紙の本
涙が出る
2022/03/22 15:56
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どものけがで、飛び立つ日を送らせているオオハクチョウの家族。しかし時間は刻々と過ぎ・・・。静かに、あたたかく、涙を誘う絵本です。手嶋恵三郎さんの絵も素敵です。
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『カムイチカプ』と同じ作者の絵本だったので、手に取った。
オオハクチョウの家族愛に胸を打たれた。
人間の起こす家族間の切ないニュースを思い出し、人間以上の優しさを感じた。
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6歳の娘が読んでいる途中で泣いてしまいました。
おいていかれた白鳥の子どもの気持ちになって悲しくなったそう。
4歳の娘は白鳥の絵が気に入って、真似して描いています。
画面からもストーリーからも、子どもたちの心に強く訴えかけてくれる傑作絵本です。
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自然の厳しさのお話。朝昼晩、季節で表情を変える空と白鳥とのコントラスト。構図が美しい。生命の力強さと儚さに胸が苦しくなる。
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絵に北国の冷たい空気と生命の力強さが宿っている。見ているだけで北国の早春を感じた。また、悲しみと喜びが折り合わさるお話にも余計な物がない。美しいエッセンスのみで構成されている。絵と物語、それぞれの表す物を越え、命そのものを語る、一片の詩のような作品だ。
子どもが読んだら何を感じるのだろうか。子どもに戻ってもう一度読んでみたい、そう感じさせる絵本だった。
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版画の素晴らしさに惹かれて手に取りました。手島さんは北海道の版画家なのですね。北海道の方だからか版画だけでなく、野生動物の厳しさが伝わってくる素敵な絵本でした。
手元に置いておきたくなります。
原画展が東京でも開かれて欲しいと思いました。