紙の本
フツウの押しつけと,フツウからの排除
2016/01/31 20:24
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い,という感想でいいのかな,と思ってしまうけれども,一気読みするほど引き込まれたのは確か.「フツウ」と「言葉」がどれだけ暴力的なのかということがよくわかる.ほんのり登園拒否だったころを思い出したけど,もう記憶の彼方だなあ.
紙の本
これはこの人の場合
2018/05/25 21:02
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『学校へ行けない僕と9人の先生』は、作者の実体験に基づいたマンガです。
ラストは、よかったねで終われるのですが、とてもしんどい経過が描かれます。
学校に行きにくい子のしんどさが少しは理解できるかもしれません。
ただ、これはこの人の場合、という限定条件で理解しなければいけないでしょうね。
しんどさは人によってちがうし、解決法も人さまざま、という、当たり前の結論しかないのかもしれません。
電子書籍
ふつうの人に読んでほしい
2015/08/30 09:16
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投稿者:パトらっシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少期のこともよく記憶されていて、読者にわかるように描かれています。不登校にもいろいろあると思いますが、読むほどにこちらの無知を感じました。
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小中学校の不登校だった時代、「普通にならなきゃ」という思いが切実。
鳥山先生と出会って、自分の世界ができてから、ガラッと外の世界との関係が変わって行くのがよくわかりました。
「あの頃の学校へ行けなかった毎日は、今では僕の宝物だ」というラストに涙。
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ただ運がいいだけの人の話。
もっと学校に行けないことで苦しんでいる人はいる。
腹がたつ。
こんなことで漫画描いてお金もらえるなんて。
くそくらえ。
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不登校だった著者の、当時の心模様が描かれる。
子ども時代ならではの共感できるエピソードが多い。
最後には、ずっと心の支えだった『ドラゴンボール』の作者に会えるという、嘘のようなホントの話。
いろいろな面で、秀作。多くの皆さんにオススメしたい。
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主人公の苦しみと悲しみに共感できた。福満しげゆきの僕の小規模な失敗と並ぶ名作だと思った。
前半の苦しみがあったからか、鳥山明先生との出会いのシーンで凄く感動した。
マンガを見てもらっているシーンの主人公の言葉が、シンプルで美しくて凄く泣ける。
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不登校の過去のある著者がその時の自分の気持ちを書いた漫画。
自意識が強くて、「普通」にしなくてはというプレッシャーから、余計に学校に行きにくくなるという悪循環をきたしてしまったところはリアルである。
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とりあえず読んでみた。
むずかしいよなぁ。
でも、いい人も、だめな人も。
対応ダメな人にはなりたくないけど。
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いじめられてる子の気持ちが伝わってくる。
小学生の時の記憶をこれだけ覚えてるのは、この作者はつらかったんだな。
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小学校の頃、よく学校に行く前にお腹が痛くなっていました。学校に行っても、お腹は痛くなりました。教室にいるのが苦痛に感じたこともありました。
この主人公のように、「普通」を演じようとしている部分もあったと思います。
中学校に入ると教室にはいけるけど、数人の友達とだけしか仲良く出来ず、保健室に通うのが多くなりました。
高校生になると、さらに酷くなって、ほぼ学校に行くことのない不登校になりました。友達とも仲が悪くなり、悪い噂を流されたり、学校に行こうとすると体が拒否して、お腹が痛くなり、電車に乗れずに家に引き返したりとして、担任の先生が家に迎えに来ることもありました。そんなことをされているのも嫌ではありました。
「普通」になりたい。
でも、どれが「普通」なのかわからない。
自分は「普通」じゃない。
この主人公は、幼い頃から「自分は普通じゃない」「普通になりたい」と思い続けて生きています。それが変わったのは、小さい頃から絵が大好きで、絵を描くことをずっと辞めずに書き続けたことがまず始めのきっかけ。そこがゴールではなく始まりで、そして、最後にずっと「普通じゃない」と思っていたことを「そんなことだったんだ」と実感します。
私も、学校という環境が大嫌いで、環境を変えたら何かが変わるのではないかとバイトを高校生のときに始めました。それがきっかけで「そんなもんなんだ」と思ったんです。
今まで私の世界は「学校」と「家」だけでした。
でもそこに「バイト」が加わって、友達でもない、でも一緒に何かをやり遂げたり、たまに遊んだりする「仲間」が出来て、「学校が全てではない」のだと感じたのです。
正直、この主人公が「そんなことだったんだ」と実感した瞬間を読んだ時は当時を思い出して泣きそうになりました。
不登校で悩んでいる人に、読んで欲しい一冊です。
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「憧れの先生と自分」という図式が好きなので、購入。
息苦しさを抱えて生きる主人公にはだいぶ胸が締め付けられる。
中盤、友人の失踪からの再会があり、それが綺麗なお話に着地しないところに読み応えがある。幼くして自分の本性の浅はかさに気付いたこと、大人になってから客観的な視点で物語にできるのはすごいと思う。
ただ正直、そのシーンのインパクトが強すぎた。
肝心の鳥山先生に会ってからの立ち直りの描写も早く、読後少ーしモヤモヤ……。
でも作者が初めて鳥山先生の生原稿を目にしたときのコマは本当に劇的で感動する。
そっくり美しい模写による描写で、作者がどれだけ鳥山先生を崇拝しているかが、読む側にも伝わり、まるで宗教画のようにも見える。尊い。
人間は嫌いだけど人間が作るものはどうしてこうも惹かれるのだろうなぁ……。
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学校に行けなくなってしまった人のことが分かるようになるかなと思って読み始めたけど、その点については結局のところよく分からなかった。少ないながら友だちもいたのに、なぜ頭が痛くなってしまうのか。勉強がいや? 先生が怖い?
ただ、1つ分かったこととしては、たくさんの大人たちからのポジティブな関わりが、その後の彼の人生を幸福感溢れるものにしたということ。鳥山明先生との出会いも絡んでいるのがちょっと贅沢でいいね!
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繊細で感受性の強い少年だったんだなぁと思った。
発想力が高く、創造性が豊かな少年という印象を受けた。
大人の不用意な一言がこれほどまでに一人の少年を傷つけるということを私たちは胸に抱えて生きていかねばならない。
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私の子どもは、朝おえつで学校に行くのに大変でした。繊細さんは本当に大変です、自分を押し殺さずに学校に行ける子どもが増えて欲しいです。