紙の本
「少し軽すぎたかな」という印象です
2016/02/24 09:06
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、三上氏の大人気シリーズの一冊と評判が高かったので読んでみましたが、私にはちょっと合いませんでした。太宰治の『晩年』という作品がモチーフになっているので、太宰の生き方や考え方、さらにはその時代の社会なども描かれた奥の深い作品というイメージを私氏自身がもったことが間違えだったのかもしれません。この作品は、あくまでも軽く、表面的なエンタテイメントを追及した作品です。このことを頭に入れておけば、結構面白い作品かもしれません。
電子書籍
ややマンネリ
2015/08/21 17:26
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投稿者:haru - この投稿者のレビュー一覧を見る
新鮮味があった主人公の魅力が薄れ、あまりにも太宰中心となってしまった感はぬぐえない。もっとテンポよく読めたら。。。
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フィナーレが迫ってくる予感。
そのための布石の数々。
好きなことと、
好きな人のため、
両方に打ち込めることのすばらしさ。
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ああ、ごめんなさい。
なんだか栞子さんの性格が鼻につくようになって
しまった。
すごく好きだったはずなのになぁ。
お話的のも、いろんなことが偶然?必然?結びつき
すぎていて、おいおい、というか。
もしや、本が読めない体質も隠れたトラウマ解消で
解決されちゃったりして?
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ビブリア古書堂6作目。相変わらず面白い。毎回思うのだけどよく調べてるな~と感心してしまう。今回は太宰がテーマ。大輔同様に誰もが知る走れメロス」「人間失格」くらいしかわからなく太宰に対するイメージも同じようなものだったので、面白かった。 そろそろ終わりが近づいてるとのことだが一体どう終わらせるのだろうか。
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今回は太宰に関わるミステリー。
大輔と栞子さんが無事に付き合うことになり、冒頭のシーンで少し不安になりながらも安心して読み進んでいたのだが…後半の展開はハラハラしてしまった。
古書、初版、稀覯本。
特別に想い入れのある本(もの)は、特別な形で持っていたい。他人とは違う特別なものを。もしくは持っていることで特別だと満足したい…?
物欲が高い方なのでいろいろと考えてしまった。
次巻かその次で完結…終わりが見えてしまうと少し、いやかなり寂しい気持ちになる。
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太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。
違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。
本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていたのだ。
過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?
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シリーズ第6弾、今回も長編な感じで。
最初の事件と同じく、太宰を題材としていますが、
そこからの、主人公2人の成長も読み取れるような。
一葉の写真が語り始める物語と、込められた想い、
そして2人を取り巻く点と点のつながりが密度を増していきます。
これもまた“運命”と言ってしまえるのかどうか、
小説ならではの物語の在り様かな、とも。
残り1巻か2巻とのことで、いよいよクライマックス、
甘酸っぱい要素も若干増えてたりもします。
太宰治に夏目漱石、掘り返してみようかなぁ、なんて。
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一冊まるまる太宰治関係の話。
太宰の稀覯本をめぐって五浦家、篠川家、田中家の人たちが繋がっていて…
勉強もせずに読んでしまった…(´・_・`)
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今回も面白かった。
今回はビブリアの始まりの話になった「晩年」に関わる話
過去と現在の関わりというかなんというか…
これを皮切りにもっと深いところまで話は進んでいくのかな
続きが楽しみです
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不穏な空気感は、終わりに近付いているからか。
太宰は一応全集読んで、評論・評伝などもちょっとかじったのですらすら読み進められた。
待つ身が云々の話、好きすぎる。
ところで、ラブラブファイヤーを流しながら読んでたので吃驚した。どんなシンクロよ。
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読み終わった時の、すっきりとモヤモヤがなんとも言えないバランスです。今回はきちんとミステリー。だまされたー!という感じです。なぞを解くためのさまざまなピースに気付いたり気付かなかったり。読んでいて、太宰が読みたくなりました。読書は人と出会うこと、といいますが、ビブリアはいろんな人と出会えます。偉大な文豪との出会いは幸せ。その人の本を読んだだけではわからない魅力に出会えます。太宰研究はさまざまありますが、小説の中で出会えるのがいいのです。それが読み終わった時の爽快感なのだと思います。栞子さんと五浦くん、ふたりのコンビもかわいらしくて、応援したくなります。五浦くんがだんだん頼もしくなってきましたね。
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太宰についての連作長編。謎が深まりつつも少しずつ明らかに。次かその次で終わりとは残念。毎度実に勉強になる。
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太宰さんの著書は、実は読んだことのない私。この本を読むと、手をだしてみたいなと思うのですが、古書だと好きな人はここまでするのかな~とちょっと驚き。
そして、作者曰く、後2冊くらいでラストかも?いろいろな関係がでてきたので、また一巻からよみなおそうかなと思います。
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次巻もしくはその次で完結とあとがきにあるが、まだまだ続きそう。
今回は太宰治の著作をめぐるミステリー。古書に対する知識よりも、それを取り巻く主要人物たちの因縁の謎のほうが面白かった。第一巻で登場した大輔の出自が絡み、そこに宿命の敵・田中の再登場、さらには琹子の家族や知人までが関わってくる。
あいかわらず、琹子と大輔の仲が微笑ましい。中学生の恋愛っぽくて(笑)
太宰の著作のワンフレーズが効果的に引用されていて、よく練られたプロット。ラストにいくつれ、ヤリ過ぎ感はあるが。母親の出自については気づかれた方も多いだろうが、次回琹子の父母の馴れ初めについて語られたりするのかな。
病床にある老婆に懇願されても『晩年』譲るのを断った琹子は、ある意味、凶悪犯の田中にすら気を許してしまう大輔と違って、あんがい、食わせ者なのかも…という気がしないでもない。