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花神(中)(新潮文庫) みんなのレビュー

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みんなのレビュー53件

みんなの評価4.2

評価内訳

53 件中 1 件~ 15 件を表示

「長州に村田蔵六がいては、とても幕軍に勝ち目がない」

2023/09/14 19:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻では、長州ファイブの留学、蛤御門の変、長州征伐、そして第二次長州征伐までを描きます。蔵六は「軍政専務」という重責に抜擢され、遂に歴史の表舞台に躍り出ます。408頁からの「四境戦争」は、まさに中巻のクライマックス。蔵六の打つ手が悉く当たり、幕軍に勝利していく様は、痛快の一言。それにしても、勝海舟が蔵六が世間に認知される前に、「長州に村田蔵六がいては、とても幕軍に勝ち目がない」と発言しており、その眼力には驚きました。

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江戸ニ百数十年の哀しい武家美学の崩壊。

2004/02/20 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しゃくとり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 幕末の長州藩に戻ってきた村田蔵六(のちの大村益次郎)が、タクチーキ(戦術)とストラトギー(戦略)をもってして、石州口の戦いで幕府軍を壊走させるに至るまでを描いたのが、この「花神」中巻です。
 女房のお琴には「とんぼ獲り」と言われ、請われるままに、国元を離れて暮らしていた村田蔵六が、政治家桂小五郎の政略により、倒幕軍の司令官となり、怜悧な視線で、300年の封建社会を背負った幕府軍の武士たちの最期を見届ける、その姿が脳裏に浮かびました。
 村田蔵六は技術屋でしたから、「道具」にこだわった。幕軍は「美学」にこだわった。生きていくために、「実」の部分に徹底的にこだわったのが村田蔵六かもしれません。江戸時代というのは、二百数十年も平和が続いた時代だったので、それなりの「ひずみ」や「ゆがみ」の上に成り立っていたのでしょう。そこには「進歩」に対する抑圧があり、「開国」によってもなお開かれぬ社会だったのでしょう。
 村田蔵六がこだわった銃に「ミニェー銃」というものがあります。所謂ライフルのことだそうですが、技術の進歩を理解する力というものは、社会体制をもくつがえすものなんだなぁ、ということを感じ入りました。現代社会も、どんどん道具としてのコンピューターが進化していますが、その意味をどう理解して、どう捉えて、どう活用していくか、ということで、これからの社会の在り方自体も変化していくのだろうな、ということが、ふと頭をよぎりました。
 また、「戦う」ということは、何と戦うのか、というところが、一番の問題だと思いました。幕府に命令されて戦うことになった幕軍は、「なんのために」戦うのか、といった部分が希薄だったのでしょう。これは、言ってみれば、戦闘などのような特殊な状況のみに当てはまることではなく、日常の生活の中でも言えることではないかな、と思いました。
 私のように歴史小説をあまり読んだことのない方は、是非、この「花神」中巻を読んで、いろいろ考えてみて下さいね。(^_-)☆
 

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2005/11/26 19:55

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2006/10/08 10:18

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2008/06/21 13:02

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2011/06/04 21:48

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