紙の本
やさしい気持ちになります
2017/01/16 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かない - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎は初めて読みました。
はげ頭のオヤジが死後、美女に代わって7日間だけ現世に戻ってくるというストーリーで、それだけで面白そうですよね。
中身も面白く、ついつい引き込まれて読みました。
紙の本
笑える話です
2016/08/21 22:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
何も知らないまま死んでしまった者たちは、真実を知らずにいたほうがよかったのではないか。それをコメディとして笑えるように描かれている。
1つ1つのことだけみるとなんともないことも真実を知ってそれらが繋がると残酷な事実が説得的に浮かび上がってくる。その描き方は巧妙である。
投稿元:
レビューを見る
高卒でデパートに就職し、現在課長となった椿山課長が病にたおれた。
死後の世界と現実との狭間で、やり残したことを片付けるために3日間だけ似ても似つかぬ姿で現世に戻る。
父、めいどにいた少年、武田、どの人とのやりとりもとてもおもしろかった。
特に椿山の父のくだりは涙なしには読めませんでした。
浅田次郎さんの作品はじめて読んだけど、ユニークかつ深くおもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
嗚呼、さすが浅田次郎。
滑稽で、愉快で、お惚けで、泣けて、そして最後には一つ所に纏まるストーリーに、時間を忘れて一気に読んでしまった。
椿山課長の本人が気づかなくとも誰が聞いても「それはないだろう!」と突っ込みたくなる納得の邪淫の罪、佐伯さんの愛と慎ましやかさ、息子の逞しさ、連ちゃんの思い、中陰役所のお役所仕事とマヤの人間臭さ、そして結局悪人のいないホンワカストーリー。どれをとっても納得だ。
下りエスカレーターに乗ったであろう武田と父の姿に、親指を立てて溶鉱炉に降りてゆくターミネーター2のシュワちゃんを見た。
読み終わってなんとなく心が温かくなると同時に、いつ死んでも思い残すことがないように、しっかり生きなければいけないと感じた。
投稿元:
レビューを見る
2015.9.5読了。
わかりやすいハッピーエンドではないかもしれないけれど、優しい読後感。
いま突然死したら私は悔しい、って思えるほど一生懸命生きれてるかな。なんて思ったり。
佐伯さんの愛に感動。
投稿元:
レビューを見る
読み始めて、最初のほうは、「むう、わかりやすい感じの人情物小説かなあ。まあ、あんまグッとは、こないかなあ~」とか、大変失礼な事を思いながら読んでいたのですが、いやいや、とんでもない。
読み進めるほどに、ジェットコースター的に面白さが加速していきまして、椿山課長、真っ直ぐやくざの武田、賢く優しい雄太君の、三者三様の人生?というか、幽霊生?が、上手い感じに絡み合って怒涛のクライマックスに到達する展開、いやはや、お見事でした。
浅田次郎さん自身の人生観やポリシーといったものが、相当に確固として登場人物の造詣に反映しているんだろうなあ~というところも、素敵ですよね。俺はコレが正しいと思うの!人として!という、浅田さんの心の声が響きまくってる感じ?
根っからの悪人、というようなキャラが登場しない?ようなストーリーも、最初はちょっと物足りない感じがしたのですが、読了したときは、ああ、これでいいだろうなあ~と考え方を改めた次第。現実世界には、根っからの悪人は、多分多いと思われますので、、、優しさに満ちた寓話、ファンタジーとしてのこの物語には、悪人を登場させるのは相応しくないんだろうなあ~と考えるのです。
邦画での映画化、ドラマ化されており、韓国でも2016年にドラマ化?されるようですが、ハリウッドで、ええ感じに映画化して欲しいなあ~とも思います。
なんとなく、古きよきハリウッド映画!って雰囲気があるんではないかなあ~とか思ったのです。
投稿元:
レビューを見る
死後の世界への不安が取り除かれるような話。
死後に現世に戻り,知らなかったことを知ることが
果たして幸せなのか,考えさせられるところもあった。
掟を破ってしまった時,果たしてハッピーエンドで
終われるのか,ハラハラしました。
ハッピーエンドで片づけてしまわず
きまりを破ったら,ちゃんと罰があったこと
でもブラックな感じにはなりきらずまとまっており
とりあえずホッとしました。
課長のお父さんってすごい。
でも,だからこそ幸せになって欲しかった
気もします。
投稿元:
レビューを見る
初浅田。もう何て言って良いか、分からん。笑いあり、涙ありの素晴らしい作品でした!最後は心がジーンと温かくなりました(^^ 嗚呼、読書ってホントいいですね☆ミ
投稿元:
レビューを見る
遅ればせながら、初めての浅田次郎さんの本。
沢山の賞を受賞してる事に納得しました。
もっと早く読めば良かったな
投稿元:
レビューを見る
ちょっと 心が落ち込んでしまったとき
ちょっと 人が煩わしくなってしまったとき
ちょっと 心を耕したいとき
明日は きっと 今日より
よくなる!
そんな時に
ぜひ お薦めの一冊です
投稿元:
レビューを見る
とても面白く読めた。
けど、やっぱり奥さんと嶋田さんの関係はすごく嫌だったな~。
あの2人と陽ちゃんがこの先どうなるのか最後に気になるとこかな。
それ以外はすごく良かったと思う。
投稿元:
レビューを見る
泣き笑い。
JOKERのようになってしまった。
そこかしこで吹き出してしまうくらいユーモアたっぷり。でも次の文章で泣いている。
いろんなことを考えてしまった。
私たちは生きている間、言いたいことの半分も言えてないんじゃないか。愛しているのにその思いの半分も伝わってないんじゃないかと。
投稿元:
レビューを見る
こちらも友人に勧めてもらって読みました。
シリアスとコメディが絶妙と聞いていたのですが、まさにその通りで、そのバランスの良さからものの3日で読了しました。
本著は主人公が無念な死を遂げるところからはじまります。そしてそれを晴らすために現世に3日間戻る話ですが、その間に自分の息子に血の繋がりがないこと、妻がずっと不倫していたこと、知らぬ間に自分を1番に想っていた人を手放していたこと、実の父親が嘘をついていたことを知るなど、知らなければ幸せとも言えようことを知ることになります。
無念を晴らすはずが、さらに悲しみを背負ってもう一度あの世に戻るのですが、その軽快な書き口と、幸せと不幸のこれまた絶妙な配合からさっぱりとした読了感で終わります。かなり多くの理不尽が詰め込まれているはずなのに、嫌な後味がない不思議な作品ですが、その不条理については考えさせられる作品です。
フィクションなのに、妙なリアリティがあり、そこが魅力の作品だと思いました。
浅田次郎は初めてだったのですが、他の作品ももっと読んでみたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
突如、死を迎えた人々がやり残したことを果たすため、三日間の期限付きで現世へと舞い戻る。デパートの営業課長、小学二年生の少年、ヤクザの親分の三人は仮初めの肉体を得て、それぞれの目的を果たそうとする。
人間同士の愛情には正しさはなく、歪んでいるからこそ光るものもある。
投稿元:
レビューを見る
流石のほのぼのモノ
死がテーマなので重いところもあるし、大袈裟なところもあるけど、綺麗に笑いに変えられるて、ちょっと泣ける
懐かしい感じでたまには良い