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短編2本と中編1本の構成。話し方など前回感じていた違和感もなくなり、読みやすくなった。物語は、病気の種類が少し難しくなった感じがあるけれど、わかりやすく解説も入っているので、止まることなく読める。今回も最終編は、鷹央先生が自分と向き合おうと努力するお話。著者が実際の医師ということもあるのか、現場の状況描写が真に迫るところもあり、ドキッとした。題材は少し重いが、読書感は重すぎない。終わり方も辛いだけではないのでほっとする。次作も楽しみ。
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医療ミステリー第二弾
という文言ではあるが本格的な医療からはさらに遠ざかった印象をうける、だがその分登場人物の心理描写が心地よい
特に最後あたりの小鳥先生のイケメンっぷりには脱帽である
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残された時間。
その時間を愛おしむ者、慈しむ者、
ただ見守るだけの者。
互いを支え合い、
行く抜いて行く者。
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破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が”診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。(裏表紙より)
Karte.01 甘い毒
ペットボトルに農薬が混入される事件が世間を騒がしているなか、トラック運転手の男が事故を起こし、運ばれてくる。
意識を戻した男は、運転中に体がけいれんして動かなくなったと訴える…。
事件との因果関係は、この男自身の問題で起こったのか。
いろいろ考えましたが、やっぱり外れました…。
家族の愛が引き起こした悲劇でした。
細やかな描写が印象的。
Karte.02 吸血鬼症候群
療養型病院で輸血パックが消える。
夜勤の看護師が血液が空になったかじられたパックを見つける…。
この看護師が鷹央の噂を聞き、調査を依頼する。
吸血鬼ということで銀製のものやニンニク、十字架のペンダントまで持参してる。
確証を得るまで否定しない鷹央らしい。
療養型の問題点をこの事象で取り上げている。
患者のその後のケアも考えてトリックをしかける鷹央がカッコよかった。
Karte.03 天使の舞い降りる夜
小児病棟で退院間近の3人が相次いで急変。
それと同時にこの病棟で”天使”が目撃されていた…。
天敵の院長であり、叔父でもある大鷲登場。
医師として向かい合わなければならない”死”。
それを避けてきた鷹央。
前作同様、最後のエピソードは鷹央が人として成長するための一歩を描く。
鷹央の研修医時代の描写もあります。
鷹央のいろんな感情、喜怒哀楽が詰まった一冊でした。
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シリーズ第2弾。主人公のノリについて行けないのは相変わらずですが、3話の出来がまぁまぁよかった(ミステリとしてはいかがなものかと思いますけど)ので前作よりも★一つプラス。
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前作より違和感が少なくなったが、まだちょっと引き伸ばし感がある。少ないネタに尾ひれをつけられても読む方はツラくなるだけ。無駄を削ぎ落とした煌めく宝石が見たい。あと感動の押売りも鼻につく。でも売れているみたいなので、今時の若者はこういうのが好きなのかなぁ。年寄りが偉そうにすみません。
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病気って怖いなぁ……。
自力で防げるものはちゃんと意識しておかないとなぁ……。
とりあえず、カレーと甘味を食べようか。
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犯人がだいたい想像できるがどう問い詰めていくかがポイント。天使の少年の話は小説にはよくある話なんだろうけどちょっと感度しました。やはり王道というのはたまには悪くないですね。今回は先生の人間らしさや優しさとかが増えてきて嬉しかったですね。
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鷹央は相変わらず、口は悪く、破天荒であるが、鋭い観察力と医学の知識から的確な診断を下す、今作では白血病の小学生の男の子に物語を聞かせてあげる一面を見せ、感動を誘う場面もあって人間味も感じられて良かった。自分より年下の患者を看取るのが怖いこと、死についてのことは痛感されられる思い。様々な症状を訴える患者だが、色々と検査をしてもはっきりとした原因が分からず、見落としがちな病気が隠れているかもしれないのを的確に診断できるのは頭が下がる思いである。小鳥先生も精神的な支えとなっているのが良い。次作も期待。
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ペットボトル毒物混入、吸血鬼、天使と素敵な事件ばかり。全編泣かせに来るとは思わなんだ!!1作目より好きです。
たぶん表紙絵で損してるよなー。もったいない。
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人が人を想う気持ちは、やっぱり素敵だなと思う。甘い毒、吸血鬼症候群、天使の舞い降りる夜、すべて泣ける話でした。鷹央先生は人の立場に立って考えられないって設定らしいけど、全然そんなことない。もう一度読みたくなる本でした。
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良い話だった。
最後はちょっと泣けたよ。
どの話しも
思いやりのある話でしたね。
最後の話は
天久鷹央の過去が語られ
これがいい味出してるんです。
次も友達から
借りてあるので読むのが楽しみです。
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天久鷹央の推理カルテシリーズ、2作目。
いかにもラノベ風な装丁とキャラ造形でありながら、中身は結構な専門用語が飛び交っている本格医療モノというギャップがまず面白い。不可思議な症状を鷹央の天才的頭脳で見事診断していくという推理モノとしての魅力は当然あるが、鷹央自身の成長物語としても今作は楽しめた。最後は思わず涙腺が緩んじゃったかな。
ただ、鷹央が診断医として天才的であるのはいいとして、彼女以外の他の医師達が無能過ぎじゃなかろうか。2話目の悪徳病院はともかく、鷹央のいる天医会総合病院も管理が結構なまでに杜撰だし、1話目の患者の症状を完全スルーするなんて、、、目が点。読み物だからいちいちツッコむのも野暮かもしれないが、私はこんな藪医者揃いの病院なんて行きたくないと思ってしまった。
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2冊目。
プロローグとのつながりが面白い。もう一回読む感じになる。
最近、病理医のドラマもありますが、診断をくだすということに注目され始めてますね。
医者としての限界など、本当にジレンマなのでしょうね。。
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医療系ミステリではあるが、中高生が好みそうな軽い内容。主人公が27歳の副院長で、その時点で驚きだが、回診中であろうと部下を私用で呼び出したり、病院の屋上に家を構えて住んでいたりなど、突拍子もない設定に医療系ミステリとしての現実味がとても薄い。頭を使わず気軽に、ライトノベルとして割り切って読むにはちょうどいい。