紙の本
お金について知るために読んでおきたい一冊
2015/09/08 23:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このタイトルに書かれていることは、まさに私が疑問に思っていたことでした。一日中働いても、やっと生活できるほどしか賃金をもらえないという実態はおかしいのではないかと感じていました。そもそも、こんなに働かなくても世の中は回るような気がします。日本人がお金についての知識が少ないことは確かです。この本を読んで、まずはお金について勉強することです。そして、新しいお金の時代が来ていることを知ってほしいと思います。
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終章を読まないと、この本の本当の真意が見えなかった。
体で感じたからこその内容。
こういう視点を持って旅をしてみよう、生きてみよう。
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お金を稼ぐことは目的でなく手段。儲ける事とは、信じるもの。自らを信じる人と信じられる人を増やすこと。
楽しく暮らせなければお金があっても意味ないからね。
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お金とは何か?幸せとの関係は?旅から学んだお金の歴史、様々な現状を踏まえ見えてきた未来を語る。信頼と儲けの関係とは?幸せになり幸せにするにはお金という道具をより知るべきだと近々感じている。
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前半はお金の歴史や仕組みの分かりやすい解説。読めば読むほど日本人はお金を「道具」として使いこなす方法を勉強してないまま大人になってるなと思う。後半はお金は「信頼の媒介物」であるということが語られる。ネット上に構築された個人の「信頼」がお金に取って代わる可能性もないとはいえない。一部ではその動きが始まっている。確かになあ・・という感想。
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わかりやすく、読みやすく、買ってすぐに読んでしまった。他の本を買う予定だったのだけど立ち読みしてて思わずこの本に変更。
お金について深く考えたとこなかったけど、人が考えた単なる仕組みであって、それが幸せに繋がるわけではない。
目的ではなくあくまで手段として使うべき。
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お金とは何か、世界のお金にまつわる歴史からひも解いてあり、じゃあそんなお金をどう使うべきか、ということが書かれています。
一般知識としてとても勉強になりましたし、いつか投資してみようかなとも思えました。
ただし、それで本当に幸せなお金持ちになれるのか、という点については、確信できるものではないかなと思いました。
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「お金を稼ぐことが目的になってしまってる」「お金の裏にある繋がりを大事にしよう」など、他の書籍でも見かけたような言葉が多く並んでいた。
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面白かった。
信頼。つながりキャピタル。道具。
でも、なんだかしっくりこないところもある。
なんだろう。読みやすいし、ポジティブ。ただ、なんだか底が浅いようにも思えるのかな?
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最近お金に関する本は日本を卑下することで成り立っている気がする。決してすべての日本人がお金を汚いものだと思っているわけはないだろう。もし汚いというのならばなぜこの国の貯蓄残高が世界一だったのだろうか。投資をしないのが否なのだろうか。お金に関してオープンにしないことが汚いというのならば著者も立派に汚い扱いをしていることだろう。
この本の印税はいくら?給料は?年収は?お金に関して汚いと言い放つのならばそれぐらいは開示してもらいたいものだ。おおむね日本人=お金を汚いとはそんなもんだろう。
グラミン銀行は果たして本当に新しいお金の使い方、お金の教育となるのだろうか。良く調べればわかる事世界に特別なお金や銀行は存在していない。
言い値で買うのは否なのか経済というものを回すための方法を考えてみよう。定価は決して日本で生まれたものではない。お金という存在が生まれた時にすでに存在しているはずだ。
投資とは何か?投資の根本的な目的を考えてみる。
自由経済の中新たな貨幣は決して認可されることはないだろう。今はやりのビットコインというものが基軸通貨になることはない。それがお金がお金である答えだろう。
著作権とお金。
投資と投機の違い
決して今の経済、金融のやり方が正しいとは思えない、いやむしろ著者の言うようにおかしな方向へと進んでいると思う。だからといってその経済基盤がすべて否となることはありえないだろう。本当の経済は、本当の金融は日本の過去を考えることに尽きる。そこから改めて考え直しそれでも日本人がお金を汚いものだと考えているというのならば仕方がない。その考えに陥ったのは外国の影響だと自分では考える。すなわちイコールで結びつけるべきものではない。
ネット社会がすべてと考えることが新たな過ちの第一歩だと考えられないのか。ネット、フェィスブックは絶対のものなのだろうか。そこから考え直さなければいずれ同じ過ちを犯すことだろう。
時間的・空間的制限を一挙に解放させたことがこの世界を混乱させている。必要なものを必要なだけから何でもいいから消費をする世界への入り口になったことに変わりはないだろう。
依存や妄想は過去の遺物ではないそれは今、現時点でも生き続けているとは思えないのだろうか。新しいものは肯定的にとらえやすいだがその新しいものは過去の遺物の上に成り立っている。考え方を改めなければいずれまた同じことを繰り返すことだろう。
お金はあって迷惑の物ではない。だがありすぎるという事が迷惑なのだ。お金と心。経済と幸福はトレードオフの関係、いずれも持ちたいと考えることから見直さなければならない。
大切なのはお金ではないお金を得ることができる体験なのだという事。見直される社会を一人一人が取り戻してもらいたい。
此処では根本的なことを忘れてしまっている。日本は数多くのなかでも物価が高くそれ合わない収入しか得られないという事。
日本人は世界一お金のことを知らない
お金とは何か
新しいお金の世界
お金=汚いものという無意識を捨てる
物の価値を自らの目で見極める習慣をつける
お金について学ばなければお金に振り回される人生を送ることになる
紙切れがお金になる理由の中に幸せのヒントが隠されている
お金とその仕組みは、時代に合わせて進化し続けている
お金そのものには何も価値はない
他者から自分への信頼がなければ、人はお金を使えない時代が到来した。
保有するお金の量としあわせの大きさは比例しない。
働く目的を変えることが、幸せなお金持ちへの近道になる。
信頼を築かずに得たお金は、人を遠ざけていく
信頼が集まる人のところに、お金も集まる。
幸せなお金持ちは、信頼できるものにお金を託す。
手元のお金を増やすだけでは幸せになることができない時代が到来している。
信頼の媒介物としての役割をインターネットが担う世界が始まっている
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きっとこの人は旅をして、今までのことを振り返って最後にたくさんの人に支えられていたんだ僕は!って感動に浸りながら今までの知識を活かしてこの本を書いたのだろうけど、
結局実があるのはその感動だけで、のこりはなにも言ってないに等しいのではと思ってしまった。
証券会社時代のことを売りにして本書を出しているけど、本書を読む限り証券会社は肌に合わない人だったのではないかと勘ぐってしまう。
ただ参考文献に良書が多そうなので、それをあたってみようと思う。
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お金についての知識があまりにないことに自分で不安を覚えていた時に本屋さんで出会いました。
ちきりんさんの「世界を歩いて考えよう」が面白く読めたので、お金を切り口にした旅行記だと思ったら面白く読めそうだなと思ったので。
その感覚は当たりだったと思います。難しくなく軽い調子で読めます。
タイトル通りのことを期待するとちょっと肩透かしを食らうのかな。
リーマンショックを経験した元証券マンによる著者の「お金とは何か?」を求めた世界旅行記です。
印象的だったのは、以下のような点かと思います。
線を引いたり付箋をつけながら読みました。
・「時間」は誰もが平等に持っている資産だが、お金は他者の「時間」を手に入れることができる
・ポジティブお金観とネガティブお金観、そして「投資」と「投機」の違い
・お金もインターネットも人間が便利に豊かに生活するための道具、しかし、人間はそれをコントロールしきれていない
・シェアと信頼のキャピタリズム
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証券会社に勤務していたこの本の著者が、リーマンショック後に会社を辞めてから、2年間かけて世界40カ国を旅をして、ついに理解した「お金の仕組み」について書かれた本です。
お金の機能としてよく言われる3機能(交換支払、価値尺度、蓄積可能、p104)ですが、著者は、インターネットを信頼の媒介物とする「お金を介さない交換」が、その機能を持つことで、新しいお金の世界の到来を予測しています(p279)。
この点が私がこの本で一番知りたいポイントでした。現在私たちが使っている「お金」が他の新しいものに置き換えられる時代が迫っているのかもしれませんね。新しい考え方を与えてくれた本でした。
コロンビアで身ぐるみ剥がされた恐ろしい体験をしながらも、それをインターネットを利用して克服したこの著者のバイタリティーに敬服しました。ピンチに遭遇した時の対応で、その人の大きさが決まる、という好例を見させてもらいました。
以下は気になったポイントです。
・繋がりキャピタリズムとも呼べる新しいお金の世界について理解することで、お金を稼ぐ手段である「働く」という行為や、お金でつながる人々との付き合い方さえも、豊かになるという事実を伝えたい(p7)
・お金は本来、人間がより便利に、より幸せになるために生み出した、偉大なる発明である(p30)
・インド人に優秀なビジネスマンが多い理由の一つに、値札のない買い物という暮らし方が影響している(p45)
・世界で初めて一般向けの定価販売を始めたのは、日本の三井高利が開いた越後屋(後の三越)であると言われている(p47)
・お金持ち=幸せ、という方程式は成り立たない、とおいう意外な事実に気づいた(p53)
・リーマンは、返済支払に必要な資金を調達できずに、64兆円という史上最大の負債を抱えて倒産した(p67)
・現代に続くお金の源流が生まれた国、エジプト、貨幣が生まれた、トルコ、紙幣が生まれた、中国・イランを巡って、「お金とは何か?」という答えを導き出した(p79)
・お金という概念がなった時代は、一日のうち何割かは、どうしても食糧などの生活に必要なモノをつくる時間にあてなければならなかったが、お金を発明することで、働くという行為を多様で豊かにした(p102)
・紙幣の発行権は、その信憑性(重さ正しいか、混合物一定か)を補うに足りる武力と富を持っていた権力者に集中していった(p108)
・Aという商人が両替商に100枚金貨を預けると、預かり証として小切手をもらう、商人Aが商人Bと商品交換するときに、AはBに金貨を渡すのではなく、小切手を渡す。Bはこれを両替商にもっていけば金貨を受け取れる(p109)
・議会の監督下に経営権をおく形で1668年に設立されたのが現在のスウェーデン国立銀行、これ以降、中央銀行がお金を発行管理する仕組みが世界に広がった。1688年にはイギリスにイングランド銀行が設立された(p117)
・お金を受け取る前提として3��の信頼が必要、1)お札を作った人への信頼、2)交換する価値があることの信頼、3)他社がお金に対して寄せる信頼(p134)
・お金が価値ある実物との交換を約束されない不換紙幣となった現代においては、お金を稼ぐことも、お金を使うことも、本質的には「信頼の取引」となった(p136)
・現代のお金において知っておくべきことは、1)40年前につく出された仕組み、2)不換紙幣であり、信頼の媒介物となっている、3)信頼がなければお金を使うことすらできない「新しいお金の世界」が到来し始めている(p139)
・お金がないことと、心が貧しいことは別だということを悟った(p158)
・お金持ちになる、ということの本質的な意味は、人間が持つ、平等で絶対の資産である「時間」を自らのものとして使えるということ(p160)
・最も大切なことは、人と人との信頼関係そのものを醸成していくこと。お金とは自らが生み出した付加価値の対価として受け取るもの。お金を支払うことは、その相手に自らの信頼を渡すこと。なので必ずしも安ければ良いものではない(p179)
・ポジティブお金観をもったお金持ちは、お金を自分と他者が幸せになるための道具として使う、それを通じて、誰かを喜ばせ、信頼関係を築くことで、さらにお金が増えていくことを知っている(p201)
・お金が欲しければ、まず、お金を稼ぐ(働く)ことは、お金を使うことを通じて、他者との信頼関係を築くこと。信頼関係のあるところにお金は集まってくる。お金が「信頼の媒介物」であるという意味(p203)
・ボリビアのポトシの銀が欧州へ大量に運ばれ、そこで初めて、世の中に「金余り」という状態が生まれた、そして、投資・投機する必要に迫られた(p221)
・ポジティブお金観を持つ人は主に「投資」、ネガティブお金観を持つ人は「投機」を行っている、お金を託す行為自体もそれに向けた姿勢と方法が異なるので(p224)
・お金を持っている側は、「いつまでも待てる」という、お金の不変性に基づいた絶対的な交渉力こそ、お金だけがもつパワーであり、お金を借りることに利子がつく根本的な理由である(p246)
・ポジティブお金観を持たずに、自給xxx円という仕事に何の疑問もなく時間を費やして、そこに学び、信頼関係を築くといった意識を持たずにいると、それは単に自らの生命(時間)をお金という便利な道具を手に入れるために交換していることと同じになる(p247)
・リーマンショック時に世界の金、株式、債券、実体市場の合計が、約1.3京だったのに対して、店頭デリバティブの想定元本合計は、4.93京円と言われている(p251)
・2014年現在で、世界におけるインターネット利用者は約29億人(Facebook 12.8億人)、インターネット普及率は先進国78%、途上国32%、人口比ではインターネットユーザーの3分の2は、途上国の人(p265)
・カウチサーフィンのサービスのポイントは、ホストもゲストも互いを評価し合い、その結果が公開されているという点、つまり「信頼の可視化」である。この仕組みを利用する上で大切になる���は、可視化された情報をもとにホストが信頼できる人物かを自分の目で見極められる必要がある(p273、274)
・カウチサーフィンには、バウチ、という機能が備わっている。特に信頼できる相手には、宣言とともに、誰をバウチしているか、どんな評価を受けているかを確認できる(p274)
・インターネットがお金に代わり「信頼の媒介物」となると、私達の「所有」という概念が大きく変化する。従来のお金を媒介として「交換」ではなく、共感をベースとした「共有」、さらには「消費」ではなく、「共創」へとなる(p280)
・お金にまつわる行動を新しくすべき時のポイントは、1)時間的・空間的な制限からの解放、2)つながりを自ら選ぶ時代、3)加速するシェアの文化(p285)
・だれと共感し、つながるか?は、「だれと、何を共有するのか?」を決定づける。私達がつながる相手が大切にしている価値観は、彼らがどんな技術やリソースを持っているかを決め、その技術はリソースが互いに共有できるものとなるから(p291)
・つながる相手として、何を大切にしたいと考えている人を選ぶのか、この選択が、つながりを自由に選べる時代において重要になっている(p292)
・お金を介した交換で他者から手に入れた商品やサービスを自分一人で消費することに、それほど大きな喜びを見出せなくなっている。消費という行為そのものは、私達自身を真に豊かにすること、信頼関係を築くことにつながらないと気づき始めたから(p295)
・他者との「つながり」が資本となり、新たな仕事や豊かさをもたらす世界、「共感し、共有し、共創する」ことで、つながりを多様で豊かなものにし、結果として「お金」が集まってくる世界=つながりキャピタリズムの時代が到来している。この変化は、私達の「働き方」へのパラダイムシフトを起こし始めている(p297)
・墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠る時、我々は素晴らしいことをしたと言えること。それが重要だ、スティーブ・ジョブズ(p310)
・数値化できない「信頼を見極める力」は、肉体を用い、五感で「感じる」経験を通じてしか、磨くことはできない(p315)
・私達が手にしたお金は、私達が築いてきた「自らを信じてくれる人」と「自らが信じる人」との信頼関係そのもの(p337)
2015年7月26日作成
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題名に対する答えは載っていないが、生きる上で金の話を切っても切り離せない。ただ、その中でお金への価値観と目的は直結することと、投資と投機の話は勉強になった。チューリップバブルの話は本質的で分かりやすい。あお金はあくまでも媒体物としての道具だ。
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内容が薄かったです。
40か国回っても、滞在期間が短ければ、上辺しかみえないのでは、、、
また、題名と内容が違うところもダメと思います。
次作を期待しています。