編小説ー『カメレオンの地色』
今気になる言葉ー「ぱっか~ん」って
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現代人の抱える様々なストレスをスカッと吹き飛ばす。
そんな短編集と期待してしまっただけに、爽快感が今一つ。
後半の3編はよかったです。
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表題作を含め8編の短編集。
どの作品も、リラックスして読めました。
ところで、この本には作者のプロフィールが出ていませんでした。何故?
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短編集。8編収録。
「ヒット・アンド・アウェイ」「冷蔵庫を抱きしめて」「アナザーフェイス」「顔も見たくないのに」「マスク」「カメレオンの地色」「それは言わない約束でしょう」「エンドロールは最後まで」
最初の2編は予定調和的で物足りなかったが、ドッペルゲンガーを描いたプラック&ホラー「アナザーフェイス」から面白くなってきた。「アナザーフェイス」以降も暖かみのある話ではあるが、ラストにひねりが効いてきて面白かった。
・「顔も見たくないのに」バカで顔だけの浮気男である元彼が売れっ子になりテレビでよく見るように・・・。
・「マスク」風邪でマスクをしたところ、生きやすくなったと思い始める会社員。女性の化粧も似たような物かも。
・「カメレオンの地色」付き合う男に合わせて自分を変え続けてきた女性。
・「それは言わない約束でしょう」一人暮らしを始めて、心の中で思ったことが、つい口に出てしまうようになったデパートの男性販売員。
・「エンドロールは最後まで」偶然に出会った彼、出来過ぎの出会いに不信感を抱き始めるが・・・。
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荻原浩さん、久しぶりに読みました。
全編どれにも現代病(?)をかかえる人々が登場。
そのわりに軽妙なかんじの話が多くて、楽しく読めました。
なかでも、
「ヒット・アンド・アウェイ」
DVが痛々しかった分、スカ~っとしました!
最後はなんか自分がパンチしてノックアウトさせたような気分でしたね。
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どこにでも居そうなダメ男にダメ女。
実際には行動に移さないけれど気持ちは分かるお話たち(笑)
個人的にはもうちょい明るめのほうが良かったかなという印象。
「アナザー・フェイス」はラストがちょっと怖かった。。。
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荻原浩の作品が好きで読んでみた。
短編集だが、ちょっと不思議ワールドな話たち。
うーん、ちょっと私のツボとは違っているかな。
今度は長編に期待。
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ううむ…思いのほか嫌な話が多かった。後味が悪い感じ?あまり好みではなかったけど、さすがに読ませる力はあるので最後まで読了。
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帯曰く、現代人のライトだけど軽くはない心の病気にシニカルに真剣に迫る短編集、だそうな。テーマはともかく、荻原浩さんの短編集は見逃せない。
「ヒット・アンド・アウェイ」。いきなり深刻なDVネタ。外で弱い男ほど家では威張る。誰もが幸乃のような行動に出られるわけではない。「冷蔵庫を抱きしめて」。結婚して暮らし始めたら、味の好みの違いが表面化。男は大抵濃い味が好き。しかし、歩み寄りも必要だし、何より夕食の準備をしてくれる妻への感謝は忘れないようにしたい。
「アナザー・フェイス」。内容を書きにくい話だが、これは心の病気というより…あれですかね。主人公が食べ物ブログを生きがいにしているのは現代的か。「顔も見たくないのに」。振ったはずの昔の男を、頻繁に見かけるはめになったメンクイの女性。そりゃ苦痛だろうけど自業自得という気も。結局、彼女の気持ちはどうなの?
「マスク」。風邪の季節から花粉症の季節と、日本人はマスクが手放せない。しかし、マスクで覆われた裏の心理とは…。これは天職かもしれない。「カメレオンの地色」。片付けが苦手な僕は、彼女に大いに共感したが、目立たないように生きてきたところには多くの人が共感できるのではないか。自分らしく生きるって何だ。
「それは言わない約束でしょう」。思ったことをすべて口に出したら、人間関係が破綻するだろう。この彼のように。彼が導いた結論は…開き直りかよ。「エンドロールは最後まで」。地元を出た姉と、残った妹。妹の結婚、出産を機に、立場は逆転した。結婚はすまいと決断したはずなのに…。結局は縁ということかな。
最初の1編が深刻だったので、2編目以降も覚悟していたが、そこは荻原浩だけに、適度に軽妙な筆致はさすがだった。やはり荻原作品は安定感がある。ガツンとした読み応えこそないが、時にはこういうのを読んでリラックスしたいものである。
毎日何らかのストレスと戦う現代人に、是非お薦めしたい。