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今まで明かされていなかった去年の出来事を解き明かしていく物語で、部内の人間関係が中心です
久美子は終始傍観者の立場で関わっていくが、上級生の葛藤に触れ関西大会での演奏の心構えぬも変化が現れます
最後の演奏のシーンは北宇治吹奏楽部の情熱を感じる描写でした。
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二年生のほとんどが前の年に辞めてしまった事件が明らかになったり、滝先生の過去が少し分かったりの北宇治高校吹奏楽部の夏(゜゜;)関西大会を目指す皆が熱すぎてついていけない(--;)とか、事件に関する話が重苦しい(T-T)とか、やっぱり読むだけでなく音と絵が欲しい!などとウダウダ思いながら読んでいたけれど、関西大会が始まってしまうと、あら不思議!音が聞こえて目に見えているような感覚に(;゜∇゜)そして鳥肌がたち、涙が…(ToT)
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関西大会へ向けた夏合宿やプールやお祭りの日々が終盤までは起伏薄め。強豪校のレベルの低下を当然のように期待したり、失敗を望む様子が、綺麗事かもしれないけれど運頼りみたいで、実際のミスには悲しくなった。でもずっと描かれず本番で満を持した合奏描写に盛り上がり、結果発表にドキドキして、苦しいくらいだった。
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果てしない夢を見るのは、愚か者か。
関西大会に向けて、ますます練習に励む北宇治高校吹奏楽部。そこに現れたのは、部を辞めた二年生の希美。しかし、副部長のあすかはその申し出を拒否した。部員の大量離脱の謎を探る久美子は――。
音楽の才能と努力について。コンクールについて。部活動について。吹奏楽部の経験はないが、多かれ少なかれ部活動においてぶつかる問題が次々に提示されている巻。しかし、麗しい女子の友情に収まるところが、またエンタテインメントか。嫌な奴という印象の優子の意外な一面が見えたり、あすかの底知れない感じが怖かったり。それにしても、吹奏楽部って、本当に練習がきつそうですね。合宿の件は、そんな練習して大丈夫なの、の連続でした。
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『2015年 9月 5日 第6刷 発行』版、読了。
シリーズ二作目。文体は一作目同様読みやすくて、夢中になればアッという間に読み終えることができます。
関西大会当日の演奏までの出来事を描いた内容でした。
アニメ二期でも前半の中心的な展開にもなった希美&みぞれの物語に、麗奈の滝に対する思いや、助っ人のはしもっちゃん&新山さん登場など読みどころがたくさんあるお話です。
自分はアニメから本作品に触れたので、原作小説であるこのシリーズでの主人公の久美子以外、ほぼ全員方言全開な会話にまだなれないところがあります。
……が、考えてみれば、むしろこの原作の会話の方が実は自然で、アニメ版はそれを上手に(そして見事に)丁寧にアレンジして見応えある作品へと昇華させているとつくづく感じます。
特に終盤の演奏本番の表現はアニメでは、ものすごく力の入った映像と音楽で魅了され、まさに原作で文章として描かれている内容を、絶妙に視覚および聴覚的に表現しております。
いずれにしても、原作小説である本作も、そしてそれを映像化したアニメ作品も、見事なほどみずみずしく高校の吹奏楽部の群像劇を描いていると感じた一作でした☆
そして当然ながら、この続きも読むぞ! ……と決めた一冊でもありますw
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関西大会までのお話。
リズと青い鳥のお話も含めながら話は進む。新しい講師、花火大会など久美子たちが成長していく様子が描かれる。
リズと青い鳥を観たときも思ったんだけどこの希美というキャラがあんまり好きになれない。無邪気に引っ掻き回すという役割を与えられているのでかわいそうな気もするけどやっぱりみぞれがちょっと可哀想かなと。
強豪校のトラブルもあって全国出場。というかやっぱりトラブルがないとこのあたりを押しのけて勝ち残るのは難しいという現実。次巻にも期待したい。
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アニメも観て思ったこと。優子ちゃんて初めは香織先輩と麗奈のソロに関して突っかかって、性格キツそう…と思ったけど、友達思いのいい子なんだなー、と分かる。
コンクールって、結果を聞くまでのドキドキが半端ないよな…って、懐かしく思った。
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中高8年間吹奏楽に時間を費やしてた過去の自分を思い出しながら読んでたけど、色んな記憶が蘇ってきてこの本読んで良かったって思った。
この本に出て来た楽曲を聴きながら読むのもまた臨場感が出て良かった。高校生の部活魂は本当に凄い。
最後の大会の結果発表は先に読んでしまわないように紙でスライドして隠しながら読み進めました。
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全国大会を目指すっていいなって思った。青春をすごい感じるし、この作者の文章表現がすごい好き。クライマックスはすごい鳥肌が立った。アニメを観たいし、音楽を聴きたい!
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久美子やみぞれや部員たち、それぞれに愛着を抱く。
部活や演奏への考え方、あるいは他者への想いは、登場人物それぞれに違う。
それらをすべてひっくるめて、コンクールというクライマックスに突入していく。
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終盤の関西大会のシーンは、わたしは吹奏楽の経験なんてないのに泣きそうになりながら読んだ。
感情のうねりがすごい。それってここまでの経緯があってこそのうねりなんやけど、それにしても、
すごいヒューマンドラマやな?
いやいや、べつにええねん。冷静になると
「そこまで?」
って思いたくなる距離感やけど、これこそ十代! これぞ高校生! なのかもしれん。
わたしが所属していたのは運動部やけど、やっぱり当時は家族よりも近いところにいたし、今、冷静に思えばあんなに四六時中よくいっしょにいれたなとか、よく自分のすべてをさらけだせていたよなとか思う。
大人になったらどうしても見栄を張りたくなる直前のころやから、さらけだす自分と見栄が入り混じって、こんなふうにぶつかり合うのかもなあ。
客観的に見てるのは「若いな」ってなるし、くどいけどわたしにも多少似たような経験があるから「ああ…」って思うところもあるけど、いい意味でも悪い意味でももう少し大人な距離感で学生生活を送ってた人から見たら、これは、どうなんやろう。笑
あすか先輩がだんだん末恐ろしくなってきた…(笑)。
次はあすか先輩の話なんかな?
みぞれちゃんの気持ちもわかる。わかる。(二度言う)
みぞれちゃんのようなタイプはなぜか、希美ちゃんのような人に惹かれるねんな。
これを全部女子で描かれるのも、たまらん気持ちになるなー。もちろん男女間の恋愛感情もちょっとだけ書かれているけれど、この距離感は、純粋と打算が入り混じってるよ。
これだけの熱量を表現できるものがあるのは、幸せかもしれない。彼女たちは音楽が。
わたしはいま、文章かなあ。だから、楽しいし、苦しい。笑
次も読みたい! そしてこれは確かに、アニメでみたらもっと「ぶわっ」ときそう。
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お嬢さんが学校の図書館から借りて来た本をGWの間にお借りして、読了。
1巻は読み始めちょっとで返却期間になってしまったので、全部読めなかったけど、2巻からだけどアニメは観てたのでってことで、読んでしまった次第。
アニメを観てた時も思ったけど、ほんと青春。
熱くて若くてキラキラしてて、ぶつかり合って、傷つくこともあれば、あああの熱量はもうないなぁ…と、羨ましい気持ちが時々口の奥からぬぉって出てくるorz
あかん。
お嬢さんは小5で学校のブラスバンドでホルンに出会い、今年中学で規模は小さいけれど吹奏楽部に入部。大会に出られる程の規模ではなさそうですが、まさにこれから青春、なんだなぁ…
是非謳歌していただきたい。
そして母は、本を読んで浸るのです。笑
過ぎし青春の日々に…
(大会に出られるほどの規模でない吹奏楽部出身…)
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コンクールって何だろう。
自分たちは、どんな理由で楽器をしているんだろう。
1度退部した部員が再入部を希望しているが、あすか先輩は頑なにそれを拒む。
久美子は双方の理由を知りたいが…。
☆努力がそのままの形で報われるわけではない。弱小と言われる部も、実は強豪校も、同じ目的地を目指し、練習を重ねている。
☆「はいっ!」のセリフは頭の中に響いた。また、部活練習が普通に行える日が早く来ますように。
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コンクールに向けての猛練習。
そこへ早朝から誰よりも一番に練習にやってきている2年のみぞれと、突如部活動に戻りたいと申し出た希美、それを許さない3年のあすか。
1年の久美子には事情が掴めないけれど、吹部で何かが起こっている。
シリーズ2冊目の見どころは、それぞれが抱える思いの違いだと思います。
みぞれの思い、希美の思い、優子の思い、夏紀の思い。
それぞれが絶妙にすれ違っていて、この年頃の女子の関係性がもどかしく感じました。
相手に執着したり、実はお互いにお互いを本当に理解はしようとしてなかったり、表面的な仲の良さと、客観的に見たときの関係性のギャップがうまく描かれていたと思います。
関西大会にかける各校の思いも感じ取れて、コンクールって見た目ほど華やかじゃなくて、みんな必死の思いで、たくさんの時間と労力をかけて、勝負をかけているのがよく伝わってきた。
勝ち負けのある世界だから、誰かが涙を飲まなきゃならない、すごく残酷な世界でもある。
負けたとき、勝ったとき、どちらも、かけた思いの分だけ大きい。
一巻の最初の久美子の反応と、二巻後半の久美子の心の動きを比べると成長を感じた。
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狭い部屋で吹奏楽部の発表を聞く機会があり、演奏の始めに全員が息を吸い込む音が聞こえて、それがなんかもう、色々なものが凝縮された音に聞こえてそれだけで泣きそうになったことがあります。
なんでしょう、部活を扱ったお話はたくさんあるのに、何で吹奏楽部だけ特別に見えるんでしょうね。最後に聴衆に向けて熱い固まりをぶつけてくるからかなぁ。
アニメ見ようかな。