紙の本
医学探偵の歴史事件簿2
2023/12/30 09:36
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「快刀乱麻」とあるが、分かりやすい分、危険性もあるのだが、やはり読みやすく魅力があることも事実。中臣鎌足の話は面白かった。
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何事も定点観察というのはおもしろい。
著名な人も、結局は些細な身体の痛みなどで苦しんだりしていたようだ。
歴史もまた、病気が暗躍していそうだ。
おもしろく読んだ。
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歴史を医学で微分するという切り口は変わらず,面白い.論文による事実のみに依り,淡々とした筆致ながら一気に読まされる.続編を希望する.
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ダーウィン、ミトコンドリア→「ヒトの脳にはクセがある」、モンゴル帝国、バルカン半島、ペスト→「新戦争論」参照
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歴史上の人物が抱えていた病気を考察。記録に残っている症状や行動などから病名を推理していく。知らない病気ばかりだけど、前著と同様にすらすら読める。
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アルカポネは梅毒だった。スティーブ・マックイーンは「丸山ワクチン」を使っていた。小ネタが豊富な一冊。
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相変わらず、それぞれの話が短めで、つまみ食いの軽さ。
まあ、これが新書の真骨頂なのかも。
湾岸戦争の兵士たちに与えられた薬剤やワクチンが、
ALS、筋萎縮性側索硬化症の原因ではないかとされる話や、
ヨーロッパの画家が、
エジプトのミイラの粉末や王侯貴族の心臓の粉末を顔料として使っていた話は、
衝撃的だった。
しかし、それにしても、
ソ連の歴代指導者のイラストの下に書かれていた、
「ツルツルとフサフサの交代パターンが続いている」というコメントには、
そのハゲ話、本文に関係ないやろー、と突っ込まずにはいられない。
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イエスの奇跡に科学的な証明を試みる
というのは数多く記されていますが
この本でも
寝たきりの人間が歩いた奇跡は
もしかしたらこういう治療だったのでは?
と推察したりしています。
あと、さまざまな感染症の話題も。
エボラ禍が世界を震撼させたけど
人々の交流が深まるほど
土着の感染症が広がる可能性も増える。
それはもう止めようのない事実として
予防と治療開発につとめなくては
ならない時代になったのかも。