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文章が話し言葉風で気になったけれど、書かれていることは、発想法を実践的に紹介していて、参考になった。書き出して、持ち歩き、いつでも実践できるようにしよう。
目次だけで、本書の内容をおさらいできるようになっているのは、良い。
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アイデアの誤解
1アイデアとは、その全てが素晴らしいものでなければならない
2アイデアとは出た瞬間に完成に近くなければならない
アイデアの実際
1アイデアはその殆どはクダラナイ、ボツ案である。だから沢山出す。その中に素晴らしいアイデアがある
2アイデアは、不完全て突っ込みところ満載。最終的な企画のパーツでしかない。しかし、企画が持つ価値の源泉こそがアイデアである。
アイデアを出しやすくする3つの前提
1アイデアとは組み合わせでしかない
2アイデアとは単なる選択肢でしかない
3アイデアとはワガママから生まれる
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著者の加藤氏は博報堂の方。
名著「アイデアの作り方」を踏襲。もう少し詳しく、かつ丁寧に書いてくれているという印象。
広くビジネスパーソン向けと思っていたが、商品企画/広報よりの内容な印象を受けた。
備忘録。
・議題が大きすぎるとアイデアが出ない。
・属性列挙法。
・マンダラート。
・SCAMPER
・チームでのアイデアだしでありがちなのが、アイデアとして出た意見を企画として判断すること。先ずは評価に値するアイデアかどうかを判断し、その後企画化するための手段を検討する。
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アイデアはたくさん出す。アイデアは不完全だが価値の源泉である。
アイデアとは、「組み合わせ」でしかない。
アイデアとは、単なる「選択肢」でしかない。
アイデアとは、「わがまま」から生まれる。
細かく分割して考える=一部を解決する。
属性列挙法=課題の属性を書き出して、それを変形する。
マンダラート=9マスのフォーム。真ん中に課題。周辺を埋めて、さらに周辺を中心して、マスを埋める。
SCAMPER=代用品、結びつける、応用する、修正あるいは拡大、他の使い道、削除あるいは削減、逆または再編成できないかーーーマンダラートと併用する
更に細分化した質問をする=SCAMPER細分化
ブルートシンク=ブルートシンク単語帳から任意に単語を選んで連想して課題と組み合わせる。
死者の書=古代エジプトの象形文字の図形から連想したものと課題を組み合わせる。
「紙」に助けられている。出たアイデアは、必ず紙に書く。太いペンで一枚にひとつ。文字の下手さが目立たない。=アイデアスケッチ。
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課題が大きすぎるとアイデアが出ない
課題を細分化する、要素に分解するだけでアイデアは出てくる
属性列挙法
①課題を決める
②課題の属性を書き出す
名詞的属性
形容詞的属性
動詞的属性
③書きだした属性を元にして、アイデアを出す
問いかけ もっと利用する
問いかけ 別の物に置き換える
マンダラート
①課題を決める
②最初のマンダラを埋める
③2つ目のマンダラを埋める
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IT研究者のひらめき本棚 ビブリオ・トーク:私のオススメをみて読みたくなった。
アイデアは自分の経験と知識の範囲内でしか生まれない。
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[関連リンク]
『発想法の使い方』でアイデアと身近になってみる | シゴタノ!: http://cyblog.jp/modules/weblogs/18904
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・サラッと読み終えることができた。
・例、図解が多くわかりやすい。雑でも、思いついたことをとにかく書き出すことが重要なのだと納得できた。
・考え方の手法によって異なるアイデアが出てくるというのも面白い。
・アイデア出しが求められていない時にも、日常的に試してみたい。
・アイデアを他人の目に晒すことの重要性を知ったため、自分でボツにせず勇気を出して共有していきたい。
・複数人でアイデアを出し合った後、ピックアップする観点をもっと知りたいと思った(この本の主題とは違うが)。
・よく言われるブレーンストーミングの「批判厳禁」は誤訳で、原典は「(個々のアイデアの良し悪しの)判断後回し」というニュアンスだという話には衝撃を受けたが納得した。
・ブックリストに挙がっている本も読んでみたい。
--概要--
・アイデアは自分の知識や経験の組み合わせでしかない。その知識や経験を引き出すために考案された様々な方法を紹介。
・考えているテーマについて属性に分解して深掘りする方法(テーマからは遠ざかっていくがそのまま進める)もあれば、逆に、関係ないものから連想して、こじつけのような形でテーマに近づけていく方法もある。同じテーマ・同じ人でも、考える方法によって出てくるアイデアが違ってくる。
・ダメだと思う「ボツ」案も消さずにそのままにしておき、極力、仲間に共有するべきである。自分と他人の評価は驚くほど異なるものであり、自分のアイデアの可能性を自分で潰してはならない。また、アイデア自体が採用されなかったとしても、他の人が新しい発想に至るきっかけとなる可能性がある。
・アイデアの共有方法も重要である。口頭ではなく「アイデアスケッチ」で。1枚に1案。大きな文字で、短く簡潔に、具体的に書く。イラストなどを雑に入れると正しく伝わらなくなることがあるため控える。
・似ているアイデア同士を「◯◯系」などとまとめない方が良い。少しの違いも、他の人から見たら別のアイデアとして捉えられる可能性があるため。口頭で発表する際にも「◯◯さんと同じですが/似ていますが〜」と言わない。
・会議をする際も、一つひとつのアイデアの良し悪しの判定は後回しにし、まずはアイデアを多く出し合うことに専念すること。賛成の場合、褒めるだけではなく、「それならこのような案も」と言い換えることで新たなアイデアが生まれる。アイデアをピックアップする際は、現在のリソースで実現不可能なものを完全に消すのではなく、どうすれば実現できるかを議論して今後に繋げる。
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面白かった。ライブでレクチャーを受けているような感じで読めた。
こんな本が自分が働いている頃にあったらよかったなあ。
でも、プライベートでもアイデアが欲しい場面ってあるので、そのようなときは、この本で学んだことを使ってみたい。面白い発想でいいアイデアが生まれたらいいな。
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博報堂のマーケターで、「考具」の著書が書いた書。
アイデアを出す ⇒ よりよいアイデアを選ぶ ⇒ そのアイデアを企画化する
この3つのプロセスの内、本書があつかうのは、①のアイデア出しの部分をあつかっています。
発想法というのは、たくさんのアイデアを生み出すという方法という意味です。
気になったのは次の点です。
■ 全体の流れ
①解決すべき課題がある
②アイデアをたくさんだす
③アイデアの共有、チームで検討、ブレスト、チームとしてさらにアイデアをだす
④よりよいアイデアを選ぶ
⑤そのアイデアを企画化する、もしくは、パーツとして企画に盛り込む
■ アイデアをだすとは
・アイデアとは組み合わせでしかない
・アイデアとは単なる選択肢でしかない
・アイデアとはわがままから生まれる
自分に素直になる
公私混同けっこう
個人の経験を反映する
みんなもわがままになる
■ 課題へのアプローチ
・細かく分割する 一気に全体を解決しなくてもいい、部分にわけて扱いやすくする
属性列挙法
マンダラート
形態分析法
アイデアボックス
フィッシュボーン
・課題を一旦ズラす アナロジー、類比、類推
パーソナルアナロジー法
場所エクスカーション法
ダイレクトアナロジ法
シンボリックアナロジ法
ファンタジーアナロジ法
動物エクスカーション法
職業エクスカーション法
NM法
・論理的に問いかける
SCAMPER法 代用、結合、応用、修正、他用、削除、再構築
ブルートシンク
オズボーンのチェックリスト
TRIZ
フェニックス
・直感に問いかける
死者の書 イメージした象形文字を選ぶ
カラーバス 色
カタログ法
インキュメーション法
入眠幻視法
■ 出てきたアイデアを共有、発展
・どうやって人につたえるか、
・読み物をつくっておく ⇒ 今なら ナラティブ化
・すべてを紙に書き出す
アイデアスケッチ カードに1枚、1アイデアで書いていく
タイトル
箇条書き、シンプルに 3,4行で
具体的に、具体的に
言葉で表現、ビジュアルは使わない
チームで共有
ブレスト
ブレーンライティング
ゴードン法
さらにチームでのアイデアの深堀りを
目次
はじめに
第1章 アイデアを出しやすくなる3つの前提
第2章 アイデアを出す① 課題を細かく分割する
第3章 アイデアを出す② 課題をいったんズラす
第4章 アイデアを出す③ 論理的に問いかける
第5章 アイデアを出す④ 直観的に問いかける
第6章 アイデアを描く
第7章 チームでアイデアを出す
おわりに
引用・参考文献
ブックガイド
ISBN:9784532113322
出版社:日本経済新聞出版社
判型:新書
ページ数:200ページ
定価:860円(本体)
発売日:2015年04月15日